アナタの家にもう使わなくなったカード型Suicaが放置してありませんか? おそらく、Suicaにチャージしてある残高が幾らか残っているはずですよね。でも、Suicaのチャージ残高をきっちり0円まで使い切るには、いったいどうすればいいのでしょうか?
Suicaはコンビニなどで現金と併用して支払える!
JR東日本の交通系ICカード「Suica」ですが、Suicaエリア外に引っ越したり転勤してしまって、そのまま放置している人もいると思います。
でも、カード型Suicaにチャージした残高が残っている場合は、ちょっともったいないですよね。Suicaのチャージ残高を0円まできっちり使うには、いったいどうすればいいのでしょうか? たとえば、PayPayなどのスマホ決済アプリの多くは、現金と併せて支払うことができず、意外と0円になるまできっちり使うのが難しいのです。
しかし、Suicaの場合は基本的にコンビニなどで買い物をするときは、Suicaの残高が足りなくても、不足分は現金で支払うことができるんですね。これならきっちり残高0円まで使い切ることができます。
●JR東日本「買い物に利用の際にSuicaの残額が足りなかった場合はどうすればよいですか」は→こちら
Suicaと併用できる支払い方法は現金だけ?
先ほど紹介したように、基本的にSuicaは現金との併用払いができますが、ほかの支払い方法と併用することは可能でしょうか?
まず、Suicaと併用できないのは、ほかの交通系ICカードです。PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCAなどとSuicaを併用して支払うことはできません。もちろん、カード型SuicaとモバイルSuicaを併用することも不可です。
ほかの電子マネーやクレカなどとの併用払いについても、基本的にできないことがほとんどです。Suicaとほかの支払い方法を併用したい場合は、支払う前に店舗で確認してから利用しましょう。ちなみに、ファミリーマート公式サイトでは「他の電子マネーとの併用はできません。」と注釈が表記されています。
●ファミリーマート「交通系電子マネー」は→こちら
Suicaを返却すると500円のデポジットが返ってくるが……
カード型Suicaの残高を0円まできっちり使い切って不要になった場合は、JR東日本の駅にあるみどりの窓口で返却しましよう。Suicaには預り金のデポジット500円が含まれているので、これを返金してもらうことができます。
ただし、返却時には手数料が220円かかります。もし、Suicaのチャージ残高が220円以上残っている場合は、そこから手数料220円を差し引いた金額にデポジット分の500円を加算して返金されるようになっています。
しかし、Suicaのチャージ残高が220円以下の場合、デポジットの500円のみが返金されるという謎の仕組みになっているんですね。したがって、事前にSuicaのチャージ残高を0円にしてからみどりの窓口に行ったほうが、ムダに手数料を取られないというわけです。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はSuicaのチャージ残高を現金と併用払いすることで、きっちり0円まで使い切る方法を紹介しました。ただし、一部店舗では現金と併用できない場合もあるようですので、ご注意ください。
また、残高0円まで使い切ったカード型Suicaをみどりの窓口で返却するとデポジットの500円が返金されますが、チャージ残高が0円であればムダに手数料を取られないことは覚えておきましょう。
※サムネイル画像(Image:Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com)