【完全ガイド】39歳以下限定「JCBカードW」は発行しておくべき?ポイント還元率とデメリットは?

18歳~39歳の人のみが申し込みできる「JCBカードW」。この記事では、「JCBカードW」のメリットとデメリットを詳しく解説します。

JCBオリジナルシリーズの中でも屈指の高還元率カードとして知られ、価格.com クレジットカードカテゴリ 人気ランキング 2022上半期・2022下半期ポイント高還元率カード部門 第1位に輝きました。しかし、40歳以下は申し込みできない、JCBブランドのため、海外では使いにくい場合があるといったデメリットも

(画像引用元:JCBカード公式サイト

JCBカードWの基本情報・年会費

JCBカードWは、通常のJCBカードと比べてOki Doki ポイント還元率がいつでも2倍になり、1000円につき2ポイントが付与されます。Webから18~39歳の人が申し込みできる限定カードですが、入会後は40歳以降も継続して使用可能です。

年会費は永年無料。ポイント還元率が高いため、ポイント還元を重視する方におすすめのカードです。

JCBカードWは、18歳から39歳の方が対象のクレジットカード。本会員、家族会員、ETCカードの年会費が永年無料です。また、ポイント還元率は1%~5.5%と高還元率で、JCBオリジナルシリーズパートナーと呼ばれるJCBのポイント優待店で使うと、ポイントは最大21倍になります

(画像引用元:JCBカード公式サイト

JCB CARD W
年会費 初年度 永年無料
2年目以降
家族カード 無料
※本会員が学生の場合発行不可
申込条件 ・18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある人
・高校生を除く18歳以上39歳以下の学生
※39歳までの申し込みで40歳以降も年会費無料のまま継続可能
ポイント 還元率 約1%
もらえるポイント Oki Dokiポイント
1,000円につき2ポイント
1ポイントの価値 3~5円(交換先により異なる)
国際ブランド JCB
旅行保険 海外 最高2,000万円補償利用付帯
国内 なし
その他保険 ショッピングガード保険
海外で最高100万円補償
ETCカード 発行手数料 無料
年会費 無料
発行期間 約1週間

JCBカードWは発行しておくべき?メリット、ポイント還元率

39歳までしか申し込むことができないJCBカードWですが、発行しておくべきでしょうか。JCBカードWのメリットやポイント還元率について解説します。

1. Amazonでの還元率が2%

JCBカードWを利用してAmazonで買い物すると、2%のポイント還元が受けられます。対象カテゴリはAmazonデバイスと一部ファッション商品。また、JCBのポイント優待サイト「Oki Doki ランド」を経由して買い物すると、最大4.5%還元されるチャンスがあります

(画像引用元:JCBオリジナルシリーズ公式サイト

この他にも、Amazonでの利用では以下のような特典や優待が提供されています。

キャンペーン・優待 詳細
新規入会限定20%キャッシュバックキャンペーン JCB カード Wに新規入会し、MyJCBアプリにログインしたうえでAmazon.co.jpを利用すると、20%がキャッシュバック(最大3万円)
※2023年4月1日~9月30日まで
パートナーポイントプログラム JCB カード WをAmazon.co.jpでの支払いに一度利用するだけで、次回以降支払方法としてOki Dokiポイントが選択できるようになり、Oki Dokiポイントを「1ポイント=3.5円換算」で支払いに利用可能
Oki Doki ランド経由でポイントがたまる JCBのポイント優待サイト「Oki Doki ランド」を経由して買い物すると、ポイントが2倍~9倍たまる

2. 通常ポイント還元率が1%~

JCBカードWは通常のポイント還元率は1%~。1%のポイント還元率は、三井住友カード(NL)など人気の他社カードと比較しても、高めの水準です。他社カードと一覧で比較してみましょう。

カード名 基本還元率
JCBカードW 1%
三井住友カード(NL) 0.50%
楽天カード 1%
イオンカードセレクト 0.50%

ほかのクレジットカードが0.5%が多い中、1%は高水準といえるでしょう。

3. セブン-イレブンやスターバックスでも2%~の高還元率

セブン-イレブンやスターバックスコーヒーは、JCBの優待店であるJCBオリジナルシリーズパートナー店であり、ポイント還元率が通常よりアップします。

JCBカードWは、セブン-イレブンやスターバックスなど、JCBオリジナルシリーズパートナーの特典が受けられる店舗で利用すると、2%~最高5.5%のポイント還元が受けられます。またキャンペーンによっては条件を満たせばポイント還元率が10.5%になることも(ロゴ画像は各公式サイトより引用)

