話題のPontaポイントでゲームしながら投資できる「STOCKPOINT for MUFG」を実際にやってみた!

ポイント運用サービスの「STOCK POINT」は、三菱UFJ銀行と手を組み、2021年10月1日から新たなポイント運用サービス「STOCKPOINT for MUFG」を開始した。STOCKPOINT for MUFGとは、スマホアプリでRPGゲームを楽しみながら、さまざまな銘柄にPontaポイントで投資できるというもの。果たしてどんなサービスなのだろうか? さっそく筆者が実際にやってみたぞ!

スマホでRPGゲームを楽しみながらポイント投資!

(Image:spm.stockpoint.jp)

アナタは、最近スマホ決済サービスやクレカでもらったポイントを投資できるサービスが流行っているのをご存じだろうか? ポイント投資は、証券会社に口座を開設する手間もなければ現金も必要ない。買い物でもらったポイントで手軽に投資できるとあって大人気なのだ。ポイント投資について詳しく知りたい人は→こちらで確認してほしい。

そんな人気のポイント投資を、スマホアプリのRPGゲームを遊びながら行えるまったく新しいサービスが登場した。それが、ポイント運用サービスの「STOCK POINT」が、三菱UFJ銀行と手を組んでリリースした「STOCKPOINT for MUFG」である。

STOCKPOINT for MUFGは、じゃらんなどのリクルート系のWebサービスや、au PAY決済などでもらえる「Pontaポイント」を使って、株や投資信託などに投資できるというもの。誰でも無料で利用できるので、さっそく筆者が実際にSTOCKPOINT for MUFGをやってみたぞ。

STOCKPOINT for MUFGへのログインは十数秒で完了!

まず、「STOCKPOINT for MUFG」アプリをスマホにインストールして起動したら「会員登録」を行おう。新規でログインIDやパスワードを設定してもいいが、Apple IDやGoogleアカウント、Twitter、Facebookなど手持ちのアカウントでログインすれば手間が省ける。

筆者は「Googleアカウント」でログインすることにしたが、十数秒でアッという間に会員登録は終了した。もちろん、銀行や証券会社の口座開設で必要なeKYCによる本人確認などは一切不要である。

「STOCKPOINT for MUFG」アプリを起動したら「会員登録へ」をタップ(左写真)。Apple IDやGoogleアカウント、Twitter、Facebookなど手持ちのアカウントでログインできる(右写真)

今回は「Googleアカウント」でログインすることに。筆者のようにアカウントを複数登録している人はどれかひとつを選択しよう(左写真)。これだけで会員登録は終了だ。面倒な本人確認は不要である(右写真)

最初にPontaポイントとの連携を行っておこう

最初に投資に必要なPontaポイントとアプリの連携を行っておこう。アプリのホーム画面左下にある「チャージする」を選択。続いて「ID連携する」をタップする。

すると、Pontaポイントの公式サイト「Ponta Web」が表示されるので、リクルートIDでログインする。まだ、登録していない人は新規でリクルートIDを取得すればOK。STOCK POINTとの連携画面で「連携する」をタップするだけで準備は完了だ

アプリを起動したら、画面左下の「チャージする」を選択しよう(左写真)。次にキャッシュポイントへチャージの「ID連携」をタップ(右上写真)。続いて「ID連携する」を押そう(右写真)

「Ponta Web」が表示されるので、リクルートIDでログインしよう(左写真)。STOCK POINTとの連携画面で「連携する」をタップすればいい(右写真)

日本株や投信だけでなく海外の株式にも投資できる

STOCKPOINT for MUFGは、ほかのポイント投資のように“疑似”投資ではなく、かなり本物の投資に近いシステムになっている。投資できるのは、日本株や投信(ETF)、暗号資産(ビットコイン)だけでなく、AmazonやApple、ファイザーといった海外の人気株にも投資できるのだ。

投資できる銘柄は、ホーム画面の「銘柄選び」をタップして、テーマや人気ランキングなどで検索できる。ただし、各銘柄にはレベルが設定されており、RPGゲームでミッションを達成することで、より多くの銘柄に投資できるようになっている。

