会社員の給与はなかなか上がらないにもかかわらず、食料品、ガソリン代、電気代などすべての物価が値上がりを続けている。そのようなとき、会社員であっても頭をよぎるのが「副業」だ。数年前に比べれば副業はぐっと身近になり、ダブルワークを認める企業も増えてきた。副業の実態を調べようと、婚活・恋活サイトの「e-venz」を運営するノマドマーケティング株式会社は30〜40代の会社員(正社員・契約・派遣社員)1,000名を対象に副業についてのアンケートを実施した。
男性会社員の副業、1位は「投資」
調査結果によると、現在副業をしていると回答したのは男性で20%、女性で18%だった。男女とも約2割がなんらかの方法で収入を得ていることになる。それでは、どのような副業を行っているのか男女別で見ていこう。
まず、男性部門の1位は「投資(株式・FXなど)」となった。貯蓄よりはるかに資産を増やせる投資は、少額から可能なものや楽天で1ポイントから投資できるものもあり敷居が低くなっている。
2位は「ポイ活」だ。資金もいらず、スキマ時間にコツコツとポイントを貯めていくことできて、その気になれば、すぐに取り組むことができるもっとも気軽な副業だと言える。
男性部門3位は「物販」だった。ネット通販やフリマアプリなどを使い、安く仕入れた商品に利益をのせて販売する方法だ。中古品を販売する際は「古物商許可」の資格が必要になるので注意すること。また、過度な転売目的での販売は、社会的なモラルに反することを心にとめておきたい。
男性会社員の副業ベスト3以降は、4位「アンケートモニター」、5位が同率で「運送・配達員」「情報通信業(ITコンサル・SEなど)」、7位「サービス業(飲食・接客)」、8位「ライティング」、9位「デザイン関係」、10位「家庭教師」となっていた。
副業収入が20万円を超える場合は確定申告を
女性部門を見ていこう。1位は「サービス業(飲食・接客)」だった。飲食系は常に人手不足といっても過言ではないため、副業であっても比較的採用されやすいのかもしれない。
2位は「デザイン関係」だ。たとえば、ウェブデザインなどフリーランスとして業務委託で受けるデザインの仕事が女性には人気が高いよう。納期までに納品さえすれば、時間を自由に使えるのも魅力だ。
3位は「試験官」となった。土日祝日で単発の仕事であれば、本業との兼ね合いも取りやすい。また、一度きりの仕事であることが多いため、人間関係などのしがらみにとらわれることがないのも気楽だ。
副業としての所得や収入が20万円を超える場合は、所得税の確定申告が必要になる。副業を考えている人はどの程度、稼ぎたいのか考えて行うことも重要だ。
出典元:【ノマドマーケティング株式会社/PR TIMES】