【エポスカードユーザー必須】EPOS Pay(エポスペイ)って何? 使い方からメリット、デメリットまで解説!

マルイが発行するクレカ「エポスカード(EPOS CARD)」所有者なら、エポスカード公式アプリを利用していると思うが、そのなかにスマホ決済アプリの「EPOS Pay(エポスペイ)」が含まれているのをご存じだろうか? 登録したエポスカードや貯まったポイントで支払いができる便利なアプリだが、意外と使っている人は少ないのでは? そこで今回は、実際に筆者がEPOS Payを使ってみたぞ! 果たしてEPOS Payにはどんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのだろうか?

そもそもEPOS Pay(エポスペイ)って何なの?

(Image:eposcard.co.jp)

 アナタは「マルイ(丸井)」が発行するクレカ「エポスカード(EPOS CARD)」を持っているだろうか? エポスカードは年会費無料なのに、海外旅行保険が自動付帯するほか、年4回実施される「マルコとマルオの7日間」ではマルイでの買い物が10%オフになるなど、様々な特典があってお得。また、年間50万円利用すると年会費5,000円のゴールドカードが無料で取得できるメリットもある。詳しくは→こちらで確認してほしい。

 そんな、お得なエポスカードにはスマホ用の「エポスカード公式アプリ」がある。カードの利用状況やポイント、お得なキャンペーンなどが確認できるので利用者も多いと思うが、実は、そのなかにスマホ決済アプリの「EPOS Pay(エポスペイ)」も含まれている。EPOS Payは、エポスカード専用のスマホ決済サービスで、登録されているエポスカードや貯まっているポイントで買い物ができるのが便利だ。しかし、エポスカード公式アプリを利用している人でも、まだEPOS Payを使ったことがない人も多いだろう。そこで今回は、エポスプラチナカードを所有する筆者が、実際にEPOS Payを使って、メリットやデメリットについて解説しよう。

「エポスカード公式アプリ」に含まれるEPOS Payは、登録されているエポスカードでの支払いや、貯まっているポイントをスマホ決済で利用できるのが便利

EPOS Payはどうやって使えばいいの?

 EPOS Payは、PayPayや楽天ペイなどと同じQRコード決済サービスで、スマホのバーコードを提示したり、お店のQRコードを読み取ることで簡単にキャッシュレス決済ができる。基本システムはJCBが提供する「Smart Code」を利用したものなので、「Smart Code」に対応した店舗であれば利用可能だ。ローソン、ファミリーマート、ヤマダ電機、オートバックス、紀伊國屋書店、ケンタッキー・フライドチキン、ロイヤルホスト、日高屋、CoCo壱番屋など幅広く利用できるぞ。

 EPOS Payを利用するには、まず、スマホにエポスカード公式アプリをインストールし、エポスNet会員になる必要がある。初回利用時は携帯電話にSMSを送って、本人認証(2段階認証)をする必要があるが、それ以降はアプリを起動するだけで簡単に支払いができるようになっている。また、EPOS Payは基本的にエポスカードでの一括払いになり、税込200円ごと1pt(0.5%)が貯まるようになっているほか、アプリで指定すれば貯まっているポイント(1pt=1円)での支払いも可能となっているのがうれしい。

■EPOS Payが使える店(Smart Code加盟店)
セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン/ポプラ/キリン堂/サツドラ/コクミン/東急ストア/島忠ホームズ/コナカ/ジョーシン/はるやま/ヤマダデンキ/京王モール/東急百貨店/いきなりステーキ/魚民/串カツ田中/ケンタッキーフライドチキン/ロイヤルホスト/天丼てんや/コメダ珈琲店/CoCo壱番屋/シズラー/白木屋/日高屋/中華一番/ファーストキッチン/丸亀製麺/オートバックス/イエローハット/てもみん など多数

EPOS Payが利用できるお店は「Smart Code」加盟店となる。EPOS Payの表示がなくても、この「Smart Code」が表示されていれば利用できる

EPOS Payは初回だけ認証設定をする必要がある。まず「エポスカード公式アプリ」を起動したら、ホーム画面の「EPSO Pay」をタップ(左写真)。あとは画面に従って作業していこう(右写真)

初回利用時はSMSを使って、本人認証(2段階認証)をする必要がある(左写真)。また、1万円以上利用するときのために、「指紋認証・パスコード」か「暗証番号」を設定できる(右写真)

2回目以降はEPOS Payをタップすると、すぐにバーコード画面が表示される。もし、貯まっているポイントで支払いたい場合は「ポイントを使う」をタップ(左写真)。「すべて使う」か「一部使う」を選んで「OK」を押そう(右写真)

今回はファミマのセルフレジで実際に買い物をしてみたが、スマホのバーコードをハンディスキャナーで読み取れば、簡単に決済が完了する

セルフレジの画面を確認すると、支払い方法はEPOS Payではなく「Smart Code」と表示されていた

EPOS Payのメリットは? デメリットはあるの?

 EPOS Payはエポスカードを持ち歩かなくてもカード決済ができるのが大きなメリット。もちろん、通常のクレカ決済と同じく0.5%のポイント還元が受けられる。とくにゴールドやプラチナカードを利用している人は、年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえるので、EPOS Pay利用でもポイントがもらえるのはメリットだろう。また、筆者のように年100万円以上利用する人は、貯まっているポイントをコツコツと消化できるメリットがある。

 EPOS Payのデメリットは、やはりエポスカード所有者しか使えないこと。EPOS Payはエポスカード所有者向けの非常にニッチなスマホ決済サービスなのである。次に、メジャーなスマホ決済アプリと比べると使えるお店がやや少ないこと。また、ほかの支払い方法との併用はできないので、支払い額の一部を現金で支払うことはできない。さらに、EPOS Pay利用でのポイント還元はなく、PayPayやd払いのように10〜50%還元といった派手なキャンペーンなどは一切ない。したがって、他社のスマホ決済アプリをガンガン使ってポイントをもらっている人にとっては、EPOS Payを使うメリットはほとんどないだろう。

■EPOS Payのメリット
・エポスカードを持ち歩かなくて済む
・基本エポスカード払いなのでポイントが貯まる
・貯まったポイントを消化できる

■EPOS Payのデメリット
・エポスカード所有者しか使えない
・使えるお店がやや少ない
・10〜50%還元といったキャンペーンがない
・EPOS Pay利用でのポイント還元はない

エポスポイントはEPOS Payで使わないほうがお得!

 エポスカード所有者ならご存じだろうが、実はエポスポイントは、「エポスVisaプリペイドカード」にチャージして1pt=1円として使うことができる。エポスVisaプリペイドカードは、Visaブランドのクレカとほぼ同じように使えるし、チャージしたポイントでの支払いでも0.5%還元されるので、EPOS Payで利用するよりお得なのだ。また、エポスポイントは他社のポイントに交換することも可能。たとえば、au携帯の電話番号があればPontaポイントに等価交換できるが、Pontaポイントはau PAYでも利用できるので、この場合でも0.5%還元されるのである。

貯まったエポスポイントは「エポスVisaプリペイドカード」にチャージして利用すると、0.5%還元される。ただし、チャージしたポイントには使用期限があるので注意したい

●EPOS Pay(公式)は→こちら
●Smart Code「Smart Code対応加盟店」(公式)は→こちら
●エポスVisaプリペイドカード(公式)は→こちら

文=藤原博文/編集・ライター

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