三井住友カードゴールド（NL）は、三井住友カードが提供するナンバーレスのゴールドカードです。今回は三井住友カード ゴールド(NL)の審査基準や、三井住友カード利用者がもらえるインビテーションについて詳しく解説します。
三井住友カード ゴールド(NL)の審査難易度は厳しめ？年収の目安は？
三井住友カードゴールド（NL）の審査は、ゴールドカードにしては比較的厳しくないと言われています。
三井住友カード ゴールド(NL)の申込条件は、満20歳以上で、本人に安定継続収入のあること。三井住友カードゴールド（NL）は年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料と、年会費を無料にするハードルも高くなく、ゴールドカードとしては審査も比較的厳しくないと言われています。また、対象となる三井住友カード利用者は、年間100万円以上の利用で特別インビテーション「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード 」を利用できます
三井住友カード ゴールド(NL)の基本スペック
三井住友カードゴールド（NL）は、三井住友カードが提供するゴールドカードの一種で、年会費は通常5,500円（税込）、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。
クレジットカード券面は、カード番号を無くしたナンバーレスカードなのでシンプルなデザイン。国際ブランドはVisaとMastercardから選択できます
（画像引用元：三井住友カード公式サイト）
三井住友カードゴールド（NL）の主な特徴は以下の表の通りです。
| 三井住友カードゴールド（NL） | |
| 年会費(税込) | 5,500円(税込) 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料 |
| 申込対象 | 20歳以上 本人に安定継続収入がある人 |
| ポイントサービス | Vポイント |
| 還元率 | 0.5%～7% |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| ショッピング補償 | 最高300万円 ※自己負担額3,000円 |
| 旅行傷害保険 | 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険 |
| キャンペーン | 新規入会＆スマホのタッチ決済3回ご利用で最大5,000円分Vポイントギフトコードプレゼント！等 |
三井住友カード（NL）や三井住友カードプラチナとの違いは？
三井住友カードゴールド（NL）の一般カードにあたる「三井住友カード（NL）」や、三井住友カードが発行するクレジットカードの中で最上位にあたる「三井住友カードプラチナ」との比較は以下の表の通りです。
| カード名 | 三井住友カード ゴールド（NL） |
三井住友カード （NL） |
三井住友カード プラチナ |
| 年会費(税込) | 5,500円(税込) 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料 |
永年無料 | 55,000円(税込) |
| 申込対象 | 20歳以上 本人に安定継続収入がある人 |
18歳以上 （高校生は除く） |
30歳以上 本人に安定継続収入がある人 |
| ポイントサービス | Vポイント | Vポイント | Vポイント |
| 還元率 | 0.5%～7% | 0.5%～7% | 0.5%～7% |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard |
| ショッピング補償 | 最高300万円 ※自己負担額3,000円 |
なし | 最高500万円 |
| 旅行傷害保険 | 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険 ※利用付帯 |
最高1億円の海外・国内旅行傷害保険 |
| キャンペーン | 新規入会＆スマホのタッチ決済3回ご利用で最大5,000円分Vポイントギフトコードプレゼント！等 | 新規入会＆スマホのタッチ決済3回ご利用で最大5,000円分Vポイントギフトコードプレゼント！等 | 新規入会＆スマホのタッチ決済3回ご利用で最大5,000円分Vポイントギフトコードプレゼント！等 |
【詳細】三井住友カード ゴールド(NL)の審査基準
三井住友カード ゴールド(NL)の審査基準の概要は、以下の図のようになっています。
三井住友カード ゴールド(NL)の審査基準で重視されるのは、年収、勤続年数、雇用形態、信用情報（クレジットヒストリー）の4点。それぞれ詳しく解説していきます
①年収
クレジットカードの審査では、利用者の返済能力を判断するため、申込者の年収が重要視されます。三井住友カード ゴールド(NL)の審査では、年収300万円程度であれば審査をクリアできる可能性があります。
年収がやや厳しい場合は、審査基準がゴールドカードより緩い一般カードにあたる三井住友カード(NL)で利用実績を積む方法があるので、後で詳しく解説します。
