QRコードや電子マネーなどさまざまな支払方法が増えたが、依然としてクレジットカードを利用している人は多い。クレジットカードの種類は多岐にわたるが、どのカードが人気なのだろうか。株式会社ZUUが実施した、クレジットカードの使用状況に関するアンケート調査をみていこう。
最も普及しているクレジットカードは「楽天カード」
20歳から69歳の男女約500人を対象に現在使用しているクレジットカードの種類を尋ねたところ(複数回答可)、最も多かったのが「楽天カード」53.1%、次いで「イオンカード」21.6%、「PayPayカード」19.5%、「三井住友カード(NL)」14.1%という結果となった。半数以上の人が楽天カードを保有しており、人気の高さがうかがえる。
続いてメインで使っているクレジットカードを尋ねると、ここでも1位は楽天カードで34.9%だった。QRコードやタッチ決済サービス「楽天ペイ」との連携やECサイト「楽天市場」の利用など、活用できる機会が多いところが魅力ともいえる。同率2位は三井住友カード(NL)とイオンカードで7.3%。三井住友カード(NL)は、対象のコンビニエンスストア・飲食店の支払いで利用すると最大7%のポイントがつくのもメリット。普段使いで利用するコンビニエンスストアで還元率が高いところが、人気の理由のようだ。
カード選びは「年会費無料」と「還元率の高さ」が決め手
では、数多くあるクレジットカードから所有するものを選ぶ決め手は何だろうか。決め手になった理由(複数回答可)は、上位から「年会費が無料」53.1%、「還元率が高い」37.8%、「利用店舗での還元率が高い」22.2%という結果であった。選ぶ理由として年会費や還元率を挙げる人が多いことから、コストをかけずに少しでもお得に購入したいという意識が読み取れる。
またクレジットカード利用者の多くが、他のキャッシュレスサービスも併用していることも判明した。クレジットカード以外で最も多かった決済手段は「QRコード決済」で62.9%、次いで「ポイントカード」55.2%、「電子マネー」49.0%だった。QRコード決済の中には、クレジットカードと連携してポイント還元率がアップするものもある。たとえばPayPayカードならPayPay、dカードならd払いといったように各社がさまざまなキャンペーンを展開し、QRコード決済の普及を後押ししている。
貯めたポイントは商品や特典の交換だけではなく、ポイント利用可能店舗での支払いや現金代わりにもなるため、使い勝手が良いところが魅力だ。ポイントを効率良く貯めて賢く利用すれば、節約にもつながる。クレジットカードをQRコード決済と連携していない人は、検討してみてもいいかもしれない。
出典元:【株式会社ZUU】