毎年5月になると届く自動車税(種別割)納付通知書。最近はクレジットカードでも支払いができるが、決済手数料がかかるので利用している人は少ないかもしれない……。だが、条件によってはクレカ払いやnanaco払いにしたほうが得する場合もあるのだ。そこで今回は、実際に筆者が自動車税をクレカで支払ってみだぞ!
決済手数料はクレカのポイントで相殺できる場合も!
毎年4月1日時点で車を所有していれば、5月に自動車税(種別割)納付通知書が届くはずだ。最近、自動車税はクレジットカード(以下クレカ)でも支払いできるが、多くの自治体で決済手数料が税込330円程度かかるため、利用している人は少ないかもしれない。何を隠そう筆者も、昨年までは近所のコンビニで現金払いをしていた。だが、クレカ払いの決済手数料は、1%ポイント還元のクレカなら相殺できることがある。
たとえば、東京都で自動車税3万9,500円を払うときの手数料は321円だが、クレカのポイント還元が1%なら395ptもらえるので、74円ほど得するのである。逆に0.5%還元のクレカでは197ptしか還元されないので124円の損となる。とはいえ、わざわざ現金を用意してコンビニに行く手間を考えれば、決して高くはないだろう。
実は、今回筆者がクレカ払いをした理由はほかにもある。筆者は年会費2万円のクレカを所有しているが、年間100万円利用すると通常のポイントのほかにボーナスポイントが2万ptもらえる。これで年会費は実質タダになるわけだが、まだ100万円に達していなかったため、急遽2万ptを獲得するために自動車税をクレカ払いすることにしたのだ。
車検が近い人はクレカ払いを利用しないほうがよい理由
現在、一部を除きほとんどの都道府県が自動車税のクレカ払いに対応しているが、納付サイトは自治体ごとで異なる。必ず納付書に記載された納付専用サイトを利用しよう。分からなければ「〇〇県 クレジットカード 自動車税」(軽自動車税は市町村)などで検索すればいい。また、自治体によっては「Yahoo!公金支払い」で納付できる場合も多い。手数料は330円が一般的だが、貯まっているTポイントで支払うこともできるのが大きなメリットだ。。
自動車税をクレカ払いするときに注意したいのは車検日が近い場合である。自動車税をクレカ払いすると納税証明書(領収書)はすぐに発行してもらえないし、納税証明書を送付してくれない自治体もある。もちろん、クレカ払いしていれば陸運局で納税確認ができるシステムになっているが、
たとえば東京都で自動車税をクレカ払いすると、陸運局で納税証明書発行と納税確認ができるのは最大で10日以降になる(自治体によっては3週間の場合も!)。したがって、10日以内に車検があるのにクレカ払いすると、車検で納税確認ができない場合もあるのだ。車検が近い人はコンビニで現金払いしょう。なお、コンビニでは自動車税のクレカ払いはできないので注意したい。
納付手続きは5分ほどで完了! 確認メールも届く
それでは実際にクレカで自動車税を払ってみよう。筆者は東京都在住なので「都税 クレジットカードお支払いサイト」で手続きを行うことになる。手順は自治体のサイトで異なることを、あらかじめご了承願いたい。
まず、「都税 クレジットカードお支払いサイト」を開いたら税額を入力して「試算」を押す。すると、手数料と支払総額が表示されるので確認しよう。次に、郵送されてきた「納付書兼納入済通知書」を見ながら「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力する。内容を確認したらクレカ番号やメルアドを入力。「内容の確認」画面で入力内容を確認したら「支払を行う」をクリックしよう。これで納付作業は完了だ。おそらく作業時間は5分程度で終了するだろう。なお、正しく作業が終了していれば、登録したメルアドに確認メールが届くので安心だ。
都税 クレジットカードお支払い手順
nanacoなら手数料なしで自動車税を払える!
実は電子マネーの「nanaco」を使えばコンビニで自動車税を支払うことができる。nanacoで支払っても手数料はかからないので、たとえば、クレカでnanacoにチャージしてポイントを獲得したうえで、セブン-イレブンで自動車税をnanacoで支払えば、丸ごとクレカチャージ分のポイント0.5%がもらえることになる。
nanacoを持っている人はこちらのほうがおすすめだろう。ただし、現在nanacoにチャージしてポイントがもらえるクレカで新規登録できるのは、「セブンカード・プラス」しかないので、この技が使える人は限られる。
●都税 クレジットカードお支払いサイト(公式)は→こちら
●Yahoo!公金支払い(公式)は→こちら
●セブンカード・プラス(公式)は→こちら