もはや、日本人の生活になくてはならなくなった「キャッシュレス決済」。このうち「QRコード決済」に関しては、昨年度半年で利用頻度の高いユーザーが倍になったというデータも。なかでも、グループ力を生かして躍進しているのが「楽天ペイ」。みなさんの中にもポイントのために楽天ペイで支払いはまとめているという人も多いのでは?
今回はそんな楽天ペイの思わぬ弱点と、気を付けなければいけないシチュエーションについてお伝えしていく。
PayPayに勝てるのは楽天ペイしかいない!連動先の豊富さが武器
消費者庁の発表によると、「利用する頻度の高いキャッシュレス決済手段」として「QRコード決済」を挙げた人は、2019年7月度で17.7%だったが、12月度には34.4%とほぼ倍にまで上昇していることが分かった。伸び率からみても本年度はさらに上昇していると考えられ、「QRコード決済」はもはや現代人の必須ツールになっていると言える。
そんななかで、日常的に使用するサービスを「楽天グループ」に集中させることで、お得な生活をする「楽天経済圏」という言葉が注目を集めている。ネットショッピング、クレジットカード、電子マネー、スマホ、銀行、電気、書籍、デリバリー、などを全て楽天に固めることで、楽天ポイントを大量に獲得するという「財テク」だ。特に日ごろの会計から使える楽天ペイが誕生したことが、この楽天経済圏の普及を後押ししている。
豊富なグループ内との連動サービスだけでなく、交通系ICカードのsuicaとの連動も始まるなど、今楽天ペイが、QRコード決済界のトップである「PayPay」の牙城を崩すべく勢いづいている。
しかし、勢いづく楽天ペイには思わぬ弱点が露呈している。それが「コンビニ支払い」だ。現在楽天ペイの使用できるコンビニは、「ローソン」、「ファミリーマート」、「セブンイレブン」、「ミニストップ」など、ほぼすべての大手を抑えている。利用条件としては悪くないはず、では弱点とは何だろう。
上記のコンビニの内、ローソン、ファミリーマート、ミニストップには楽天ペイの「利用限度額」が存在している。1回の支払いまたは1日の支払いで上限4,000円までという制限だ。「コンビニで4,000円なら問題はないのでは」という考えもあるかもしれないが、まとめて生活用品を購入したり、はたまた「たばこ1カートン」なんて買い物をすれば一発アウト。意外と4,000円は心もとない金額だ。
近所のコンビニくらいなら、ついついスマホだけ持ってあとは手ぶらで出かける。そんな時代になってきましたが、「4,000円越えていて支払いができない!」なんて事態になってしまうかも。生活圏内が同じコンビニばかりの人は注意が必要だ。
参照元:楽天ペイが使えるコンビニは?お得な使い方や金額上限、キャンペーンもチェック!【美人のマネ活】