「SNSのアカウントを教えて!」と職場の人に言われたとき、あなたはどうするだろうか。SNSでつながれば、その人とより深く関われるきっかけになるというメリットがあるだろうし、つながらないことでプライベートに踏み込まれずに済むというメリットもあるだろう。
株式会社ALL CONNECTが全国の20~30代の会社員600名に行った「SNSでの友達づくりに関する調査」によると、75.3%の人が社会人になってからの友達との出会いは「職場」と回答し、つぐ25.7%は「SNS」という結果に。また、約6割の人が「職場の人と友達になりたい」と思っていることや、SNSを通じて友達をつくることに「賛成」と答えた人が76.0%と多くいたことも、今回の調査で明らかになった。
では、職場の人とSNSでつながるのはどうだろうか。先ほどまでの調査結果から考えると賛成派は多そうだが…?
職場の人とSNSでつながるのは微妙?
まずは、「あなたは職場の人とSNSでつながりたいと思いますか」という調査結果をご紹介しよう。全体的に、職場の人とはSNSでつながりたくないと思っている人が多いことがわかった。
とくに、「上司とSNSでつながりたくない」と答えた人は79.3%も。仕事に対する不満やちょっとした愚痴などをSNSで投稿している人もいるだろうし、日頃からタイムライン上でそのような投稿を目にすることもあるのではないだろうか。SNSで仕事に関することを投稿したいと思っても「上司に見られている」と思うと、なかなか投稿しづらくなってしまう。
実際に職場での不満を投稿したことがある人は「もしあの投稿を上司が見ていたら…」と考えてみてほしい。とてもヒヤヒヤして、きっと次の日からまともに上司の顔を見ることはできないだろう。
また、「部下とSNSでつながりたくない」という回答も68.3%で多数という結果に。普段、職場で先輩としての姿を見せている部下に、プライベートな一面を見られたくないと思う人もいるのかもしれない。仕事とプライベートは別。そのような考えから、職場の人とSNSでつながることに抵抗を感じている人は多いようだ。
職場の人をSNSでブロックした経験は…?
では次に、「あなたは職場の人のSNSをブロック(非表示)したことはありますか」という調査結果をご紹介。TwitterやInstagramなどのSNSはブロックすると相手に通知されるわけではないが、ブロックされた場合は、調べればすぐにわかるのでいずれバレることになる。ブロックしたことが相手にバレたらさすがに職場では気まずいだろう。同僚に対するブロックはなかなか勇気がいる行為だが、それでも全体の16.5%の人がブロックした経験が「ある」と答えた。
ちなみに、筆者も経験ありだ。職場の先輩からフォローしてほしいと言われ、なんとなくフォローしたが、後々トラブルにつながったのでブロックした。職場とSNSの関係には慎重になった方がよいのかもしれない。とくに、プライベートに踏み込まれたくないと思っている人はなおさらだ。どうせ後になってブロックするなら、最初からフォローしない方が賢明だともいえるだろう。
今回の調査で、職場の人と友達になりたいと思っていても、SNSでつながるとなると別問題だと考えている人が多くいることがわかった。職場関係の相手とのSNS事情について、あなたはどう考えるだろうか。
出典元:ALL CONNECTは→こちら
※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)