2018年の10月以来、破竹の勢いでシェアを拡大していくQRコード決済の王者「PayPay」。「100億円あげちゃうキャンペーン」など注目度の高い還元企画により、認知度を一気に向上し、利用者を増やしたことは記憶に新しい。さらに、PayPayに追いつけ追い越せの精神で数々のQRコード決済などのキャッシュレスサービスが増加し、勢いをつけている。そんな中、キャッシュレス決済でポイントを貯める活動「ポイ活」を始めている人もいる。キャッシュレス決済の一番のメリットはポイントだという人もいるぐらいだ。ポイントが貯まらないならば、QRコード決済をはじめとしたキャッシュレス決済はここまで流行らなかったかもしれない。
今回は、そんなポイントサービスの中でも勢いをつけそうなdポイントのとあるニュースを伝えていきたい。
当然dポイントのことは知ってる……?
dポイントは通信大手の株式会社NTTドコモが手掛けるポイントサービス。2015年12月にドコモ携帯の月々の利用料などに応じてポイントが貯まる「ドコモポイント」から「dポイント」に改称され、ドコモの回線などを利用していない場合でも無料で利用できる共通ポイントサービスとなった。そのため、もしかしたらdポイントはドコモ携帯にしか使えないものだと思われている可能性がある。しかし、dポイントの使い道の豊富さは目を見張るものがあるので、そこは間違わずに活用していきたいところだ。
国内通信事業者で契約件数最多のNTTドコモと、3大メガバンクの一つ、三菱UFJ銀行が金融事業での包括提携に向けて検討していると複数のメディアが報じている。三菱UFJ銀行にNTTドコモの携帯電話料金の引き落としに使える専用口座を設け、NTTドコモのdポイントがたまりやすい新たなサービスを検討しているそうだ。月額2,980円の新料金「ahamo」をはじめるNTTドコモには追い風になるのかもしれない。
また、「通信と金融の融合」を掲げるKDDIが2020年2月以降、金融・決済サービスのブランド名を「au PAY」に統一し、Zホールディングス、Zフィナンシャル、ソフトバンクの3社が20年秋以降順次、これまで名称がバラバラだった金融関連サービスをPayPayブランドに統一すると発表しているが、dポイントもまた新たな対抗馬となってくるかもしれない。
参照元:ドコモと三菱UFJ銀行が業務提携、ポイントたまる専用口座など検討──各社報道【engadget】
※サムネイル画像(Image:dpoint.jp)