日用品から本、家電、ファッション、食料品など、なんでも注文できる「Amazon」。「お急ぎ便」ならば注文の翌朝には届くことも多く、高い頻度で利用する方も多いでしょう。
Amazonではクレジットカードを登録しておけば、すぐに支払うことができますが、一部ネット上からはAmazonのクレジットカード登録が「危険では?」という声も。
この記事では、Amazonのクレジットカード登録の危険性と、安全な使い方について解説します。
Amazonアカウントへのクレジットカード登録は危険なの?
結論から述べれば、Amazonにクレジットカードを登録すること自体は危険ではありません。ただし、危険になるシーンもあります。
Amazonの「クレジットカード登録」が危険になる例とは?
Amazonのクレジットカード登録が危険になる具体的な例を解説します。
端末を紛失した場合
たとえばスマホを紛失した場合、当該スマホにインストールされたAmazonアプリにはクレジットカード情報が登録されたままでしょう。指紋認証や顔認証ではなく、パスコードなど「時間と手間をかければ第三者でもロックを突破できる」認証方法を採用している場合、スマホ紛失によるクレジットカードの不正利用の危険性は非常に高いです。
よってスマホ紛失時は、Amazonに限らず「ECサイトなどに登録したクレジットカード」はいずれも危険です。即座にクレジットカードの利用停止と再発行することをおすすめします。
なお、スマホをなくした際には以下の記事で紹介している方法で見つけることが可能。ぜひ参考にしてください。
ホテルなどのパソコン経由でAmazonアカウントにクレカ番号を入力する場合
ホテルやネットカフェなど、外部にあるパソコンを利用してAmazonにログインしクレジットカードの情報を入力することは非常に危険。公共の場にあるパソコンには「キーロガー」と呼ばれるキー入力を記録するソフトウェアが仕込まれている可能性があり、情報が盗まれ、不正利用される恐れがあります。
親族などと一つのAmazonアカウントを共有している場合
Amazonプライムの会員費を節約するためにアカウントを共有している場合もあるかもしれませんが、その親族のセキュリティ意識が低い場合「ホテルなどのパソコン経由」でAmazonを使用したり、クレジットカード番号を入力してしまうこともあるでしょう。
また親族などとアカウントを共有していると、そのアカウントに登録されているクレジットカード情報がその親族に筒抜けになっている状態。その親族がスマホを紛失した場合にも危険性があります。
その他
これまで紹介した例以外にも、たとえばアカウントのパスワードを使いまわしているためにセキュリティが脆弱になって不正アクセスされてしまう場合も。また、信頼できないフリーWi-Fiに接続することで情報が盗まれてしまう危険もあります。
また、フィッシングサイトにアクセスしたことでログイン情報が盗まれ、結果的にAmazonに登録しているクレジットカード情報が抜き取られてしまうこともあるので注意が必要です。
Amazonでクレジットカードを安全に使用するには?
Amazonでクレジットカードを登録している場合、セキュリティには特に気を付けましょう。パスワードは使いまわさず強力なものにし、アカウントを親族などの他人と共有するのはNG。また、外部のパソコンからアクセスするのはやめましょう。
万が一端末を紛失した際にはすぐにクレジットカードを停止すること、AmazonからのメールやSMSにはむやみに反応せず、本物のサイトか慎重に見極めることが大切です。
Amazonに登録したクレジットカードを「確認する」方法
Amazonに登録したクレジットカードの情報を確認する方法は、以下の通りです。
Amazonに登録したクレジットカードを「更新する」方法
Amazonに登録したクレジットカードの情報を更新する方法は、以下の通りです。
Amazonに登録したクレジットカードを「削除する」方法
Amazonに登録したクレジットカードの情報を削除する方法は、以下の通りです。
Amazonで使える代表的な「クレジットカード」以外の決済手段
Amazonではクレジットカード以外にも、さまざまな決済手段が利用できます。代表的なものを紹介します。
なお、支払い方法変更の手順については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
PayPay
Amazonは2022年5月からPayPay払いに対応。PayPayで支払うことでクレジットカード情報を登録しなくて済むほか、AmazonポイントとPayPayポイントの二重取りが可能となります。
AmazonでPayPayを使って支払いをする方法は以下の記事でまとめています。
あと払いペイディ
ペイディは、その月の買い物金額を翌月にまとめて支払い可能な「後払い」サービス。手数料はかかるものの、クレジットカード登録等も不要で「3回後払い」「6回後払い」などの分割払いも可能。ペイディの支払いは後から口座振替やコンビニ払いも可能です。
Amazonであと払いペイディを利用する方法については以下の記事でまとめています。
コンビニ払い
Amazonの商品代金は、コンビニ払いで支払うことも可能です。Amazonで商品を注文後、コンビニで支払いをしないと発送されないため「やや手間はかかる」点がネックですが、安全性が高い支払い方法。
代金引換と異なり、コンビニ支払いでは手数料がかからない点もメリット。クレジットカードをAmazonに登録したくない場合は、もっとも便利な支払い方法の一つでしょう。
代金引換
代金引換は、商品の配送時に配達員に商品の代金と手数料を支払うサービス。手数料は330円(税込)で支払い方法は基本的に現金です。手数料がかかるデメリットは大きいものの、安全であることは間違いないでしょう。
携帯決済
Amazonでは、ドコモ、au、SoftBankの携帯キャリア決済を利用することも可能。Amazonの買い物代金が携帯電話料金と一緒に請求されます。
まとめ
Amazonにクレジットカード情報を登録すること自体は危険なことではありません。しかし、登録したスマホ端末を紛失した場合や外部PCを利用してログインし決済を行った場合など、危険性にさらされるケースもあります。これらのリスクは、Amazonに限らず、ECサイトを利用して決済する場合にはつきまとうものとして認識し、日頃から注意しておくことが重要です。