PayPayは、スマホで簡単に支払いができる国内屈指のキャッシュレス決済アプリです。しかし、PayPayは5月1日、2023年8月1日以降はPayPayカード以外の他社クレジットカードを介したチャージを取りやめることを発表。それを受けて、SNSでは「PayPay改悪」としてトレンド入りする騒動に発展しました。
一部ではPayPayの利用のメリットも疑問視されているこの騒動。この記事では、こうした他社クレジットカードの排除を踏まえ、最新のPayPayのメリット・デメリットをあらためて紹介します。
PayPayとは?
PayPay(ペイペイ)はスマートフォンアプリで利用できるキャッシュレス決済サービスです。QRコードやバーコードを機械に読み取らせることで、お店の支払いや送金などが簡単にできます。
PayPayが使えるお店の探し方:加盟店の見つけ方
PayPayは、2023年3月時点で410万店舗以上の加盟店があります。
PayPay公式アプリからは、付近にある加盟店の検索ができます。また、特定のカテゴリー(飲食店、ファッション、エンタメなど)での絞り込みも可能です。
PayPayの登録方法
PayPayに登録するには、アプリのインストールとアカウント作成が必要です。
iPhoneはApp Storeから、AndroidスマホはGoogle Playストアからインストールしてください。
なお、PayPayに新規登録する方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
PayPayでの主な支払い方法
PayPayの支払い方法は、PayPay残高(チャージ)、クレジットカード、あと払いの3種類です。
支払い方法:PayPay残高
PayPay残高は、クレジットカードや銀行口座からチャージしたお金から支払うこと。チャージ前にはあらかじめクレジットカードや銀行口座を紐づけておく必要があります。
PayPay残高での支払いは、常に0.5〜1.5%のポイント還元があり、さらにお得に利用できるのがメリットです。
支払い方法:クレジットカード
PayPayに登録したクレジットカードからの直接支払いができます。PayPayクレカ以外のクレジットカードを登録する手順は以下の通り。
ただし2023年7月初旬には、PayPayカード以外のクレジットカードの新規登録が停止され、8月1日には登録自体が解除される予定です。登録解除後は、PayPayカード・銀行口座・PayPay残高での支払いのみが可能となるため、早めに切り替えておきましょう。
支払い方法:あと払い
「PayPayあと払い」とは、利用金額を翌月にまとめて支払う方法。「翌月一回払い」のみ手数料が無料です。
「翌月一回払い」以外の支払い方法は「これだけスキップリボ」「まるごとフラットリボ」の2種類のリボ払いのみ。リボ払いは一定の金利が発生するため、利用時は注意が必要です。
リボ払いは利息が実質年率18.0%と高利率。当然ながら一括払いよりも総支払金額が高くなってしまうため注意が必要です。
PayPayあと払いについてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
PayPayの4つのデメリット
2023年5月最新のPayPayのデメリットは以下の通りです。
・PayPayカード以外はクレジットカード決済に使えなくなる
・PayPayあと払いは高額な手数料が発生するケースがある
・本人認証なしでの機能制限が厳しめ
・通信環境が悪いとうまく利用できない
デメリット:PayPayカード以外はクレジットカード決済に使えなくなる
先述した通り、2023年8月1日以降はPayPayカード以外のクレジットカードでの決済が不可となり、登録済みの他社クレジットカードの登録は解除されます。利用する場合は、PayPayカード、銀行口座、PayPay残高での支払いに切り替える必要があります。
PayPayを使うために「PayPayカードを発行する」のは、さらなる手間が発生するため、多くの人にとって非常に大きなデメリットでしょう。
なお、PayPayのデメリットはこちらの記事でも紹介しています。
デメリット:PayPayあと払いは高額な手数料が発生するケースがある
前述した通り「PayPayあと払い」でリボ払いに設定すると、高額な利息が発生する可能性があります。翌月一括払いなら手数料は掛かりませんが、リボ払いには注意が必要です。
デメリット:本人認証なしでの機能制限が厳しめ
PayPayの一部機能は、本人認証を行わないと利用できない場合があります。たとえば、銀行口座への出金・保険や家賃の支払い・金券ショップでの利用など。本人認証が面倒に感じることもあるため、デメリットと言えます。
参考元:PayPay公式サイト
デメリット:通信環境が悪いとうまく利用できない
