「Visa LINE クレカ」4月30日で3%還元が終了! LINE Payからユーザー離脱の予感

「Visa LINE Payクレジットカード」の3%還元が4月末にて終了される。2020年から“最もお得なクレジットカード”として名を馳せていたこともあり「何か救済処置があるのでは」という見方もあったが、まもなく4月も終わりを迎える。どうやらこのまま本当に終了してしまいそうだ。今回は高還元を駆け込みで受けたい人に向けた注意点と、今後メイン決済サービスを決めかねている人達の動向について考えていきたい。

還元は大幅に引き下げ…。最後の最後まで利用しつくすには

(Image:pay.line.me)

Visa LINE Payクレジットカード、あなたは作りましたか?

 2020年にサービスを開始したVisa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)。サービスのスタートから3%という高還元で、多くのユーザーを獲得してきた。そんなLINEクレカの高還元が4月末にて終了する模様。チャージ&ペイでの使用が現状の1~3%還元から一律0.5%へ、LINEポイント還元は2%へと引き下げられる。高還元を理由にLINEクレカを使用している人からすれば、いよいよ瀬戸際といったところか。駆け込みで3%還元を受けるために今のうちに買いこもうと考えている人も多いだろう。しかし、どうやら高還元をうまく受けるには注意すべき点があるようだ。

(Image:pay.line.me)

LINE Payからユーザー大幅離脱の予感

 まず、効率的に還元を受けようと考えたときに多くの人は「他の電子マネーへのチャージ」を考えるだろう。しかし、LINEクレカにおいてはこの技は使えない模様。「電子マネー/プリペイドカード/Walletサービス等へのチャージ」についてはポイント還元の対象外と定められているからだ。他のマネーへの差し替えができないとなれば、次に考えるのは高額な支払いでの利用。だが、数%の還元のために欲しくもない高価な買い物をするのは本末転倒。そこで思いつくのは「どうせ払わなくてはいけない支払い」だ。主なもので考えると、公共料金や、税金の支払いである。しかし、「税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分」は還元対象外というルールも存在している。そのほかにも「ギフトカードの購入(Visaギフトカード等)」、「金融商品の購入(投資信託,証券,仮想通貨等))、「国民年金保険料年会費(クレジットカード年会費、ETC年会費等)」といった対象外支払いが実はLINEクレカには多く存在する。普段の支払いなら問題はなくても、駆け込みでの消費となると意外と制限が多くなっているので気を付けたい。
 “最もお得なクレジットカード”といわれていたが、いよいよ還元率引き下げが始まるLINEクレカ。多くのユーザーの待ち望んだ救済処置もどうやらなくこのまま5月を迎えそう。とくにこだわりがなくメイン決済サービスを決めている人なら問題なくとも、今回大きな動きが見られることが予想されるのは、アンテナを張って日々“お得なサービス”を探している層だろう。これらの人々は引き下げと共に、次にメインで使う高還元率の決済サービスを探して、LINEクレカと「LINE Pay」から離脱するかもしれない。

 激しくシェア争いを繰り広げるキャッシュ決済業界。各社としてはそんなユーザーを逃す手はない。メイン決済サービスを決めかねている層に向けて、4月末~5月頭にかけて大きなキャンペーンや新システムを発表するかもしれない。次に最もお得なサービスとなるのはどのサービスか。アンテナを張りながら続報を待ちたい。

※サムネイル画像(Image:pay-blog.line.me)

オトナライフ編集部
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