「楽天ポイント運用」は、楽天ポイントを手軽に運用できるサービス。預けておけば、ほったらかしでもOKと言われていますが、効率よくポイントを増やすには5つのコツがあります。
そこで今回は、楽天ポイント運用でしっかり稼ぐための攻略方法(コツ)をご紹介します。
なおもちろん、ポイント運用はあくまでも「運用」なので、マイナスになる場合もあります。これを踏まえたうえで、運用は自己責任で行いましょう。
【目次】
1.楽天ポイント運用は失敗しやすい?実は「ほったらかし」はNG
2.【2024】楽天ポイント運用のコツとは?攻略法5選:ほったらかしはNG!
3.【詳細】ポイントを引き出す目安:運用益がマイナスのときはどうすればいい?
4.【詳細】楽天ポイント運用の「アクティブコース」「バランスコース」の違い
5.【2024】楽天ポイント運用の注意点
6.【2024】楽天ポイント運用のメリット
7.まとめ
楽天ポイント運用は失敗しやすい?実は「ほったらかし」はNG
楽天経済圏を活用している人なら、自然に楽天ポイントが貯まります。そして貯めたポイントをさらに増やせるのが「楽天ポイントが勝手に増えていく」と噂される「楽天ポイント運用」です。
なお、楽天ポイント運用の基本や始め方、1年後にどのくらい儲かるのかについては下記で詳しく紹介しています。
楽天ポイント運用はポイントを預けておけば、ほったらかしでもポイントは少しずつ増えていきます。しかし数百ポイント程度だけ預けて本当にほったらかしにしていては、大してポイントは増えません。
そこで、楽天ポイント運用ではコース選びやポイントの追加タイミングなども重要になってきます。
引き出すタイミングと追加タイミングも大切
楽天ポイント運用で効率よくポイントを稼ぎたいなら、ポイントを引き出すタイミングと追加するタイミングが重要です。
ポイントを引き出すタイミングと追加するときのより具体的なタイミングやコツについては、後述します。
【2024】楽天ポイント運用のコツとは?攻略法5選:ほったらかしはNG!
では実際に、楽天ポイントを運用するときのコツをご紹介します。適当にコースを選んで「ほったらかし」ではなく、コース選びやポイント追加のタイミングを見極めましょう。
【1】2種類あるコースは「アクティブコース」一択
楽天ポイント運用には、安定した運用の「バランスコース」と積極的な運用の「アクティブコース」の2つのコースが用意されています。
まず「バランスコース」は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債権重視型)」と連動するようになっています。この商品は債権の比重が大きいので、下落リスクは少ないものの大きな利益は見込めません。
これに対して「アクティブコース」は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」と連動します。値動きの激しい株式中心なので、大きく損するリスクはあるものの、その分、大きな利益が期待できます。
初心者は、どうしてもリスクを恐れてバランスコースを選びがちですが、正直言ってバランスコースはポイントの増え方が緩やかなのでおすすめできません。
明らかにアクティブコースのほうがポイントの増え方が大きいので、楽天ポイント運用でポイントを積極的に増やしたいなら、やはりアクティブコース中心の運用にするのがおすすめです。
【2】運用する楽天ポイントは「できる限り多め」がおすすめ
楽天ポイント運用でポイントを増やすコツは、運用にあてるポイント数を増やすことです。楽天ポイント運用は、100ポイントから運用できますが「100ポイントだけ」を預けていてもさほど増えません。効率よく増やしたいなら、できれば数千ポイント~数万ポイントは預けておきたいところ。
よってポイント運用でしっかり稼ぎたいなら、毎月500ポイント~1000ポイント程度を積み立てていくのがおすすめです。なお、楽天ポイント運用では一度に追加できるのは3万ポイントまで。ダイヤモンド会員であれば最大で50万ポイントも追加可能です。
できる限り多くの楽天ポイントを「楽天ポイント運用」にあてるには、普段から積極的に楽天市場で買い物したり、旅行の際は楽天トラベルを利用する、スマホを楽天モバイルにするといった楽天グループのサービスを併用して楽天ポイントを貯める工夫も必要になってきます。
楽天ポイント運用の「レベルアップチャレンジ」も参考にすると良いでしょう。
【3】多少マイナスになってしまっても気にせず放置する
投資経験が少ない人や、楽天ポイント運用を始めたばかりの人は、運用益が気になって毎日値動きをチェックしてしまいがちです。しかも、運用ポイントがマイナスになろうものなら、損した気分になって運用益がマイナスのときにポイントを引き出してしまうかもしれません。しかし、それでは大損してしまう可能性があります。
