東京電力(TEPCO)が始めた「SMS選択払い」を実際に使ってみた!

アナタは、東京電力(TEPCO)が2020年10月から新たな決済サービス「SMS選択払い」をスタートさせているのをご存じだろうか? TEPCOに「払込票支払い」しているユーザーには、2021年春頃から「SMS選択払い」の告知が行われているが、面倒くさがり屋の筆者は無視していた。ところが、ある日突然スマホにSMSが届き、強制的にスマホアプリによるコンビニ決済かクレカ払いを迫られてしまったのだ。そこで今回は、急にTEPCOからSMSが届いても慌てないように、「SMS選択払い」について解説したいと思う。

東京電力(TEPCO)が始めた「SMS選択払い」って何?

 電気料金の支払いをクレカや口座引き落としにしている人は多いだろうが、なかには毎月払込票で支払っている人もいると思う。だが、世の中はペーパーレス化が進んでおり、2020年10月から東京電力(TEPCO)でも「SMS選択払い」という新たな支払い方法を導入している。
 SMS選択払いとは払込票支払いにしているユーザーに対して、SMS(ショートメール)を送り、その月の電気料金を「クレカ支払い」にするか「専用アプリ(バーコード)を使ったコンビニ支払い」にするかを、いわば強制的に選択させるサービスのこと。筆者のようにTEPCOからのお知らせハガキを無視し続けていると、ある日突然、TEPCOからSMSが届き、SMS選択払いを迫られてしまうのだ。このTEPCOからのSMSをフィッシング詐欺だと勘違いして無視する人も多いようだが、そのまま放置すると電気料金が未納状態になってしまう。最悪の場合は電気を止められてしまうかもしれないので、払込票利用者はTEPCOのSMS選択払いについて、あらかじめ理解しておいたほうがよいだろう。

TEPCOは、2021年春頃から料金を「払込票」にしている人に向けて、「SMS選択払い」切替案内ハガキを送っている。だが、面倒くさがり屋の筆者は無視し続けていたところ、ついに「SMS選択払い」の切り替え通知ハガキが届いたのだ!

まずは郵便番号と電話番号(下4ケタ)で電気料金を確認

 最近は、有名企業の名を騙ってスマホのSMSにフィッシング詐欺メールを送り付けてくる事例が多発しているが、「TEPCO」からのSMSは支払い通知の可能性があるので無視するのはよくない。もちろん、フィッシング詐欺の可能性も十分あるので、必ず送信元の電話番号を確認しよう。ドコモ&auユーザーの場合は「0120-659-436」、ソフトバンクユーザーには「249024」という電話番号からSMSが送信されている。もし、送信元が正しければメッセージを開きURLリンクをタップしよう。郵便番号と電話番号の下4ケタを入力すれば、TEPCOの「お支払い情報」画面が表示されるはずだ。

これが「TEPCO」からの支払い通知のSMS。送信元の番号が表示されるので、本物かどうか確認したらタップする(左写真)。メッセージに記載されているURLリンクを押そう(右写真)

郵便番号と電話番号の下4ケタを入力し、画面下の「上記注意事項を確認しました」にチェックを入れ「同意して次へ」をタップ(左写真)。「お支払い情報」画面に切り替わる。これが電気料金の内訳だ(右写真)

 電気料金を確認したら新たな支払い方法の選択をしよう。「SMS選択払い」の決済方法は、クレカかコンビニ払い専用「PAYSLE(ペイスル)」アプリの二択になっており、クレカの場合はカード番号や有効期限といった情報入力すればOK。筆者のように現金主義の人は、スマホにPAYSLEアプリをインストールしてバーコードを発行し、コンビニで現金払いをすることになる。こちらは従来の「払込票」がスマホアプリに置き換わっただけなので、逆に「払込票を忘れて支払えない!」といった凡ミスを防げるだろう。

お客様番号やご使用量などに不審な点がないかチェックしたら、請求金額画面のいちばん下にある「次へ」をタップする(左写真)。「お支払方法選択」画面では「クレカ」か専用アプリ「PAYSLE」を使うかを選択しよう(右写真)

筆者は現金で支払える「PAYSLE」を利用することにしたので、アプリをインストールし「次へ」をタップする(左写真)。すると「支払い内容の確認」画面が開くので画面下の「バーコード発行依頼」を選択しよう(右写真)

スマホにインストールした「PAYSLE」アプリを開き「新規登録」からユーザー名とパスワードを登録(左写真)。「SMS認証」画面が開くので携帯の電話番号を入力し「SMSで認証番号を受取る」をタップする(右写真)

SMS宛に認証コードが送られるので、数字を入れて「認証する」を押す(左写真)。するとWebブラウザが起動してログイン画面が開くので、電話番号とパスワードを入力し「ログイン」をタップしよう(右写真)

ログイン情報が認証されると「下記に同意しますか?」という画面が表示されるので「同意する」を押す(左写真)。アプリを開いてみると「支払い」の項目が「01」となっているはずだ。これをタップして開こう(右写真)

「未払い」画面に切り替わるので、いちばん上の項目を選択しよう(左写真)。するとバーコードが表示される(右写真)。コンビニのレジに行って、このバーコードを読み込んでもらえば、現金で支払うことができる

 いかがだろうか?  筆者のように電力料金をいまだに払込票で支払っている人も少なくないはず。だが、東京電力を使っていれば、近い将来TEPCOからSMSが送られてきて、強制的に「SMS選択払い」を迫られるときが来るのである。そのときは焦らずにクレカ払いか「PAYSLE」アプリによるバーコード払いを選択しよう。もちろん、TEPCOを騙るフィッシング詐欺には十分気を付けてほしい。

●SMS選択払い(公式)は→こちら
●PAYSLE(Android版)は→こちら
●PAYSLE(iPhone版)は→こちら

文=長崎歩夢/編集・ライター

東京電力(TEPCO)が始めた「SMS選択払い」を実際に使ってみた!のページです。オトナライフは、【マネーTEPCO東京電力SMS選択払い】の最新ニュースをいち早くお届けします。