初めて作ったクレジットカード、3位はイオン、2位三井住友、圧倒的1位はなんと!

クレジットカードに対するアンケートの結果、多くの人々にとって初めてのクレジットカード1位が「楽天カード」であったことが分かった。カードを選ぶ決め手としては、還元率や特典などステータスよりも実用性が若年層にとっては重要である模様。
今回は、そんな初めてのクレジットカード選びの実情と、そこから推測される各社の今後の動向についてお伝えしてく。

楽天カードがビギナーには大人気!選択の決め手は…

初めてのカードを決める決め手はどうやら“お得さ”

 ウェブマーケティング等を手掛けるOffice Withによるアンケート調査「初めてクレジットカードを作ったきっかけや利用年数」についての結果が発表された。内訳をみてみると、「初めて作成したクレジットカード」については、1位「楽天カード」(52名)、2位「三井住友カード」(22名)、3位「イオンカード」(16名)、4位「JCBカード」、「エスポカード」(各11名)となり、楽天カードが他社に比べて2倍近くの差をつけて首位となっていることが判明。カードを選んだ理由については、1位は「勧められた」(48名)となったが、2位以下に「還元率に魅力を感じた」(31名)、「お得になる店があった」(28名)が続き、カードを作成することで受けられる恩恵が大きな決め手となってカードを選んでいる実情が見て取れた。
 同時に、クレジットカードを変更した理由においても「還元率が良くなかった」という回答が1位となっており、導入時も離脱時も、ユーザーは特典に関して非常にシビアである現状が浮かび上がっている。

若年層への、訴求が各社の注力点になっていきそう…

 注目すべき結果は、「現在も初めて発行したクレジットカードを利用しているか?」という項目である。68%もの人が継続使用中だと回答。「新たに発行したクレジットカードと併用している」という回答を合わせればおよそ75%を超える人が、初めてのクレジットカードを使用し続けていることが分かった。継続契約期間で見ても最初のカードを5年以上も継続しているユーザーは半数を超えている。
 このように多くのユーザーは、一度作ったクレジットカードから他社に移行する可能性がかなり低いことがわかった。企業からしてみれば、最初に使用するカードにさえ選ばれてしまえば、今後何年にもわたってメインカードとして使用してくれる可能性が高いということだ。

 ブラックカードやゴールドカードなどクレジットカードをステータスで選ぶ時代は終わりを迎えたのかもしれない。今後はラウンジ等の付属サービスよりも、いかに若年層にとって作りやすい、選ばれやすいカードであるかという面に各社注力していくだろう。若者の支持率がイコール「シェア争いでの覇権」につながる時代が、もうそこまで来ているかもしれない。

参照元:初めて発行したクレジットカードを5年以上使い続ける人が59%以上の結果に!初めて発行したクレジットカードの理由や利用年数などをアンケート調査【カードレビュードットコム

オトナライフ編集部
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