先述したように楽天ポイント運用は、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債権重視型)」や「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」に連動した形でポイントが増減します。そのため、長期的には緩やかに上がっているチャートでも、実際は上がったり下がったりしながら上昇カーブを描いています。
総じて楽天ポイント運用は、最悪「ポイントが半減してもいい」と覚悟してから始めるのがおすすめ。一度楽天ポイント運用を始めたら、多少マイナスになっても気にせず、どっしりと構えて半年~1年の長期スパンで見守ることが大切です。
【4】ポイントの追加は「日経平均株価が下降している」とき
楽天ポイント運用では、定期的に貯まった楽天ポイントを追加して積み立てていくほうが良いと説明しました。もちろん、毎月決まった日にポイントを追加しても問題ありませんが、できれば日経平均が下がったときにポイントを追加するのがおすすめ。
楽天ポイント引用のアクティブコースは「楽天・インデックス・バランスファンド(株式重視型)」の値動きを元にしていますが、実は日本の株価指数「日経平均株価」と深い相関関係にあります。そのため、日経平均株価が下がったときにポイントを追加しておくと、平均購入価格が低くなる効果が見込めるのです。
たとえば、1口1,000円の商品が500円に下がったときに1口追加しておけば、2口の平均購入価格は750円となります。もし、半年後に1口1,200円に値上がりしたときは、1口平均1,000円だと200円しか利益がありませんが、1口平均750円なら450円の儲けが出るという理屈です。日経平均株価は毎日のニュースでもやっているので、楽天ポイント運用をしているなら少し気にしてチェックするとよいでしょう。
【5】運用益が10%を超えたらポイントを引き出す
楽天ポイント運用を始めたはいいが、いったいどのタイミングで引き出せばいいのか分からないという人も多いでしょう。実は株取引でも、買うよりも売るタイミングのほうが難しいとされています。したがって、楽天ポイント運用でも、最初から運用益がどのくらいになったら引き出すかを決めておくことが重要です。一概には言えませんが、ポイント運用益が5~10%も出ていれば十分な利益が出ていると考えられます。
また、基本的にポイント運用は、半年~1年程度の長期運用すべきですが、もし、始めて3カ月で運用益が10%を超えているようなら、一旦引き出しておくことをオススメします。1年後には5%に下がっている可能性もあるためです。とにかく利益を確定しないと儲かったことにはなりません。
ちなみに、引き出すときも日経平均株価が目安となります。もし、日経平均株価が連続して1日500円以上も値上がりするような局面があれば、ポイント投資の運用益も跳ね上がっている可能性が高いと考えられます。もちろん、引き出して得た運用益は、日経平均が下がったときに再投資すればいいのです。
●楽天「ポイント運用」(公式)は→こちら
【詳細】ポイントを引き出す目安:運用益がマイナスのときはどうすればいい?
楽天ポイント運用は投資信託の価格変動に連動してポイントが増減するため、運用しているポイントが0未満になることはありませんが、市場の状況によっては運用益がマイナスになることも。
運用益がマイナスになると焦りますが、先述したようにマイナスになっているときに引き出すと大損する可能性があります。楽天PointClubの「楽天ポイント運用」シミュレーションによると、1,000ポイントをほったらかしで5年運用した場合、最大で2.2倍になる試算です。前日比がマイナスなど一時的に運用がマイナスになっていても、長期的にはプラスに転じる可能性があるため、中長期的な運用を心がけましょう。
なお、投資信託の価格変動に連動している以上、マイナスになるリスクは不可避です。運用益がマイナスになると困る場合、先に引き出しておくことも必要です。なお、楽天ポイント運用でポイントを増やすコツとして「できるだけ多めのポイントを追加する」とお伝えしましたが、中長期の運用が苦手な人は「失っても構わない範囲のポイント」や「余ったポイント」を運用に回すのが良いでしょう。
楽天ポイント運用で運用益がマイナスになった場合の対処法やリスクを抑える方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
【詳細】楽天ポイント運用の「アクティブコース」「バランスコース」の違い
先述したように、楽天ポイント運用には安定した運用を目指す「バランスコース」と積極的な運用でポイントを増やす「アクティブコース」の2つがあります。
「楽天ポイント投資」との違いとは?
