【完全ガイド】貯金用口座におすすめの貯まる銀行6選と活用法:金利とサービスを比較

将来に備えて貯金したいのに、なかなか思うようにお金が貯まらないといった悩みがある方も多いと思います。今回は貯金を上手にするための貯蓄用口座の活用法や、金利やサービスを比較しておすすめの銀行6選を紹介します。

【目次】

貯金のコツは銀行口座の使い分け
貯金用口座におすすめの銀行6選と特徴、金利、サービス一覧
貯金用口座の選び方と活用法のポイント
貯金に適した口座の種類とその特徴
貯金専用口座を作るメリット
貯金専用口座を上手に活用して、賢い貯金ライフを始めよう

貯金のコツは銀行口座の使い分け

複数の銀行口座を使い分けると貯蓄がしやすくなり、リスクが分散できるほか、様々なキャンペーンの特典獲得などのメリットが得られます。

貯金のコツは銀行口座の使い分け

複数の銀行口座を持つことで、お金の管理が非常に楽になります。例えば、生活費用の口座と貯金用の口座を用意した場合で考えると、給料の入金があったタイミングで資金の一部を貯金用の口座に移せば、生活費用口座のお金は「使って良いお金」として利用でき、貯金用口座のお金は「使用してはいけないお金」として明確に残せるようになります

「日常生活口座」「非常用口座」「貯金用口座」の3つを使いこなそう

銀行口座を使い分け、「日常生活口座」「非常用口座」「貯金用口座」の3つを上手に活用しましょう。

「日常生活口座」「非常用口座」「貯金用口座」の3つを使いこなそう

「日常生活口座」では生活費や毎月の生活で発生する光熱費などの請求の引き落としを、「非常用口座」では事故やケガなど予期せぬ出費やお祝いなどの特別な支出を、そして「貯金用口座」では貯蓄を管理することで、お金の流れを整理しやすくなります。それぞれの役割に合った銀行口座を選び、上手に使い分けましょう

貯金用口座におすすめの銀行6選と特徴、金利、サービス一覧

今回は貯金用口座におすすめの銀行をそれぞれ特徴、金利、サービスなどに着目し紹介します。

貯金用口座におすすめの銀行6選と特徴、金利、サービス一覧1

今回は6つの貯金用口座のおすすめ銀行をご紹介します。普通預金や定期預金の金利が比較的高く、スマホアプリなど取引の利便性が高い銀行を厳選しています。(ロゴは各社公式サイトより引用)

今回紹介する6銀行を比較すると以下の表のようになります。

貯金用口座におすすめの銀行6選と特徴、金利、サービス一覧2

大手銀行の普通預金の金利は0.0001%に留まっているものの、今回紹介する銀行はそれを上回る金利も多く、特にあおぞら銀行BANKは0.2%と定期預金並みの金利を誇ります。また、なかなか昼間にお金を下ろすことができず、金利よりATM手数料を重視したい人にはイオン銀行のATMなら24時間365日入出金が無料でおすすめです。それぞれの銀行のサービスや特長を以下で詳しく見ていきます

1. イオン銀行:ATM利用手数料が24時間365日無料!

イオン銀行は、イオングループの一員であり、口座開設、定期預金、住宅ローン、カードローン、各種ローン、投資信託、WAON、イオンカードセレクトなどのサービスを提供しています。

1. イオン銀行:ATM利用手数料が24時間365日無料!

イオン銀行は、実店舗もありネットバンキングとのハイブリッド型の銀行です。特典として、イオン銀行スコアに応じてステージごとに金利や手数料が優遇される「イオン銀行Myステージ」があります。普通預金の金利が通常0.001%のところ、ステージによって最大0.10%となり、他行宛の振込手数料も最大5回無料になります

(画像引用元:イオン銀行公式サイト

イオン銀行
普通預金の金利 0.001%(税引き前)
ATM利用手数料
イオン銀行ATM・提携金融機関ATMなら24時間365日無料
振込手数料 イオン銀行宛:無料
他行宛:132円
※イオン銀行Myステージプラチナだと月5回無料
貯金に有利な特典 ・1万円から定期預金が可能
・イオン銀行Myステージプラチナだと金利0.1%
・各種キャンペーンでWAON POINTがもらえる
取引可能なATM みずほ銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行など

参考元:イオン銀行

2. 住信SBIネット銀行:目的別口座を最大10個まで開設可能!

