楽天市場でのお買い物や楽天カードの利用だけでなく、さまざまな加盟店で貯めて・使える楽天ポイント。その勢いは留まることを知らず、楽天グループ株式会社の発表によると、2020年9月に2兆ポイント、つまり2兆円相当の累計発行ポイントを達成。それからわずか1年足らずという過去最短ペースで、さらに5,000億ポイントの発行を達成。累計で2兆5,000億ポイントの発行という偉業を成し遂げたという。
確かに、他のポイントプログラムとはけた違いのスピードでザクザク貯まる
楽天ポイント発行数増加の背景には、原点である「楽天市場」のユーザー利用が継続的に拡大していることにある。それに加えて「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」など、さまざまなポイントが貯まりやすいキャンペーン実施回数の増加の影響も大きい。筆者は楽天市場ヘビーユーザーだが、確かに楽天市場を使っていて「あれ、この間お買い物マラソンが終わったばかりなのに、またお買い物マラソン!?」と、そのハイペースなキャンペーンの開催ぶりに驚くことが増えた。
また、楽天銀行や楽天でんきなど、楽天の他サービスを組み合わせて使うことで楽天市場におけるポイント倍率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の利用者も増えたという。また、インパクトのあるCMでお馴染みの「楽天モバイル」での多様なキャンペーンなど、他社のポイントプログラムを圧倒するペースで、ポイントが文字通りザクザク貯まっていく。そんなサービスをうまく利用すれば、1000ポイント、2000ポイント貯めるのなんてあっという間だ。
楽天ポイントは、オンライン上だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど約500万カ所もの加盟店で利用することができる。実際に筆者も、家電量販店にて、通常“絶対に値引きは無理”なことで有名な、某有名メーカーのノートパソコンを、貯めに貯めた楽天ポイント3万ポイントを利用することで、3万円引きで購入できたときは感動すら覚えた。
このように、「楽天市場で買いたいものが特にない」というときでも、「お昼に立ち寄ったファストフード店の飲食代を、楽天ポイントのみで支払う」なんてことも可能なのである。驚異的なスピードで貯まる、そして楽天市場以外の買い物でも使える。この2点がユーザーにとって大きなメリットである。
近年では、通貨ではなかなか手を出しにくい投資を、楽天ポイントを利用して疑似体験できる「ポイント運用 by 楽天PointClub」、暗号資産(仮想通貨)の1つであるビットコインの取引体験ができる「ポイントビットコインby楽天PointClub」まで展開している。ポイントを使う、ということで「試しにやってみようかな」と挑戦するハードルが下がる心理をうまくついたサービスだ。
もう入り込む隙間がないほど、多岐にわたるサービスを展開している楽天。ユーザーとしては、さらにザクザクポイントが貯まる新しいサービスの展開に期待して、まんまと楽天の罠にハマってしまいたい。
●楽天グループ(公式)は→こちら
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