“ポイ活”という言葉が定着した昨今、ポイントサービスは一部節約家のムーブメントを超えて、幅広い人が当たり前のように利用するものになった。少し前までは各種サービスごとにポイントカードやアカウントが必要だったが、現在ではスマホ内のアプリで管理し、ひとつのアカウントに集約でき、より利用しやすくなっていることもサービス利用拡大を後押ししていると考えられる。様々なポイントサービスが展開されているなか、今一度知りたいのが「どのポイントサービスが人気なのか」ということ。最新の調査結果をふまえて、今後のポイ活の参考にしてほしい。
楽天ポイントの支持率は70%超え!その勢いは衰え知らず
ポイントマーケティングに関する各種事業を展開するジー・プランは、「ポイントサービスに関する市場調査」の第3回調査結果を発表した。定期的に実施されている本調査はポイントサービス業界の変容を明らかにし、第3回目の調査ではポイントの貯め方や貯めている理由、サービス提供企業のイメージへの影響にもスポットライトを当てている。
990名に調査したところ、全体の71.1%が積極的にポイントを集めていることがわかった。日々の買い物シーンでは貯められるポイントは漏らさず集める意識をもつユーザーが多くを占めている状況は、ポイ活の普及度合いを象徴している。
なかでも、どのポイントサービスを利用しているかというと、第1位は楽天ポイントで70.5%の支持を獲得。前回調査から10ポイント近く上昇しており、楽天ポイント支持層はいまなお広がっていることがわかる。第2位以降はTポイント、Pontaポイント、dポイントといったおなじみのサービスが続き、キャッシュレス支払いに応じて獲得できるPayPayポイントの躍進は世相を反映した結果といえる。
ポイ活をするユーザーは、貯めたポイントを定期的に利用しているようで、利用している(よく利用している、たまに利用している、過去に利用したことがある)と回答したのは74.5%にも上った。
ポイント最大10倍キャンペーンなどの施策が楽天ポイント人気を後押し
活発なポイ活界隈のなかでも、楽天ポイントがひときわ支持を集めていることが明らかになったが、その要因として大規模なポイントキャンペーンが関わっているのではないか。楽天市場では5月16日01:59まで最大ポイント10倍になる「お買い物マラソン」を開催。コロナ禍がひと段落し、消費需要が高まるなかでの大盤振る舞いはユーザーに喜びを与えているに違いない。
群雄割拠のポイントサービス業界だからこそ、こうしたポイントキャンペーンが今後続々と実施されるのではないか。効率的にポイントを集めたいユーザーにとっては、各サービスサイトから目が離せない日々が続きそうだ。