②勤続年数
申込者の勤続年数も重視されます。基本的に勤続年数が長いほど安定的な収入が見込まれて、審査で有利に働きます。3年以上の勤続年数があれば審査でプラスになるでしょう。転職などを考えている場合は、転職する前にクレジットカードを申し込むことをおすすめします。
③雇用形態
正社員や公務員などの正規の雇用形態が審査で有利です。もっとも、だからといって個人事業主や非正規雇用の人が審査に通らないわけではありません。実際の収入と就労形態を併せて判断されると思ってください。
全体的な傾向として、ゴールドカードは利用実績を重視するので後ほど解説します。
④信用情報(クレヒス)
申込者の信用情報（クレジットヒストリー）も審査の重要な要素となります。
信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴についての情報で、信用情報機関に登録されます。なので自己申告しなくてもクレジットカード会社が照会できるようになっています。登録された信用情報から、カードローンやキャッシングでの多額の借入や支払いの滞納があるかどうかなどがチェックされます。
支払いが多少遅れたことがある程度であればそこまで審査に悪影響を与えませんが、一般的に以下のような情報が登録されている場合、新規のクレジットカード発行は難しくなります。
・支払いの延滞や遅延が多数ある、または長期間の延滞がある
・短期間で複数のクレジットカードを新規申込している
・強制解約や債務整理をしたことがある
三井住友カード ゴールド(NL)のインビテーションが届くと審査通過しやすい？
三井住友カードゴールド（NL）の審査は、インビテーション（招待状）が届くと審査通過しやすいとされています。インビテーションとは、一定期間一般カードを利用している人にカードのランクアップをしませんかとクレジットカード会社から届く招待状のことです。
三井住友カード ゴールド(NL)のインビテーションが届く条件
三井住友カード ゴールド(NL)のインビテーションが届く条件としては、三井住友カード (NL)を利用し、満20歳以上、メールサービス「三井住友カードレター」を「受け取る」設定にしている、年間決済額が100万円以上などが挙げられます。
今までインビテーションが届く条件は公開されていませんでしたが、2023年10月より「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード 」サービスが開始され、三井住友カード（NL）などの一般ランクカード利用者は、年間100万円(税込)以上の利用で三井住友カード ゴールド（NL）に年会費永年無料で切替えできるようになりました。その他、満20歳以上であること、メールサービス「三井住友カードレター」を受け取る設定にしていることが条件です。ただし、この場合もゴールドカードの審査はあるので注意してください
（画像引用元：三井住友カード公式サイト）
以下「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード 」が適用される条件について詳しく見ていきます。
対象カードのご利用金額が年間100万円（税込）以上であること
第1の条件は、対象の一般ランクカードを年間100万円（税込）以上利用することです。ただし、年間100万円の利用対象とならない支払いも一部あります。三井住友カード（NL）はVISA・Mastercard共に対象のカードに含まれています。
年間100万円の対象外となる支払いは以下の通りです。
| 対象外利用 | 具体例 | |
| 年会費の支払い | クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカードなど | |
| キャッシング利用分 | キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他ローンの返済金 | |
| 手数料の支払い | リボ払い手数料、分割払い手数料、マイレージ移行手数料など | |
| 保険料の支払い | 国民年金保険料 | |
| 三井住友カードつみたて投資（SBI証券） | 三井住友カードつみたて投資ご利用分 | |
| PiTaPa利用分 | PiTaPa（ポストペイおよびオートチャージ）のご利用分 | |
| 右記の電子マネーへのチャージ | 交通系 | クレジットカードおよびApple PayでのモバイルSuicaへのチャージご利用分（定期券購入・特急券購入・Suicaグリーン券購入分含む）（※1） |
| クレジットカードおよびApple PayでのモバイルPASMOへのチャージご利用分（※2） | ||
| SMART ICOCAへのチャージご利用分（※3）、モバイルICOCAへのチャージおよび定期券購入のご利用分 | ||
| その他 | 楽天Edy、WAON、nanaco | |
| 三井住友カードが発行するプリペイドカードへのチャージ | 三井住友カードが発行するプリペイドカードへのチャージご利用分（※3） | |
