PayPayは6月6日、アカウントの引き継ぎ方法として「QRコード認証」ができるようになったと発表した。旧端末に表示されるQRコードを新端末で読み取れば認証できる。今までのワンタイムパスワード認証と比べて、より簡単にアカウントの引き継ぎができるようになったうえに、認証用のQRコードが必要なために第三者による引き継ぎ防止ができ、セキュリティ面も向上している。
PayPay QRコード認証でアカウントの引き継ぎができるように
キャッシュレス決済のPayPay、2023年2月時点で登録ユーザーは5500万人を突破し、どんどんその利用者数を伸ばしていっている。2018年にPayPayの提供を開始してから、人々の生活を豊かで便利にする「スーパーアプリ」を目指すべく、サービスの拡充を継続的に行っているそうだ。
そのようなPayPayが6月6日に発表したところによると、セキュリティ対策強化の一環として、アカウントの引き継ぎ時にQRコード認証ができるようになった。なお、PayPayアカウントの引き継ぎは、MNPや携帯電話番号の変更なく機種変更をした場合に可能で、新しく契約した電話番号で現在、利用しているアカウント情報を引き継ぎたい場合は、アカウント情報の電話番号を変更する必要があるので、お間違えのないように。
QRコード認証によってセキュリティ対策もバッチリだ
実際の方法は非常に簡単で、MNPや携帯電話番号の変更なく機種変更する時などに、旧端末に表示される認証用QRコードを新端末に読み込むだけで、簡単に引き継ぎができる。これでユーザーの利便性は向上するし、もし、第三者がユーザーのPayPayアカウントを不正に引き継ごうとしても、旧端末に表示される認証用QRコードがわからないため、セキュリティ面でも安心と一石二鳥だ。
また、これまでMNPや携帯電話番号の変更なく機種変更する際は、SMSによるワンタイムパスワード認証が使われていたが、これからはSMSに送られたURLをクリックすることで認証できるようになり、こちらもよりセキュリティが強化されている。
このように、PayPayアプリはサービス向上に取り組んでいるが、PayPayカード ゴールドの改悪の話が話題になっている。家計の中でもスマホの固定費を見直すことは大きな影響があるので、各大手キャリアは自社発行のゴールドカードのポイントサービスなどを充実させて顧客獲得につなげようとしている。
ドコモやauが高い還元率のサービスを実施する中、ソフトバンクの子会社であるPayPayカード ゴールドの内容を残念に思っている人が多いようだ。他社カードの利用の禁止や、新たな手数料の徴収などで結局、年会費を払ってもまったく元がとれないのでは?…といった意見が出ているのだ。
PayPay決済のユーザー数は増加しているし、サービス内容も改善されているなか、カードゴールドでのメリットが薄いのは残念に思う。
引用元:【PayPay】
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