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立したネット銀行で、パソコンや専用のスマホアプリでも入出金が可能で、ネット証券大手であるSBI証券と連動できます。

2. 住信SBIネット銀行:目的別口座を最大10個まで開設可能!

住信SBIネット銀行は、SBI証券と連携したサービスが魅力です。SBIハイブリッド預金を利用することで、普通預金金利が最大0.01%となります。目的別口座機能を活用して貯蓄目標を設定し、自動振替でコツコツと貯金を増やすことができます。加えて1年ものの定期預金の金利が0.20%と高金利であることも特長で、定期預金を始めるのもおすすめです

(画像引用元:住信SBIネット銀行公式サイト

住信SBIネット銀行
普通預金の金利 0.001%(税引き前)
ATM利用手数料 入金・出金:110円
※スマプロランクによって月2~20回まで無料
振込手数料 住信SBIネット・三井住友信託銀行宛:無料
それ以外他行宛:77円
※スマプロランクによって月1~20回まで無料
貯金に有利な特典 ・1,000円から定期預金が可能
・SBIハイブリッド預金なら金利0.010%
・代表口座のほかに目的別口座を最大10個まで作れる
取引可能なATM セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行・イーネットなど

参考元:住信SBIネット銀行

3. 楽天銀行:普通預金の金利が一般的な銀行の20倍!

楽天銀行は、楽天グループの一員として、2000年に設立されたインターネット専業銀行です。口座数はネット銀行ナンバーワンで、24時間365日いつでも利用可能です。ネット銀行ならではの安い手数料と、取引に応じて楽天ポイントが貯まることも魅力です。

3. 楽天銀行:普通預金の金利が一般的な銀行の20倍!

楽天銀行は、楽天グループのネットバンクです。楽天ポイント獲得や高金利な定期預金、楽天証券との連携などが特徴で、たとえば楽天証券と連動する預金「マネーブリッジ」なら、0.02%の普通預金の金利が0.10%へと優遇。加えて​​1年ものの定期預金の金利は0.15%と高水準です。そもそも普通預金の通常金利の0.02%も他行が0.001%であることと比較すると20倍の高利率。また条件を満たせば、ATM手数料無料などの特典もあります。ネットバンキングの操作性も優れており、使いやすさも魅力の一つです

(画像引用元:楽天銀行公式サイト

楽天銀行
普通預金の金利 0.02%(税引き前)
ATM利用手数料 入金:3万円未満は220円/275円(ATMによって異なる)
   3万円以上は無料
出金:220円/275円(ATMによって異なる)
※会員ステージによって最大7回まで無料
振込手数料 楽天銀行宛:無料
他行宛:145円
※会員ステージによって最大月3回まで無料
貯金に有利な特典 ・マネーブリッジを設定すると普通預金金利が0.1%に
・振込や支払いなどの対象取引で楽天ポイントが貯まる
・会員ステージが上がると楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍に
取引可能なATM セブン銀行・イオン銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行など

参考元:楽天銀行

4. UI銀行:普通預金金利が高水準!夫婦で一緒に管理しやすい

UI銀行は、きらぼし銀行の持ち株会社である東京きらぼしフィナンシャルグループが2022年に開設した新しい銀行です。

4. UI銀行:普通預金金利が高水準!夫婦で一緒に管理しやすい

UI銀行は2022年に開設したばかりの東京きらぼしフィナンシャルグループが運営するデジタルバンクです。普通預金金利は0.1%、定期預金金利は0.12~0.2%と高水準で、スマホアプリを利用してセブン銀行ATMから簡単に現金を引き出すことができる便利さも魅力。また、資産診断や家計管理コンテンツも提供しており、資産運用や家計管理に役立ちます

