キャッシュレス決済で赤字支出になりやすい人の特徴3選 お得な○○に要注意!

QRコード決済が一気に台頭し“キャッシュレス元年”を迎えた2019年、みなさんの中にもQRコード決済の利用を始めた人は少なくないだろう。しかし、これまで現金払いを続けていた人は、キャッシュレス決済を利用する際に注意すべき点があるのは理解しているだろうか。
今回は、キャッシュレス決済で浪費してしまい支出過多になりやすい人の特徴と、それを未然に防ぐ対処法をお伝えしていく。

キャッシュレスのお金の動きを意識するべし

クレジットカードは、無制限に買える打ち出の小槌ではないのだ

 キャッシュレス決済といえば、お金を出さなくても買い物ができることが最大のメリットだ。極端な話、財布を家に忘れてきてもスマホを持っていればQRコード決済などで簡単に買い物ができてしまう。だが、そこに大きな落とし穴があるのだ。

【キャッシュレス決済で浪費しやすい人の特徴】

1.「お金を払っている」認識が薄い

 現金を支払っていたときは、自分で財布から必要な分だけ紙幣・硬貨を出していた。そのため1万円札を差し出してお釣りの千円札1枚を受け取ったときなど、目に見えて減っていくお金を見て心の中で「出費痛いなぁ…」とつぶやいたことのある人も多いのではないだろうか。しかしキャッシュレス決済は、その名のとおり支払い時にお金の姿を見ることはない。手続きも一瞬で完了するため、人によってはお金を使った感覚を覚えず使いすぎてしまうのだ。
 この問題の対処法として最も有効なのは「家計簿をつける」こと。その日の支出を書き出すことで数字にして出費を認識できるようになるため、「今日こんなに使っていたのか!」と視覚的に理解しやすくなるはずだ。

(Image:TY Lim / Shutterstock.com)

支払い方法が変わっていっても、人を惑わす値引きの魅力は変わらない

2.多数の決済サービスを使っている

 近年は多数のQRコード決済が誕生し、サービスごとに様々なポイント倍増キャンペーンなどが頻繁に行われている。そのため還元ポイントを意識して、「あの店では『PayPay』。ここでは『楽天ペイ』」と使い分ける猛者も少なくない。だが利用サービスを増やしすぎて、「1つのサービスの請求額は小さいが、総合すると想像以上の金額だった」という失敗につながる可能性も否定できない。
 そんなミスをしやすいという自覚のある人は、クレジット・電子マネー・QRコードでそれぞれ1つずつ程度に絞ることを意識しよう。

3.還元ポイントを重視しすぎる

 とくにQRコード決済の各サービスで多く見られる、還元キャンペーンやポイント倍増キャンペーン。欲しかったものをおトクに購入するチャンスであることは間違いない。しかし“おトク”を追いかけすぎるあまり、「せっかくだから…」と必要なのかはっきりしない商品までなんとなく購入していることはないだろうか?
 「10%還元」と謳っていても、買えば90%の支出となることには違いないのだ。のちのち「必要無かったな…」と後悔しないよう、キャンペーンに惑わされず本当に必要なものだけを購入しよう。

 ご紹介した3つはどれも、冷静になって考えてみれば普通の節約術だ。だが「当たり前だろう」と思ったあなたも、これまでの人生で半額シールの誘惑に負けて衝動買いした経験が無いか思い返してもらいたい。少しでも心当たりのあった人なら、注意しておいて損はないはずだ。浪費で家計を赤字にしてしまわないよう、心と財布の紐を引き締めよう。

参照元:キャッシュレス決済で失敗しない3つのコツとは?【トクバイニュース】

オトナライフ編集部
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