ちなみに、日本株は「StockPoint for CONNECT」に会員登録してSTOCKPOINT for MUFGと連携すれば、本物の「株式」へ交換できるが、海外の銘柄は実際の「株式」には交換できないことは覚えておきたい。

ホーム画面の「銘柄選び」をタップする(左写真)。テーマや人気ランキング、企業名などで銘柄を絞り込もう(右写真)

「テーマから探す」ではネット系、商社、食品、外食、携帯電話、半導体など幅広いジャンルで検索できる(左写真)。キャラの「レベル」で買える銘柄が制限されているほか、株式に交換できない銘柄もある(右写真)

ミッションクリアで投資対象銘柄が増えていく

STOCKPOINT for MUFGではさまざまなミッションをクリアして、主人公キャラの「ソダテ」のレベルを上げる必要がある。レベルを上げることで投資できる銘柄がどんどん追加されていく仕組みなのだ。

ホーム画面の「ミッション」をタップすると、毎日ミッションが与えられるので、これをクリアしていこう。ミッションといってもログインしたり、銘柄にチェックマークを入れるだけである。

正直、このミッションが楽しいと感じるか、ただ面倒くさいと感じるかは微妙なところだが、確かに他のポイント投資に比べると、ゲーム性は高いと言えるだろう。

ホーム画面の「ミッション」をタップすると(左写真)、毎日ミッションが与えられるのでクリアしていこう(右写真)

簡単なミッションをクリアするとゲームのような画面が表示される(左写真)。ミッションクリアでレベル1から2にアップした(右写真)

今回はレベル2にアップしたので買える銘柄が増えた(左写真)。ゲームキャラの「ソダテ」のレベルを上げていくと衣装も変化するようだ(右写真)

実際にPontaポイントで銘柄を購入してみる!

準備が整ったところで実際に銘柄を購入してみよう。と思ったら、日本株を購入するには数千ポイントが必要になるではないか! 筆者は、手持ちのPontaポイントが1,000ptほどしかなかったので、日本株はあきらめることに。トホホ……。

しかし、「株式へ交換できない銘柄」と表記されている投信(ETF)や海外株なら1,000ptでも投資可能となっているのでさっそく投資してみた。

投資するには、まずPontaポイントをチャージする必要があるので、ホーム画面左下の「チャージする」をタップしてチャージしよう。次に「銘柄選び」から銘柄を選んで「購入する」をタップ。投資するポイントを指定して「購入する」を押せばOKだ。

購入はリアルタイムではなく、翌日以降に反映される。あとはポイントが増えたところで売却して利益(キャピタルゲイン)をゲットすればいいというわけだ。

投資する前にPontaポイントをチャージしよう。ホーム画面左下の「チャージする」をタップし、「チャージ」を選択(左写真)。「全部チャージする」にチェックを入れて「チャージする」を押す(右写真)

チャージが終わったら、ホーム画面の「銘柄選び」をタップ(左写真)。今回は1,000ptほどしかないので、レベルに合った日本株以外の銘柄を選ぶことになる(右写真)

銘柄を選択したら「購入する」をタップ(左写真)。投資するポイント数を指定して「購入する」を押そう(右写真)

いかがだろうか? 筆者は普段あまりスマホでゲームはやらないし、RPGもさほど好きではないが、何となく楽しい気分にはなった。楽天ペイやPayPayなどのポイント投資にゲーム性は一切ないので、その点がSTOCKPOINT for MUFGの新しい部分であろう。

また、ほかのポイント投資では、具体的な銘柄は選べず、ハイリスクとローリスクを選択する程度なのに対し、STOCKPOINT for MUFGならリアルな銘柄を自分で選んで投資するスタイルなので、今後、証券会社で本格的に投資を始めたい人の事前練習になると思う。

ただし、日本株はPontaポイントが数千ポイントはないと買えないので、投資のためのポイントを用意するのが大変だ。最初は手持ちの数百ポイントで投資できる海外株や投信(ETF)などで試してみるといいだろう。

●STOCKPOINT for MUFG(公式)は→こちら

文=佐野陽高/編集・ライター

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