キャッシュレス決済が普及した昨今、あなたは商品購入やサービスの支払いにどのような方法で決済することが多いだろうか? MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、18歳~69歳の男女25,000人を対象に2024年1月19日~1月22日の期間で「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」を実施。今回は、決済方法やサービスを中心に調査結果を紹介していこう。
クレジットカードの利用率1位は、あのポイントが貯まるサービス
直近1カ月で利用した支払い方法についての調査では、やはり「現金」が78.1%で最も多く、「クレジットカード」「QR・バーコード決済」が続いた。政府が直接推奨していることもあり、クレジットカードやコード決済などキャッシュレス決済も増加しているはずだが、いまだに現金を使う機会は多いのだろう。
クレジットカードの利用率は79.9%であることがわかった。そのなかで利用しているクレジットカードの種類について聞いたところ、断トツの利用率を誇っていたのが「楽天カード」。53.7%と回答者の過半数が利用しており、楽天ポイントが貯まりやすいことを魅力に感じている人が多いようだ。また、「イオンカード」「PayPayカード」も2割以上の人が利用。汎用性の高いポイントを貯められるカードが人気だと考えられる。
Suicaやnanacoなどのモバイル化が進む
続いて、QR・バーコード決済についての調査結果を紹介。コード決済全体の利用率は72.8%で、なかでも利用者が多かったのは「PayPay」で64.5%だった。コード決済黎明期からあるサービスで、認知度の高さと利用可能な店舗の多さから、日々の買い物で活用している人が多いようだ。また、「楽天Pay」「d払い」「au PAY」など大手携帯キャリア会社が運営するサービスも比較的高い使用率を誇っており、主に自分のスマホキャリアが運営しているサービスを利用しているのかもしれない。
利用率58.6%のカード式の非接触決済では、33.3%の「WAONカード」と、33.1%の「Visaのタッチ決済」が人気。「Suica」や「nanacoカード」も2割を超えているが、両方ともモバイルサービス化してスマホひとつで完結できるようになっているため、今後、利用率は低下していくかもしれない。
スマホの非接触決済は35.7%が「利用している」と回答。なかでも「モバイルSuica」は32.0%と高い人気を誇っている。「楽天Edy」「iD」「Visaのタッチ決済(モバイル)」も約2割の人が活用しており、決済をできるだけスマホに一本化しようとしている人も少なくないようだ。
そのほか、銀行では「ゆうちょ銀行」、証券会社では「楽天証券」が利用率トップという結果に。これらも利用のしやすさやポイント還元などが選ばれる理由だと考えられる。決済サービスの導入や口座開設の際は、さまざまな要素を比較して自分にマッチしているものを選びたいところだ。
出典元:【MMD研究所】