今や人々の生活に強く根付いているQRコード決済やバーコード決済。その利用率の拡大は、実際にデータやグラフを見なくても、肌で感じている人が多いのではないだろうか。実際、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が公表している「コード決済利用動向調査」のデータでも、月間アクティブユーザー数の推移は2018年以降ずっと右肩上がりだ。
読者の皆さんの中にも、QRコード決済やバーコード決済を利用したことがある人が多いだろう。中には毎日のように利用しており、もう手放せないというヘビーユーザーもいるかもしれない。
今回は、QRコード決済やバーコード決済に関する調査結果をご紹介。利用経験者の割合は?利用する理由は?利用率の高い決済サービスは?など、気になるQRコード決済やバーコード決済のあれこれを一緒に確認していこう。
ほとんどの人が利用経験あり
まずは、「QRコード決済・バーコード決済を利用したことがありますか?」という調査結果から紹介しよう。「利用したことがある」と回答したのは72%。ほとんどの人が、QRコード決済やバーコード決済の利用経験があることが判明した。利用率の高さ自体は、普段の生活の中で実感しているのでそこまで驚きはしなかったが、やや高めの7割を超える結果となったのは、調査対象者の属性が関係している部分もあるのではないだろうか。
先述の通り、これは買い物をする機会が多いだろう30~50代の主婦を中心に行った調査だ。通っているスーパーなどでQRコード決済やバーコード決済が導入されたり、周囲の主婦仲間が使っているのを見かけたりなど、利用するきかっけが多いのではないかと思う。財布を出すことなくスマホで簡単に「ピッ」と会計しているのを見ると、「便利そうだな」「使ってみたい」という気持ちもきっと芽生えやすいだろう。
今回の調査では、QRコード決済やバーコード決済を利用する理由についてもフリー回答で調査しており、「お得だから」「ポイント還元があるから」「お財布を持ち歩かなくてもよい」などの回答が集まった。おトクかつ便利な点が、利用率が高い理由なのだろう。
利用率トップの決済サービスは、やはりあの絶対王者
次に、「最も利用するQRコード決済・バーコード決済は何ですか?」という調査結果を見ていこう。利用率ナンバーワンの決済サービスは、QRコード決済サービスの「PayPay」。予想通り、といった感じだろうか。その利用率は4割を超えており、他の決済サービスと比較しても圧倒的な差を見せている。
さまざまなQRコード決済・バーコード決済サービスの中でも、PayPayは利用可能な店舗数が多いように感じる。チェーン展開ではない店舗で買い物をしていると、ときどき「現金またはPayPayのみ利用可能」という店も見かける。利用可能店舗が多いという点は、ユーザーにとっては大きなメリットだ。
PayPayは、かつて店舗側の決済手数料を無料にして利用可能店舗を一気に拡大したり、店舗向けサービスを比較的安く提供していたりと、PayPayを導入する店舗にもうれしいポイントがあるそう。PayPay導入店舗も、ユーザーも、まだまだ伸びていくのではないだろうか。
出典元:今や無くてはならないQRコード決済・バーコード決済【株式会社ナビット(データ活用なう)】