PayPay、マイナポイント事業への登録期間延長へ、ソフトバンク経済圏の役割も徐々に拡充か

PayPayが「マイナポイント事業」における決済サービス「PayPay」の登録期間を2021年9月30日まで延長すると発表した。なんとPayPayへの登録は200万件を突破したそう。PayPayといえば、先日にはコンビニのなかでも一段と人気の高い、セブン-イレブンのアプリとも提携を開始しており、ここのところ大きな話題が立て続けに続いている。
マイナポイントの還元対象期間の延長といえば、PayPayのみというわけでもなく、他社キャッシュレスサービスも対象のはず。それが、ここまで大きく話題になっているのは、PayPayの最近の動向に多くの人から関心を寄せられているからか。注目が多く集まるPayPayの動向を追いたいと思う。

マイナポイント取得の条件変更

(Image:paypay.ne.jp)

マイナポイントがもらえる再チャンス

 上述した通り、マイナポイント事業において、総務省からすでに実施期間の終了を9月30日まで延長することが発表されている。加えて、登録者数の目標設定を従来の4,000万人から5,000万人に上方修正。これは実施期間の延長とあわせて、マイナポイント取得の条件が「2021年3月までに、マイナンバーカードの交付“申請”を行うこと」となったこともポイントかもしれない。申請したマイナンバーカードの受け取りを予約制としている自治体も多く、日程が合わずに、なかなか受け取れない人がいる状況を考慮したようなかたちに見受けられる。

 そんな中、PayPayではPayPay残高へのチャージ金額、またはPayPayで支払った金額の25%分(付与上限:5000円相当)が付与されるようだ。また、申込登録をした上でマイナポイント事業の期間中にチャージすると、PayPayマネーライトとしてPayPay残高にチャージされる特典もあるので、これまで「3月終了では厳しいから…」とあきらめていたユーザーも、再び訪れたこのチャンスにマイナンバーカード申請する人も増えるのではないだろうか。

(Image:Michael Vi / Shutterstock.com)

圧倒的なサービス体制が光るPayPay

 現在、マイナポイントのPayPayへの登録は約200万件を突破しており、自身での申込登録が難しいユーザーにはソフトバンクショップ、Y!mobileショップで設定サポートをお願いすることもできるという。また、専用カスタマーセンターでの24時間体制の電話サポートも行うなど、他社を上回る圧倒的なサービス体制でさらなる登録者の上積みを狙っている。

 先日のセブン-イレブンアプリとの提携をはじめ、ソフトバンク経済圏内の人達なら誰もが喜ぶお得なポイントキャンペーンおよび割引についてのみならず、PayPayの申し込み登録とはいえ、設定サポートを経済圏内で担当するのはまさに革新的。ソフトバンク経済圏だからこそできるサービスであり、マイナンバーカードを取得しようという動きも徐々に広がりを見せる中で、経済圏がお得なだけの繋がりではないことを証明しているともいえるか。
 今後、PayPayの躍進だけではなく、経済圏がどのような役割を拡充していくのか注目したい。

参照元: PayPay、マイナポイント事業の登録受付を延長 登録者数は200万件を突破【ITmedia Mobile

※サムネイル画像(Image:paypay.ne.jp)

オトナライフ編集部
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