主なJCBオリジナルシリーズパートナー店のポイント還元率は以下の通りです。なお、優待された還元率の適用を受けたい場合、ほとんどの店舗で事前にポイントアップ登録が必要です。

JCBオリジナルシリーズパートナー店 還元率
セブン-イレブン 2%
スターバックス 5.5%
※スターバックスカードへの入金・オートチャージの場合
洋服の青山、AOKI 3.00%
キッザニア東京・キッザニア甲子園 3.00%
高島屋 2.00%
ビックカメラ 1.50%
出光昭和シェル 1.50%

4. ポイントの使い道が豊富

JCBカードWで貯まるOki Dokiポイントは、nanacoポイントやAmazonギフト券などと交換が可能で、利用先を選ばない汎用性が高い点が魅力です。その他にマイルへの交換も可能です。

交換先の一覧は以下の通りです。

交換先 交換レート
nanacoポイント 1 OkiDokiポイント=5ポイント
dポイント 1 OkiDokiポイント=4ポイント
楽天ポイント 1 OkiDokiポイント=3ポイント
楽天Edy 1 OkiDokiポイント=3円分
Pontaポイント 1 OkiDokiポイント=4ポイント
ビックポイント/ビックネットポイント 1 OkiDokiポイント=5ポイント
ベルメゾン・ポイント 1 OkiDokiポイント=5ポイント
ジョーシンポイント 1 OkiDokiポイント=5ポイント
セシールスマイルポイント 1 OkiDokiポイント=5ポイント
スターバックスカードチャージ 1 OkiDokiポイント=4円分
WAONポイント 1 OkiDokiポイント=4ポイント
JALマイレージバンク 1 OkiDokiポイント=3マイル
ANAマイレージクラブ 1 OkiDokiポイント=3マイル
ANA SKY コイン 1 OkiDokiポイント=3コイン
デルタ航空スカイマイル 1 OkiDokiポイント=3マイル
JCBプレモOkiDokiチャージ 1 OkiDokiポイント=5円分
JCBトラベル旅行代金ポイント充当 1 OkiDokiポイント=4円分

ポイントは「交換」だけでなく、JCBカードWの支払いに充てることも可能なので、使い道に困ることはないでしょう。

5. ナンバーレス&タッチ決済に対応

JCBカードWはセキュリティが高いナンバーレスカードやタッチ決済にも対応しています。

2022年11月からカード番号の記載がないナンバーレスカードが導入され、よりセキュリティー面が強化されています。また、タッチ決済にも対応しており、利便性が高い点も魅力です

(画像引用元:JCBカード公式サイト

JCBカードWのデメリット

ここまでJCBカードWのメリットについて解説してきましたが、あわせてデメリットも解説します。

1. 40歳以上は申し込み不可

JCBカードWは18歳から39歳までが限定入会できるクレジットカードです。40歳以上の方は申し込むことができません。

JCBカードWは、申込条件に年齢制限が課されており、18歳から39歳までの方しか申し込むことができないクレジットカードです。年会費が永年無料でポイント還元率が高いなど、多くのメリットがある一方で、40歳以上の方はそもそも申し込みができません。なお、入会後は40歳以降も継続して使用可能です

(画像引用元:JCBカード公式サイト

2. 欧米ではVisaなどが利用しやすい

北米やヨーロッパでは、JCBよりVisaやMastercardの方が普及しており、利用しやすい状況にあります。

欧米旅行の際にJCBカードWを利用する場合、利用できない店舗があるおそれがあります。ただし、最近では海外でもJCB対応店舗が増えている傾向にあります。(ロゴは各社公式サイトより引用)

VISAとJCBの違いについての詳細はこちらを参考にしてください。

3. クレジットカード積立に非対応

JCBカードWは、クレジットカード積立に対応していないため、投資信託などの自動積立には利用できません。

4.付帯保険がやや手薄

最高2,000万円補償の海外旅行保険が付帯していますが、ツアー代金などをクレジットカード払いにした場合にのみ適用される利用付帯保険となっています。また、国内旅行保険は付帯しておらず、付帯保険がやや手薄と言えるでしょう。

JCBカードW plus Lとの違い

JCBカードWには、女性向けカードという位置づけで「JCBカードW plus L」の用意もあります。

「JCBカードW plus L」は、JCBカードWと還元率などには差がなく、女性でなくても申し込むことができますが、以下で解説するように主に女性向けのメリットが充実しています。これらにメリットを感じる場合は、「JCBカードW plus L」がよりおすすめです

(画像引用元:JCBカード公式サイト

女性向けの保険やサービスが利用可能

JCBカードW plus Lは、女性向けの疾病保険に手頃な値段で加入できるほか、協賛企業「LINDAリーグ」の優待が利用できるなど、女性に嬉しいサービスが充実しています。
JCBカードW plus L独自のサービスは以下の通りです。