PayPayはスマートフォンのアプリで利用するため、通信環境が悪ければ、快適に利用できないケースも。スマートフォンのバッテリー消費が激しくなる場合もあり、外出先で長時間利用する場合は予備バッテリーの持参がおすすめです。
PayPayの4つのメリット:お得なポイントや便利な機能
これまでデメリットをご紹介してきましたが、PayPayには以下のような多数のメリットもあります。
・加盟点数と利用者数が共に国内最大級
・スマホひとつで支払い可能でポイント還元も大きい
・毎月お得なキャンペーンを実施
・送金や割り勘が簡単
メリット:加盟点数と利用者数が共に国内最大級
PayPayは、現在410万店舗以上の加盟店があり、コンビニ・スーパー・ネット通販など、幅広い場所や用途で利用できます。
メリット:スマホひとつで支払い可能でポイント還元も大きい
PayPayの支払い方法は、スマートフォンのアプリでQRコードやバーコードを読み取るだけと操作が簡単。また一部例外こそありますが、PayPay残高で支払うと0.5〜1.5%のポイントが還元されます。さらに、PayPayポイントやキャンペーンなどを利用すると、ポイントがよりためやすくなります。
メリット:毎月お得なキャンペーンが実施されている
PayPayでは、毎月様々なキャンペーンが実施されています。対象店舗での支払いで最大全額が戻ってくるキャンペーンや、PayPayポイントの還元率がアップするキャンペーンなどです。詳しくは後述しますが、毎月お得なキャンペーンを利用できるのは、嬉しいポイントです。
メリット:送金や割り勘が簡単
PayPayユーザー同士であれば「わりかん機能」を使うと割り勘が簡単。QRコードを読み取る方法のほか、電話番号やPayPayIDを使う方法もあり、シーンに合わせて選べるのがメリット。さらにSNSを使えば「受け取りリンク」で離れている相手にも簡単に送金できます。
PayPayでお得にポイントを貯める方法
PayPayでお得にポイントを貯めるための主な方法は以下の通りです。
・条件を満たして1.5%還元を目指す
・キャンペーンを活用する
PayPayポイントで最大1.5%還元
PayPayポイントは、支払った金額に応じてPayPay残高にポイントが還元されるシステム。PayPayで支払ったときのポイント還元率は、基本的に0.5%です。
ただし、条件を満たすとポイント還元率が、最大で1.5%になります。
ポイント付与率をアップする条件は以下の表の通りです。
達成条件 | 付与率 |
以下2つの条件をどちらも満たす 1:PayPayで300円以上を30回以上支払う 2:PayPayで10万円以上支払う |
0.5%アップ |
以下どちらかの条件を満たす 1:PayPayあと払いを利用する 2:PayPayカードまたはPayPayカードゴールドを利用する |
1.0%アップ |
キャンペーンを活用してさらにポイントを貯める
PayPayでは、対象店舗でPayPay支払いをするだけでポイント還元されるキャンペーンや、キャンペーンに応募して抽選で賞品をもらえるなど、様々なキャンペーンを実施しています。定期的にチェックして、お得にポイントを貯めましょう。
とくにお得なのが、セブン-イレブンのお届けサービス「7NOW」を利用する方法です。自宅でスマホで注文するだけで、30分以内に商品が届きます。期間中は最大で60,000ポイントまで貯まるため、気になる人は使ってみましょう。
PayPayのメリット・デメリットや使い方についてよくある質問
PayPayのメリット・デメリットに関するよくある疑問と答えをご紹介します。
PayPayカード以外の登録済みクレジットカードを引き続き使うには?
PayPayカード以外のクレジットカードはこちらの記事でも解説している通り、トップ画面の「すべて」から管理項目を開いて「カード追加」を選択すると登録できます。ただし、PayPayカード以外のクレジットカードは、2023年8月以降は完全に使えなくなる点に気を付けましょう。
銀行口座を登録してチャージする方法は?
PayPayに銀行口座を登録してチャージするには、トップ画面の「その他」から管理項目を開き「銀行口座登録」をタップして操作を進めるとできます。より詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:PayPayを上手に活用してキャッシュレス生活を楽しもう
8月以降、PayPayに登録できるクレジットカードが限定されるのが不便なのは確かです。しかし、普段使いのクレジットカードをPayPayカードやPayPayカードゴールドに変更すると、支払いが一本化されて管理が楽になります。PayPayを利用しながらポイントを貯めて、さらにお得にお買い物を楽しんでみましょう。
※サムネイル画像は(Image:「PayPay」公式サイトより引用)