今や日常生活において必須級となっているクレジットカード。普段の買い物はもちろん、インターネット上のサービスの利用やETCなど、活用の幅は広い。しかし、QRコード決済などが普及している昨今、実際のクレジットカードの利用状況はどうなっているのだろうか。
クレジットカードの一番のメリットは「還元率」や「ポイント付与」という声が多数
株式会社ハトラはクレジットカードやキャッシュレス決済の利用状況について調査を実施した。まず、クレジットカードを選ぶときに重要視することを聞くと、最も多かったのは49.1%の回答を得た「還元率」であった。ポイント付与などによる還元は、0.1%でも長期的に利用すれば大きな違いになってくるため、消費者としては無視できない要素となっているようだ。「特典」も31.4%と多いが、その他の項目は10%にも満たないという結果に。
続いて、クレジットカードを発行する理由を尋ねると、「クレジットカードの方がポイントが貯まってお得に買い物ができるから」が47.8%で約半数を占めた。前述した還元率と同様に、少しでも家計の負担を減らせることが、クレジットカードを利用する一番のメリットだと考えている人が多いようだ。
ついで多かったのは「ネットショッピングで使う必要があったから」。ネットショッピングに限らず、サブスクリプションサービスなどカード払いが必要になるサービスが増えているため、それらのサービスを利用するためにクレジットカードを申請する人も少なくないのではないだろうか。
およそ半数が「週に1日未満」しか、クレジットカードを使わない
カード払いにメリットを感じている人は多いようだが、実際には、どの程度利用しているのだろうか。クレジットカードの利用頻度を尋ねると、「週に1日未満」が45.6%、「週に2~3日」が23%、「週に4~5日」が12.3%と、意外にも利用率は低いことがわかった。クレジットカードを定額サービスなどにひもづけて利用しているだけで、日頃の買い物での支払いはスマホ決済で対応している人は多いのかもしれない。
クレジットカードのステータスとしては、やはり「一般カード」が7割で最も多く、「ゴールドカード」が17%、「プラチナカード」が3.2%と、おおよそ妥当だといえよう。
利用している国際ブランドを聞くと、「VISA」が49.6%と圧倒的人気を見せた。そのほか「JCB」が23.8%、「MasterCard」が16.5%、「AMERICAN EXPRESS」が2.8%という結果に。
最後に、カード払いを含め「キャッシュレス決済を実際に使っていますか」と尋ねたところ、「はい」と回答したのは73.9%であった。利用率が4分の3ほどに達しているとはいえ、まだ完全に普及したとはいえないかもしれない。
クレジットカードやキャッシュレス決済のサービスは、支払いの簡略化や還元や特典がある点など日常の購買行動をする上でメリットは大きい。ただし、申請や手続きに手間がかかるが、カードとのひもづけやキャッシュレス決済が必須となるサービスも少なくないため、少なくともクレジットカードは持っておく方がよいだろう。
出典元:【クレロン】