UNIQLO Pay（ユニクロペイ）を実際に使ってみたら、意外なお得が隠されていた！

人気のファストファッション「ユニクロ」には、ユニクロ公式アプリが用意されており、そのなかにスムーズにキャッシュレス決済ができる「UNIQLO Pay（ユニクロペイ）」があります。しかし、UNIQLO Payで決済してもポイント還元はありません。それでもUNIQLO Payを使うメリットはあるのでしょうか？　そこで今回は、実際に筆者がUNIQLO Payを登録して支払いに使ってみました。果たしてその結果は……？

ユニクロのキャッシュレス決済「UNIQLO Pay（ユニクロペイ）」って何？

お手頃価格で上質なファッションアイテムが購入できる人気の「ユニクロ」には、キャッシュレス決済「UNIQLO Pay（ユニクロペイ）」が用意されています。

UNIQLO Payはユニクロ公式アプリに含まれる機能であり、あらかじめ支払い方法を設定しておくと、ユニクロやGUの実店舗や、ユニクロのオンラインでの決済に利用できるようになります。

UNIQLO Payはユニクロ公式アプリに含まれる機能。利用するには、あらかじめ決済用の銀行口座かクレジットカードを登録しておく必要があります

UNIQLO Payの支払い方法に登録できるのは、クレジットカードまたは銀行口座の2つ。現在利用できる銀行は三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友銀行、イオン銀行のほか、地方銀行や信用組合などにも幅広く対応しています（24年2月現在）。

クレジットカードのほうは、VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、Dinersといったブランドが利用可能となっています（24年2月現在）。

残念ながらUNIQLO Payで決済してもポイントなどは付きませんが、登録したクレジットカードによってはポイントがもらえる場合があります。

登録できる銀行口座は都市銀行だけでなく、地方銀行や信用金庫などの利用も可能。また各種クレカも登録可能です（画像はUNIQLO Pay公式サイトより引用）

また、以前はユニクロ会員が支払い前に会員証を提示する必要がありましたが、UNIQLO Payを利用すると、会員証の提示と支払いがまとめてできるのが便利。

ほかにも、現在UNIQLO Payに銀行口座またはクレカを登録すると、500円分のクーポンをもらえるのも大きなポイントです（24年2月現在）。

ただし、このクーポンは5,000円以上の買い物時に利用可能で、有効期限は1カ月となっていることにはご注意ください。

UNIQLO Payの初期登録手順

まず、ユニクロ公式アプリを起動して「会員証」ページを開いたら、「登録する」をタップ（左写真）。次に画面をスライドして「利用規約に同意する」を押します（右写真）

画面下の「はじめる」をタップ（左写真）。続いてユニクロの会員情報を入力して「ログイン」しましょう。初めての人は「新規会員登録」から会員登録を行います（右写真）

ここで携帯電話番号によるSMS認証を行います。（１）電話番号を入力して、（２）「SMSを送信する」をタップ（左写真）。（３）認証番号がSNSで送られてきたらそれを入力し、（４）「認証する」を押しましょう（右写真）

次に支払い方法を登録をします。「銀行口座払い」か「クレジットカード払い」を選択できますが、今回は「クレジットカード払い」を選択しました（左写真）。クレジットカード情報を入力したら「登録する」をタップします（右写真）

支払い方法がアプリに表示されたら完了です。支払い設定が終わったら「クーポン」をタップしましょう（左写真）。すると5,000円以上の買い物で使える500円割引きクーポンが発行されます（右写真）

ユニクロ店舗でUNIQLO Payを使って買い物をする方法

UNIQLO Payの支払い方法が登録できたら、さっそく実際にユニクロの店舗に行って、UNIQLO Payを使ってみましょう。

まず、ユニクロで購入したい商品を選んだら、セルフレジに向かいます。このセルフレジは右側のトレーに商品を入れるとICタグを読み取って、自動的に商品数や価格が表示されるようになっています。

セルフレジではスマホでユニクロアプリを開き、会員証のQRコードをスキャンしましょう。あとは、購入商品の値段などを確認し、支払い方法で「UNIQLO Pay」を選択するだけでOK！

