LINEアカウントは「1つの電話番号につき1つ」が原則ですが、認証可能な電話番号が複数あれば2つ以上のLINEアカウントを作成できます。「マルチユーザー機能」搭載のスマホ端末なら、メイン垢とサブ垢の使い分けも簡単です。本記事ではLINEアカウントを2つ以上・複数作成する方法や、スマホ1台でサブ垢を使う方法について画像付きで解説します。
LINEアカウントを2つ以上(複数)作成/運用する際の注意点
LINEアカウントを2つ以上作成して「サブ垢」を運用するためには、「複数の電話番号」が必須です。さらに、その電話番号がSMSもしくは音声通話で「認証」できなければ、LINEアカウントを作成できません。
ただしLINEには「ログアウト」がないため、複数アカウントを作成できたとしても、いちいちアプリを再インストールしないとアカウントを切り替えできません。そこでAndroidの「マルチユーザー機能」を活用すると便利です。
LINEアカウントを2つ以上(複数)作成/運用する方法
1台のスマホで複数アカウントを作成・運用する場合、LINEアプリの再インストールが必要です。そこで役立つのが「マルチユーザー機能」が搭載されたAndroid端末。マルチユーザー機能を下記の手順で活用すると、1台のスマホで複数のLINEアカウントを簡単に作成・運用できます。
なお、Androidのマルチユーザー機能は筆者が確認した限り、一部のPixelシリーズ・Xperiaシリーズ・Zenfoneシリーズなどで対応しています。ただし端末やキャリアによっては、マルチユーザー機能が使えないことがあるので注意してください。
LINEで複数アカウントを運用するその他の方法
マルチユーザー機能がなくても、下記の機能を使えば複数のLINEアカウントを運用、もしくはそれに近いことが可能です。
・LINE WORKS
・LINEオープンチャット
LINE WORKS
「LINE WORKS」はビジネス版のLINEです。通常のLINEとLINE WORKSは、同じ電話番号でも使い分け可能。アプリのインストールは必要ですが、1台のスマホでも気軽に2つのアカウントを運用できるので便利です。ただしLINEとLINE WORKSは別のアプリなので、LINEでメッセージを送る「友だち」にもLINE WORKSを使ってもらわないといけません。
LINEオープンチャット
LINEの「オープンチャット」は、不特定多数と匿名でチャットできる機能。チャットルームごとに異なるプロフィールで参加され、元のLINEアカウントは特定されません。厳密にいうと「複数アカウントの作成・運用」ではありませんが、通常のLINEトークと操作感がほとんど同じなので、シーンに応じて使い分けたい場合には便利です。
まとめ
1台のスマホで複数のLINEアカウントを作成・運用したい場合、一部のAndroid端末に搭載されている「マルチユーザー機能」を活用すると便利です。ただし複数の電話番号が必要です。マルチユーザー機能や複数の電話番号がない場合は、ビジネス用のLINE WORKSを使うのが現実的。ただしほかのユーザーにもLINE WORKSを使ってもらう必要があります。
※サムネイル画像(Image:Natee Meepian / Shutterstock.com)