(画像引用元:UI銀行公式サイト

UI銀行
普通預金の金利 0.1%(税引き前)
ATM利用手数料 入金:無料
出金:平日8:45?18:00は無料
   それ以外の時間は110円
※UIプラスのステージにより最大月20回まで無料(セブン銀行ATMでの出金のみ適用)
振込手数料 UI銀行・きらぼし銀行宛:無料
それ以外の他行宛:86円
※UIプラスのステージにより最大月20回まで無料
貯金に有利な特典 ・普通預金金利が通常でも0.1%と高水準
・定期預金の金利も最大0.2%と高い
・公式アプリから夫婦やカップルで一緒に資産管理ができる「お金の管理 by OsidOri」が利用可能
取引可能なATM きらぼし銀行・セブン銀行

参考元:UI銀行

5. SBI新生銀行:定期にするならスタートアップ円定期預金がお得

SBI新生銀行は、SBIグループの一員として、2001年に設立されたインターネット専業銀行です。

5. SBI新生銀行:定期にするならスタートアップ円定期預金がお得

SBI新生銀行は、独自のステージ制度があり、預入資産額やサービス利用に応じてステップアップできます。シルバーステージ以上の方は定期預金の利率が優遇され、特典を受けることができます。たとえば2週間で満期が来る定期預金もあるため、短いスパンでもより高い金利で貯めたい方におすすめ。加えて取引やサービス利用によってTポイントやdポイント、nanacoポイントが貯まります

(画像引用元:SBI新生銀行

SBI新生銀行
普通預金の金利 0.001%(税引き前)
ATM利用手数料 入金:無料
出金:110円
※2024年3月31日までセブン銀行など特定のATMを利用の場合は無料
振込手数料 SBI新生銀行本支店宛:インターネット利用の振込は無料
他行宛:ステージによって75円~214円
※インターネット利用の場合はステップアッププログラムのステージによって最大月50回まで無料
貯金に有利な特典 ・ダイヤモンドステージなら普通預金金利が0.2%に
・新規に口座開設した人限定の「3カ月もの金利年1.0%」と「1年もの金利年0.3%」のスタートアップ円定期預金を提供
・取引などによってTポイント、dポイント、nanacoポイントが貯まる
取引可能なATM セブン銀行・イオン銀行・イーネットなど

参考元:SBI新生銀行

6.あおぞら銀行BANK:条件なしで普通預金金利が0.2%!

あおぞら銀行BANKは、あおぞら銀行が運営するインターネット専業銀行です。あおぞら銀行の有人店舗口座より優遇された金利でお金を預けることができます。

6.あおぞら銀行BANK:条件なしで普通預金金利が0.2%!

あおぞら銀行BANKのメリットは、何と言っても普通預金の金利が口座を開設し入金するだけで0.2%と、他行の定期預金並みの金利がつくところでしょう。また、ゆうちょ銀行ATMであれば入出金の手数料が何度でも無料となっています。また、専用アプリから目標金額と積立ルールを設定するだけで貯金できる「The Savings(BANKアプリ限定貯蓄預金)」を利用して最大20個まで目標を立てて貯金が可能です

(画像引用元:あおぞら銀行公式サイト

あおぞら銀行BANKの概要
普通預金の金利 0.2%(税引き前)
ATM利用手数料 ゆうちょ銀行:入出金無料
セブン銀行:入金無料/出金は時間帯により110円または220円
その他の銀行ATM:提携金融機関の定める手数料
振込手数料 あおぞら銀行BANK宛:無料
他行宛:150円~
※条件を満たすと最大月3回まで無料
貯金に有利な特典 ・普通預金の金利が特に条件もなく0.2%と高水準
・50万円以上の5年もの定期預金の金利が0.25%になる
・「The Savings(BANKアプリ限定貯蓄預金)」が利用可能
取引可能なATM ゆうちょ銀行・セブン銀行・イーネット・ローソン銀行など