・女性疾病保険に手頃な値段で加入可能
・ビューティやファッションなどの協賛企業「LINDAリーグ」の優待が利用可能
・カード利用で会員限定の豪華プレゼントが当たるチャンス

3種類のデザインから選べる

従来のピンクの券面に加えて、2021年12月から写真家・映画監督の蜷川実花氏がディレクションするブランド<M / mika ninagawa>とコラボレーションした花の写真を用いた鮮やかなデザインと、シンプルモダンなホワイトカラーのデザインがラインナップに加わり、3種類のデザインから券面を選べるようになりました。

JCBカードWはナンバーレスカードであれば最短5分で発行可能です。JCBカードWの申し込み方法配下の手順です。

まず、JCBカード公式サイトのJCBカードWのページへアクセスします。

【1】ページ下部に表示される①バナーから、「JCBカードW」または「JCBカードW plus L」から申し込みたいカードをクリックします。今回は「JCBカードW」へ申し込みます

【2】②「ナンバーレス」または「番号あり」のカードから発行したいカードの種別を選択しクリックします

【3】規約・規定類を確認し、③「同意のうえ、入力へ進む」をクリックします

【4】本人情報の入力へ進みます。名前、生年月日、職業、年収、メールアドレス、引き落とし口座情報、性別、住所、カード用暗証番号設定、判定状況確認用キーワード(パスワード)の設定等を画面の指示に従いすべて入力し、確認して「申し込み」をクリックすると審査が開始されます。入会受付番号が表示されるので、必ず控えておきましょう。最短5分で審査が完了し、MyJCBアプリで発行されたカード番号を確認できます

JCBカードWの付帯保険の詳細

JCBカードWには、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険と、最高100万円の海外旅行時のショッピングガード保険が付帯しています。海外旅行傷害保険は、ツアー代金などをクレジットカード払いにした場合にのみ適用される利用付帯保険となっています。また、国内旅行保険は付帯していません。

海外旅行傷害保険とショッピングガード保険の詳細は以下の通りです。

補償の種類 保険金額
傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円
傷害治療費用 1回の事故につき100万円限度
疾病治療費用 1回の病気につき100万円限度
賠償責任 1回の事故につき2,000万円限度
携帯品損害 1旅行中 20万円限度
保険期間中 100万円限度
※携行品1つあたり10万円限度
※1回あたり自己負担額3,000円
救援者費用等 100万円限度

入会キャンペーン情報

Amazonに関連するキャンペーンでも紹介したように、新規入会限定でAmazonを利用すると20%キャッシュバックされるキャンペーンが行われています。

JCBカードWでは、入会すると初回利用金額に応じて最大30,000円分のAmazonギフト券がキャッシュバックされるキャンペーンを実施中です。詳細は公式サイトをご確認ください

(画像引用元:JCB公式サイト

・JCBカードW公式サイトは→こちら

JCBカードWに関するよくある質問

JCBカードWに関するよくある質問をまとめました。

JCBカードWのお得な使い方は?

JCBカードWのお得な使い方としては、JCBオリジナルシリーズパートナー店舗での利用が挙げられます。例えばAmazonでの利用ではポイントが最大4.4%の還元、スターバックスでの利用では最大5.5%になります。そのため、これらの店舗での利用が多い場合は、JCBカードWを利用することでポイント還元率がアップし、お得にポイントを貯めることができます。

40歳を過ぎてもJCBカードWは利用できる?

JCBカードWは、入会対象が18歳から39歳までの方に限定されています。しかし、入会時点で39歳以下であれば、40歳以降でも継続して利用できます。

JCBカードWはどのような人におすすめ?

JCBカードWは年会費無料で還元率1%と、初めてクレジットカードを作る人にもまずおすすめできるスペックのカードです。とくに還元率が高くなっているAmazonやスターバックスをよく利用する人にはおすすめです。また、「VisaやMastercardのクレジットカードは持っているので、JCBのカードも用意しておきたい」という39歳以下の方のセカンドカードとしてもおすすめです。

まとめ

今回は39歳以下限定で加入できるJCBカードWの基本情報やメリット・デメリット、申し込み方法について解説しました。JCBオリジナルシリーズパートナー店での利用が多い方にはおすすめのクレジットカードですが、ポイントの高還元特典を受けるためには、それぞれの店舗のポイントアップ登録が必要になります。ポイントをもらい逃さないためにも、やや面倒ですが利用頻度が高くないお店でもポイントアップ登録を済ませておくことをおすすめします。

※サムネイル画像は(Image:「JCBカード」公式サイトより引用)

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