会員証のQRコードを一度スキャンすれば、その読み取った情報で支払いができるため、とってもスピーディーに支払いができました。

ユニクロ店舗でUNIQLO Payを使う手順

ユニクロの店舗にはセルフレジが置いてあります。最初に購入商品を右側のトレー部分に置いてください（筆者撮影）

商品をトレーに置いたら、タッチパネルの「お会計をはじめる」をタップします。これで会計の操作を始めることができます（筆者撮影）

「会員証はお持ちでしょうか？」と表示されるので、「はい」を押します（上写真）。スマホでユニクロアプリを起動して「会員IDバーコード」を表示し、スキャン部分にかざします（下写真）（筆者撮影）

すると、自動的に商品のICタグを読み取って商品点数と価格が表示されるので「次へ」を押します（上写真）。正しければ「OK」、間違っているなら商品を動かして「再実行」を押しましょう（下写真）（筆者撮影）

ショッピングバッグの購入画面が表示されますので、必要なら「はい」を。必要なければ「いいえ」をタップしましょう（筆者撮影）

合計額と支払い方法が表示されたら、いちばん上に表示された「UNIQLO Pay」を選択します（筆者撮影）

すると自動的にUNIQLO Payでの決済が実行され、決済が終わると、「お支払い完了」画面が表示されます（筆者撮影）

これでUNIQLO Payでの買い物は終了しました（上写真）。あとはレシートが印刷されるので、忘れずに受け取ってレジを離れましょう（下写真）（筆者撮影）

ポイント還元がないUNIQLO Payを使うメリットはある？

今回筆者は、実際にUNIQLO Payを使ってみましたが、メリットは何といっても“決済の手間を大幅に減らせる”ということです。

セルフレジでは、一度アプリで会員証をかざすだけで、決済時にクレカやQRコードをかざす、あるいは、現金を入れたりする必要が一切なくサクッと決済できるのです。

QRコード決済や交通系ICカードなどは、残高不足で慌ててしまう場合もありますが、UNIQLO Payなら、そのような心配をする必要はありません。

さらに、今なら新規登録で500円クーポンがもらえますし、UNIQLO Payの会員証の提示で、特別価格で商品を購入できるのも大きなメリットのひとつでしょう。

UNIQLO Payなら、会員証提示ページで「会員証」ページをスキャンするだけで、一気に決済まで完了します。とてもスピーディーに買い物ができるのが最大のメリットでしょう

このように便利なUNIQLO Payですが、デメリットもあります。それはUNIQLO Pay自体にポイント還元がないこと。

とはいえ、決済方法にクレジットカードを登録すれば、クレカ側のポイント還元を受けられる場合もありますので、さほど気にしなくていいかもしれませんが……。

また、UNIQLO Payには支払い上限があることにも注意が必要です。本人認証済なら1回あたり税込3万円まで/1日あたり税込5万円まで決済できますが、本人認証未実施だと、1回・1日あたり税込1万円までしか利用できないのです。

●ユニクロ「【UNIQLO Pay】本人認証サービスとご利用限度額について」は→こちら

なお、ユニクロのセルフレジでは、現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済なども利用可能です。

UNIQLO Payにあまりメリットを感じないのであれば、これらの支払い方法で買い物をすることも可能となっています。

ユニクロ店舗でのセルフレジ支払い方法

【現金】
【UNIQLO Pay】
【クレジットカード】
※AmericanExpressカードは日本発行カードのみ対応
【デビットカード】
※国際ブランドのデビットカード（VISAデビット・JCBデビットなど）が利用可能
【電子マネー／QRコード決済】
※QUICPay／iD／交通系（Suicaなど）／楽天Edyなどが利用可能
【ユニクロギフトカード／UNIQLO eGift Card】
※JCBギフトカードやQUOカードPayはセルフレジでは使用できません

セルフレジでは現金、クレカ、電子マネー、QRコード決済などでも支払いは可能です。店舗によって異なる場合もあります（筆者撮影）

まとめ

いかがでしょうか？　今回はユニクロの買い物で利用できるUNIQLO Payの使い方やメリット・デメリットについて解説しました。

UNIQLO Payにはポイント還元がないため、当初は「本当に使う意味があるのか？」と疑っていた筆者でしたが、実際に使ってみると一度アプリのQRコードをスキャンするだけで、スムーズに決済できるのが本当に便利だと感じました。

初回は500円クーポンももらえますし、会員証の提示で商品を特別価格で購入することができるメリットもありますので、ユニクロでよく買い物をするなら、UNIQLO Payを利用してみてはいかがでしょうか。