あおぞら銀行BANKの詳細についてはこちらも参考にしてください。

参考元:あおぞら銀行BANK

貯金用口座の選び方と活用法のポイント

貯金用口座の選び方と活用法として、3つのポイントをご紹介します。

・操作性の良い銀行を選ぶ
・貯金に有利なサービスを提供する銀行を選ぶ
・自動振替機能を活用し、貯金を習慣化する

ポイント1. 操作性の良い銀行を選ぶ

銀行口座の選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつが、操作性。ネットバンキングやモバイルアプリの使いやすさ、ATMの利便性などを確認しましょう。使いやすいインターフェースや便利な機能がある銀行を選ぶことで、貯金の管理や取引がスムーズに行えます。

ポイント2. 貯金に有利なサービスを提供する銀行を選ぶ

貯金用口座を選ぶ際には、金利や特典などのサービス面も重要です。金利が高く、ポイントや特典が付与される銀行を選ぶことで、貯金効果を高めることができます。また、銀行独自のサービスやキャンペーンを利用することで、貯金を楽しく続けることができます。

ポイント3. 自動振替機能を活用し、貯金を習慣化する

給料や収入が入った際に自動的に一定金額を貯金口座に振り込むことで、意識せず貯金を積み立てることができます。定期的な貯金を続けることで、将来の資産形成に繋がります。

貯金に適した口座の種類とその特徴

銀行の口座にはなじみのある普通預金口座以外にも様々な種類があります。貯金に適した口座の種類とその特徴について解説します。

貯金に適した口座の種類とその特徴

日常の給与や年金の受け取りや、毎月支出する生活に関わる費用の支払いには普通口座が向いている一方、貯金には定期預金口座や積立預金口座、借り入れには総合口座当座貸越が向いています

1. 普通預金:自由な出入金が可能で、生活費などの日常的な出費に向いている

普通預金は、自由にお金の出入りが可能な口座です。生活費や日々発生する費用の管理に適しています。日常的なお金の出し入れに利用することで、柔軟な財務管理が行えます。

2. 定期預金:一定期間固定で預けることで高金利を得られる

定期預金は、一定期間固定で預けることで普通預金より高い金利を得ることができる口座です。一定期間の解約が難しいため、将来の資金計画や目標に向けた貯蓄に適しています。

3. 貯蓄預金:預入・引出しが自由で、高金利な特約がつくことも

貯蓄預金は、預入や引き出しが自由に行える口座です。定期預金よりも柔軟な使い方ができます。また、高金利な特約がついている場合もあり、資金を効率的に増やすことができます。

貯金専用口座を作るメリット

メリット1. 自分の貯金状況を明確に把握できる

貯金専用口座を作ることで、自分の貯金状況を明確に把握できます。口座内の残高や入出金履歴を確認することで、自身の貯金の進捗や目標達成度を一目で確認できるメリットがあります。

メリット2. 自動振替機能を利用して、無意識のうちに貯金ができる

貯金専用口座に自動振替機能を設定することで、無意識のうちに貯金が可能です。給料や収入が入った時に自動的に一定額を貯金口座に振り込むことで、貯金習慣を身に付けることができます。

メリット3. 預金利息で自然と貯金が増える

貯金専用口座に預けたお金は利息が付くため、自然と貯金が増えていきます。定期預金や特典付きの口座など、利息が高い口座を選ぶことで、効果的な資産形成が可能です。

貯金専用口座を上手に活用して、賢い貯金ライフを始めよう

今回は貯金用口座について解説しました。貯金口座を活用すると、貯金の習慣を無理なく付けることができます。特に夫婦共働きの家庭では、家計管理のためにも貯金専用口座を用意しておくことのメリットが大きいです。

貯金専用口座を上手に活用して、賢い貯金ライフを始めよう

例えば手取りベースで夫の収入が月30万円、妻の収入が20万円で世帯の総収入が50万円の場合、上記画像のようにトータルで生活費に33万円、お小遣いに7万円、貯金に10万円と割り振り、口座を分けることでお金の使い過ぎや貯蓄に手を出すことを防止できます。また夫婦のお小遣いを各々の給与口座に残しておくことにより、「このお金は使っていいもの」と明確になり金銭管理のストレスを減らすことができます

オトナライフ編集部
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