PayPayの残高を見て、複数の種類があることに気づいただろうか。似たような名称で違いがわからず、とくにPayPayボーナスライトとは何なのか疑問に思う人も多い。今回はPayPayの残高にある4種類のポイントについて違いを解説する。違いを把握して、賢く使いこなそう。
PayPayには4種類の残高がある
PayPayには、PayPayマネーやPayPayボーナスライトなど、4種類の残高が存在する。その違いを比較してみよう。
■PayPay残高の比較表
PayPayマネー、PayPayマネーライトは、自分でチャージした分の残高のことだ。それに対してPayPayボーナスやPayPayボーナスライトは、還元キャンペーンなどで付与されるポイントのことを意味する。PayPayアプリのほかに、PayPayモール、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!といった関連サービスのキャンペーンでも付与される。PayPayボーナスライトには、60日間の有効期限があるのが大きな特徴だ。
出金・送金の可否についても違いがあり、PayPayボーナスとPayPayボーナスライトは、出金・送金ともに不可となっている。これに対してPayPayマネーは出金・送金ともに可能だ。ちなみに送金は、ジャパンネットバンクなら手数料無料、それ以外の金融機関は1回あたり100円がかかる。送金に関しては手数料無料で利用できる。
■PayPayの残高が消費される順番
上記4種類の残高が消費される順番は、PayPayボーナスライト、PayPayボーナス、PayPayマネーライト、PayPayマネーとなっている。60日間の有効期限のあるPayPayボーナスライトから先に消費されるため、ユーザーにとっては便利だ。消費する順番を自分で設定する必要はなく、PayPayで支払うだけで自動的に上記の順番が適用される。
■PayPayボーナスライトについての注意点
有効期限があることに加え、注意しておきたい点がもう1つある。Yahoo!JAPANのサービスを利用して付与されたPayPayボーナスライトがあるが、なぜか消費できなくて困っていないだろうか。
実はYahoo!JAPANのサービス利用で付与されるPayPayボーナスライトを消費するには、PayPayアカウントとYahoo!JAPANアカウントを連携させることが必要だ。まだ連携させていない人は、以下の手順で手続きを済ませよう。
1.PayPayのホーム画面で「アカウント」をタップ
2.「外部サービス連携」をタップ
3.「Yahoo!JAPAN ID」を選ぶ
4.連携するYahoo!JAPAN IDとパスワードを入力してログイン
なおYahoo!JAPAN IDとの連携は、あとで解除することも可能だ。その場合でも、Yahoo!JAPANと一度連携したPayPayボーナスライトは、有効期限内なら失効しない。
2021年2月1日以降、Yahoo!ショッピングなどヤフー関連のサービス利用に関して、PayPayボーナスライトでの新規の付与がなくなる。PayPayボーナスライトの代わりに、PayPayボーナスの付与に変更されるのだ。これから付与される分について、有効期限を気にせず利用できるようになることは、ユーザーにとってメリットと言えるだろう。
なお1月31日までに付与された分はそのままPayPayボーナスライトとして残り、PayPayボーナスに変更されることはない。また、PayPayボーナスライトを利用した決済が取り消し(返金)になった場合、取り消しをしたのが2月1日以降であっても、PayPayボーナスではなくPayPayボーナスライトが再度付与される。
この変更の対象となる主なサービスは、下記のとおりだ。
・PayPayモール
・PayPayフリマ
・Yahoo!ショッピング
・Yahoo!トラベル
・ヤフオク!
・LOHACO
・GYAO!ストア
・ebookjapan