東京都の場合、毎年6月になると家やマンションを所有している人宛てに固定資産税の納付通知書が届く。そのまま銀行やコンビニで現金払いしてもいいが、現在はスマホ決済やクレカ決済することが可能となっており、条件によってはポイント還元で得することもある。そこで今回は、筆者が実際に東京都の固定資産税をスマホを使ってクレカ決済した手順を紹介しよう。
キャッシュレス決済なら固定資産税でポイントをゲットできる!
アナタは、家やマンションの固定資産税の支払いを現金で支払っていないだろうか? 現金払いは、わざわざ銀行やコンビニに行かないといけないし、ポイントももらえないので大損だ。その点、キャッシュレス決済なら、自宅にいながら簡単にスマホで納付できるし、ポイント還元も受けられて得する場合もある。実は、昨年、筆者は初めて東京都の固定資産税をキャッシュレス決済にしたが、不慣れなせいで意外と苦労してしまった。その顛末は→こちらで確認できるが、あれから1年、現在では東京都の税金に対応するスマホ決済サービスも増えており、より利用しやすくなっている。最新のキャッシュレス決済対応状況について→こちらで確認してほしい。
さて、実際に東京都の固定資産税をキャッシュレスで納付する前に確認しておきたいことがある。まず、スマホ決済やクレカ決済は、納付できる上限額が決まっていること。そして、クレカ決済の場合は決済手数料が1万円ごとに80円(税込)かかってしまうことだ。また、納税証明書の発行には1週間〜10日ほどかかってしまうほか、キャッシュレス決済の場合は領収書が発行されないことである。これらの注意点をよく理解したうえで、固定資産税のキャッシュレス決済にチャレンジしてもらいたい。
固定資産税をスマホ決済で支払う場合は、納付書のバーコードをスマホで読み込めばいい。現在はLINE Pay、PayPay、au PAY、d払い、J-Coin Payなどのスマホ決済アプリが、東京都の固定資産税に対応している。これらのアプリで納付すると、ポイント還元が受けられるのでお得だ。たとえば、一番人気のPayPayは通常のポイント還元率が0.5%、PayPaySTEPの条件によっては最大1.5%がポイント還元される。ただし、2021年7月からはポイント還元の条件が変わるので、詳しくは→こちらで確認してほしい。また、LINE Payは登録したクレカ「Visa LINE Payカード(LINEクレカ)」のチャージ&ペイでポイント還元される(残高払いはポイント還元なし)。2021年4月まではLINE Payのマイランク制度によって最大3%も還元されていたが、現在は一律0.5%還元となってしまった。ちなみに、0.5%還元で10万円を納付すれば500ptが還元される計算になるぞ。
スマホ決済が面倒だという人には、クレカ決済がオススメ。東京都ではクレカ納付サイトが用意されているので、スマホによるクレカ決済も簡単にできるようになっている。納付金額1万円あたり80円の手数料がかかるが、たとえば「Visa LINE Payカード」のポイント還元率は2%なので、10万円納付した場合は2,000ポイント還元されるため、803円の手数料を払ってもまだ1,197円も得する計算になる。
2020年、筆者は「Visa LINE Payカード」で固定資産税を納付した。その時はLINEクレカのポイント還元率が3%だったので、手数料を引いても3,000pt以上も得をしたのだ。しかし、今年はLINEクレカの還元率が2%になったため、14万7,800円の固定資産税を納付しても2,956ptしか還元されない。クレカの納付手数料が1,204円かかるため、差し引き1,752ptほど得をする計算になった。ちなみに、QRコード決済で1.5%還元される人なら2,217pt還元されるので、必ずどちらのほうが得するかは事前に確認したほうがよいだろう。
実際に固定資産税をスマホでクレカ決済するのは簡単だ。東京都の「都税 クレジットカードお支払いサイト」をWebブラウザを開き、固定資産税の納付書に記されている「納付番号」「確認番号」「納付区分」の3つの番号を入力後、支払いに使うクレカの情報を入力して決済するだけでいい。これから固定資産税を納付する人は、ぜひキャッシュレス決済にチャレンジしてもらいたい。
●Visa LINE Payクレジットカードは→こちら
●都税 クレジットカードお支払いサイトは→こちら