| ANA Payへのチャージ | ANA Payへのチャージご利用分 | |
※1 Google Pay でのモバイルSuicaへのチャージおよび定期券類購入の支払いは対象内。
※2 定期券類購入は対象内。
※3 スマートフォンアプリ「Vポイント」およびキャッシュレス決済アプリ「TOYOTA Wallet」へのチャージも対象外。
満20歳以上であること
「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード 」が適用される第2の条件は、支払い総額の集計時に満20歳であることです。20歳未満である場合はインビテーションが送られてきません。
メールサービス「三井住友カードレター」を「受け取る」設定にしていること
第3の条件はメールサービス「三井住友カードレター」を「受け取る」設定にしていることです。
アップグレードのインビテーションは、メールサービス「三井住友カードレター」を利用して、条件達成月から2カ月以内にメール配信で送られてきます。メールの再配信はされないので、アップグレードを考えている人は、三井住友カードまたは専用のアプリVpassにログインし、「ID・パスワード・メールアドレスなどの照会・変更手続き」にて、三井住友カードレターの登録状況を確認しましょう。
三井住友カード ゴールド（NL）の審査をより通りやすくするには？
三井住友カード ゴールド（NL）の審査をより通りやすくするポイントを解説します。
三井住友カード ゴールド（NL）の審査をより通りやすくするポイントの概要は上の図の通り。それぞれ詳しく解説していきます
より下位カードで利用実績を重ねる
まずは一般カードの三井住友カード（NL）に入会し、支払い遅延などを起こさずに一定期間利用実績を積むことが重要です。
「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード 」はいつまで継続するか公表されていませんが、このまま常時行われるのであれば、1年間で100万円利用の条件を満たせばインビテーションが確実に届きます。インビテーションが届いても審査があるとはいえ、何の利用実績もなく申し込むより確実に審査に通りやすくなります。
キャッシング枠はゼロに設定する
クレジットカードのキャッシング枠をゼロにすると、審査に通りやすくなります。
クレジットカードのキャッシング枠は、要は「クレジットカード会社から現金で借金できる」枠になります。ショッピング枠よりキャッシング枠の方がクレジットカード会社にとってリスクが高くなるため、キャッシング枠を希望すると審査が厳しくなります。
審査に通りやすくしたい場合は、キャッシング枠をゼロに設定しましょう。
借り入れを無くす
クレジットカードの滞納分やローン、スマホの分割支払金など、可能であれば借り入れを支払ってクレジットカードに申し込んだ方が審査に通りやすくなります。
前述したように、クレジットカード会社は信用情報（クレヒス）を信用情報機関へ照会し確認します。税金の未納や公共料金の滞納などは信用情報機関に登録されませんが、消費者金融への返済遅延や、ローンの情報は登録されるため、確認されてしまいます。こういった借り入れを返済し、借入額を減らした方が審査に通りやすくなるでしょう
三井住友銀行の口座を利用する
三井住友グループはクレジットカード事業の与信判断において、同グループの三井住友銀行の口座残高や取引状況を確認しています。そのため、三井住友銀行の口座を利用し、一定額以上の口座残高があることや定期預金があることは審査において有利になるでしょう。
三井住友カードゴールド(NL)の審査に落ちる理由は？
三井住友カードゴールド(NL)の審査に落ちた場合、理由は公開されません。勤続年数や雇用形態、年収等に理由がなかったか一度振り返って考えてみましょう。
これらに特に問題が見当たらなかった場合、信用情報に問題があることが考えられます。過去に金融トラブルを起こしてしまったことがある人は、信用情報機関へ情報開示請求をして確認することをおすすめします。
三井住友カード ゴールド（NL）の審査から発行までにかかる時間
インターネットから即時発行で申し込んだ場合は、最短10秒でカード番号が発行されます。ただしプラスチックのクレジットカードが届くまでには1週間程度かかります。
三井住友カード ゴールド（NL）の審査状況の確認方法
なかなか審査が下りない場合は、三井住友カードの「審査状況照会ページ」から「審査状況照会へ」にアクセスし、申込番号・生年月日（西暦）と電話番号を入力することで、審査状況や結果を確認できます。
まとめ
年収や雇用形態の面で三井住友カード ゴールド(NL)の審査通過に不安がある人は、やはり三井住友カード(NL)など比較的審査が緩い一般カードから利用実績を積み上げていくのが王道でしょう。上級カードのインビテーションを送付する基準は公開されていないことが多いですが、記事内でもお伝えした通り2023年10月に三井住友カードから年間利用額100万円以上であればインビテーションをメールで送付する旨アナウンスがありました。確実に審査に通りたい方は、三井住友カード(NL)で年額100万円以上の利用実績を目指しましょう。
