キャッシュレス化という言葉が世の中に浸透してきているなか、子どもに電子マネーを使わせるべきか悩む親世代も少なくないだろう。そんな悩みに対し、子育てママのくらしがちょっぴり軽くなる生の声メディア「ママソレ」は、小学生から高校生までの子ども持つ保護者を対象にした「電子マネー使用率や金銭感覚、お金の教育についてのアンケート」を実施した。小中高生別の使用率や親の工夫について詳しく見ていこう。
電子マネーの使用率は中学生で約半数!
小学生から高校生までの子どもを持つ保護者277人に「子どもは電子マネーを使っているか」を尋ねると、「電子マネーを使っている」と回答した人が、小学生(4~6年生)25.3%、中学生46.8%、高校生62.0%と、電子マネーを使う割合は年齢が上がるごとに増えていることがわかった。
電子マネーはスマートフォンを持っていない場合でも、Suicaなどの交通系ICカードにチャージして使用したりなど、だれでも簡単に使用できる。さらに電子マネーは支払いが簡単で、現金より持ち運びが容易であることからお小遣いをキャッシュレスで済ませたい親もいるかもしれない。しかし、金銭感覚が乏しいうちから電子マネーを使用するとお金の価値を理解できなくなってしまうのでは…との懸念もある。そのため金銭感覚を養わせることが重要になるようだ。
子どもの金銭感覚やお金の教育を工夫している家庭は多い
キャッシュレス化が進むなか、保護者はお金の教育についてどう考えているのか。ここからは保護者の「子どもの金銭感覚を養うために取り組んでいること(複数回答可)」の調査結果を見ていこう。「お小遣いを定額制または報酬制にしている」と回答した人は最も多く174人の結果に。また「お金を稼ぐことは大変であると教育している」や「お金は計画的に使うように教えている」「お金の貸し借りをしないように教えている」と回答した人も多く、日頃からお金の教育をしている保護者が多いようだ。その他の回答では「お小遣いを渡すようになってから何に使って、いくら残っているかスマホのアプリで管理させている」といった人もいるなど、徹底したお金の管理や教育をしている保護者もいることが判明した。
今後、子どもの電子マネー使用率はますます上がり、現金で支払うことや管理することが少なくなると予想されるが、簡単に使えてしまう電子マネーだからこそ、お金の大切さなどを子どもにしっかり教えていくべきだと感じる。
出典元:【ママソレ】