新生活を迎える4月。心機一転、クレジットカードを作ろうと申請している人もいるのではないだろうか。新生活グループのほかにも、年会費や特典などをふまえて、新たなカード会社への乗り換えや別グレードへ変更する層もいるはずだ。
ただ、クレジットカードの発行に至る審査は、お金が絡む契約ゆえにカード会社によっては非常にシビアである。クレジットカードを申し込む人たちは、どのような部分に不安を抱えて審査に臨んでいるのか。これからクレジットカードを作ろうとしている人にもきっと参考になるランキングが発表された。
クレジットカード契約に立ちふさがる「収入面」の不安
ウェブメディア事業を中心に、広告運用やSNS運用などを手掛けるウェブスターマーケティングは、4月14日に「クレジットカードの審査に不安を感じた理由」に関するアンケート調査結果を発表した。クレジットカードの審査に不安を感じたことのある498人の、実感にもとづく回答がそろった。
アンケートのなかでも主題である「クレジットカードの審査に不安を感じた理由」の項目で、第1位となったのは202人が回答した「収入が少ない・不安定」だった。ユーザーの月々の支払いを立て替えるカード会社からすれば、一定水準以上かつ安定した収入は重要であり、そのラインを満たすか否かを申請者も気にしているようだ。
事実、ステータスカードをはじめとしたハイクラスのクレジットカードとなると、それを手にするにふさわしい経済状況が重要視されるため、もしかすると回答者のなかには、この“壁”に跳ね返されてくやしい思いをした人もいるかもしれない。
大きく離れること73人で第2位に入ったのは「雇用形態が正社員以外」で、第3位は68人で「無職・収入がない」がランクインした。第1位と共通する部分として収入の安定性があり、正社員でも不安に思うことからも非正規社員や無職などの人の不安はより膨らむのは容易に想像できる。
審査ハードルが低そうなカード会社を選ぶべき?
では、不安がつきもののクレジットカード審査において、経験者はどのような対策をしたのか。「クレジットカードの審査に受かるためにしたこと」の問いで、227人という圧倒的多数の票を集めたのは「審査に通りそうな会社を選ぶ」ことだ。クレジットカードのなかには入会のしやすさ・門戸の広さをウリにするところもあり、自身の収入や安定性と照らし合わせてカード会社を選ぶことがクレジットカードを高確率で手にする方法と言える。
なかには、審査対策のために「就職・転職する」という行動派がいることも判明した。契約者とカード会社との信頼関係で成立するのがクレジットカードの仕組みであり、それにふさわしい人物になるべく努力・行動する層がいるとは驚きだ。
それだけクレジットカードは現代の生活に必要不可欠ということだろう。クレジットカードの申請を検討している人は、ぜひ今回の調査結果を参考にして、自身にとっての最適解を導き出してほしい。