2024年からはじまる新NISAに向けて、証券会社の顧客獲得への動きも活発化しているようです。株式会社SBI証券は、同社で利用できるポイントプログラムに2023年12月18日から「PayPayポイント」が加わったと発表しました。実際にはどのように運用されるのか、その詳細について見ていきましょう。
12月18日より、新規口座開設や対象取引で「PayPayポイント」が貯まるように
SBI証券では、複数のポイントサービスから好きなポイントを選んで、新規口座開設や投資信託、金・プラチナ・銀などの商品の取引の際に、ポイントが貯まったり使えたりする「マルチポイントサービス」を提供しています。これまでは、「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALマイル」の5種類のポイントサービスが利用できましたが、それに加えて、今回、6000万人以上の会員を有する「PayPayポイント」がメインポイントとして追加されることとなりました。
「PayPayポイント」は、店舗やネットでの買い物の際や、公共料金の支払いなどにも幅広く利用できるポイントサービスであり、SBI証券では、利用者の利便性向上とともに、さらなるユーザーの獲得にも期待を寄せています。
なお、SBI証券では、国内株式や投資信託のスポット買付、投信積立の買付代金として、商品ごとに決められた一部のポイントサービスが利用可能ですが、「PayPayポイント」は利用可能ポイントの対象外となっています。
取引実績などに応じてPayPayポイントが付与される
「PayPayポイント」付与の仕組みについては表に詳しくまとめられています。一部内容をあげると、新規口座開設で100ポイント、金・プラチナ取引では、“スポット取引及び積立取引(定額買付/定量買付)における買付手数料(税抜)の月間合計の1.0%相当”など、取引の内容によって異なる還元率が設定されています。
また、“「PayPayポイント」は出金、譲渡不可”や、“手続きの際には、PayPayの本人確認が完了している必要がある”といったルールもあるようなので、利用時に戸惑わないよう、事前に確認しておいたほうがいいかもしれません。
2024年よりはじまる新NISAに向けて、証券各社は顧客獲得へしのぎを削っています。すでにサービスを利用しているという人も、これから検討していくという人も、こうした新しい取り組みやサービスを注視して、自分に合った資産運用の形を見つめ直す良い機会なのかもしれません。
出典元:【株式会社SBI証券/プレスリリース】
引用元:【SBI証券のえらべるポイント】