楽天証券には「楽天ポイント投資」というプログラムがありますが、「楽天ポイント運用」とは異なるサービスです。
「楽天ポイント運用」と「楽天ポイント投資」の違いは、以下のとおりです。
楽天ポイント運用 | 楽天ポイント投資 | |
運用元 | 楽天PointClub | 楽天証券 |
運用・投資形態 | ポイントを運用 | ポイントで購入した金融商品(株・投資信託)を運用 |
運用コース・投資対象 | ・アクティブコース ・バランスコース |
・投資信託 ・国内株式(現物) ・米国株式(現物・円貨) ・バイナリーオプション |
最低利用ポイント | 100ポイント | 100円(100ポイント) ※1ポイント=1円で利用可能 |
利用可能な楽天ポイント | 通常ポイントのみ ※期間限定ポイント、提携サービスから交換した通常ポイントは対象外 |
楽天ポイント ※期間限定ポイント、他ポイントから交換して保有している楽天ポイントは除く 楽天証券ポイント |
積立買付 | 不可 | 可 |
引き出し方 | ポイントで引き出し (1ポイントから可能) ※現金化は不可 |
現金で引き出し (銀行口座を経由) |
楽天証券口座の開設 | 不要 | 必要 |
【2024】楽天ポイント運用の注意点
「楽天ポイント運用」をするときの注意点を紹介します。
【1】楽天ポイントの追加・引き出しに時間がかかる
楽天ポイントの追加や引き出しのタイミングについて紹介しましたが、実はすぐに反映されるわけではありません。
営業日の14時までにポイントを追加した場合、楽天ポイントの基準額が決定するのは翌々営業日の22時。つまり、楽天ポイントを追加してから実際に反映されるのは約2日後です。
また、ポイントを引き出す場合も通常ポイントに反映されるまでに時間がかかります。営業日の14時までに引き出し申請したポイントが反映されるのは、翌営業日22時に基準額が決定してから。つまり、最短で約1日はかかります。基準額が決定する前に下落した場合、引き出し申請を行ったタイミングよりもポイント数が少なくなるため注意しておきましょう。
【2】「期間限定ポイント」は楽天ポイント運用の対象外
「楽天ポイント運用」に利用できるのは、通常ポイントのみです。楽天市場での買い物の際にSPUや特定のキャンペーンを利用して得た期間限定ポイントは運用の対象外です。提携サービスで交換した通常ポイントも対象外なので、運用に使うことはできません。
【3】あくまで「投資初心者向け」
「楽天ポイント運用」は、あくまでも投資の疑似体験ができるサービスのため、どちらかと言えば投資初心者向け。楽天ポイントを使って株や投資信託が購入できる「楽天ポイント投資」では多くの金融商品の中から銘柄を選択できますが、楽天ポイント運用は2コースのみです。投資初心者にとっては手軽に始められるサービスですが、上級者にとっては物足りなく感じるでしょう。
【2024】楽天ポイント運用のメリット
楽天ポイント運用のコツが分かったところで、メリットについても紹介します。
「投資の疑似体験」が楽天ポイントですぐにできる
何度も述べているように「楽天ポイント運用」は、「投資の疑似体験」をしながらポイントを増やしていけるサービス。「投資を始めたいけどよく分からない」という初心者でも、証券口座の開設が不要で、2つのコースから選ぶだけで手軽に始められるのがメリットです。
「運用で損をする」リスクが小さめ
楽天ポイント運用は、楽天ポイントを使って運用するため現金不要。また、長期的な運用を前提とした楽天ポイント運用は、マイナスで損をする可能性は低いと言えます。一時的にマイナスになったとしても、長期的に見ればプラスになる可能性が高いでしょう。
まとめ
楽天ポイント運用を攻略するコツを紹介しました。効率よくポイントを増やすにはアクティブコースで「できる限り多め」のポイントを運用し、多少マイナスになっても放置するのがカギ。楽天ポイント運用は、長期的な目線で運用しましょう。