友だちや仲間との連絡ツールとしてLINEを使っていると、トーク履歴にしか記録されていない会話や写真も少なくないだろう。もし、トークが消えてしまったら大変な事態だ。トーク履歴が消える理由の多くは操作ミス。大切なトーク履歴を消さないためにも注意する点を覚えておこう。
いつも使っているスマホ以外でLINEにログインした
LINEのトーク履歴が消える原因はいくつかあるが、その多くは操作ミスによるものだ。トーク履歴は思い出や重要な情報の宝庫なので、万が一の事態に陥らないためにも、LINEの仕様を知ってそのような事故に備えておきたい。
まず、トーク履歴を消してしまう操作ミスで多いのが、別のスマホでLINEにログインしてしまうこと。LINEが使えるスマホは1台のみなので、別のスマホでLINEにログインすると、以前に使っていたスマホでは利用できなくなる。この場合、そのスマホからはデータが削除されてしまうため、再度ログインしたとしてもトークは消えてしまい、元には戻らない。
もし、自分が他のスマホでログインしたことがないのであれば、第三者が不正にアクセスしている恐れもある。この場合は、すぐパスワードを変更するなど対処する必要がある。
タブレットやパソコンでトークルームを整理した
LINEはタブレットやパソコン向けのアプリも利用できる。このとき、起こしやすいミスがトークの削除だ。タブレットやパソコン上でトークルーム内のメッセージを削除した場合は、その端末上でしか削除されない。しかし、トークルーム自体を削除した場合は、スマホのLINE上でも削除されてしまう。
タブレットやパソコンでは「使わないから」といった理由で安易にトークルームを整理してしまうと、大惨事に見舞われてしまうので注意が必要だ。
LINEアプリに問題が発生している
LINEアプリは随時アップデートされているが、アプリに不具合があったときにトークが消えたといった事態が起こり得る。この場合はアプリの修正を待つしかない。LINEの公式ブログやストアの情報を確認し、自分に起きている症状が報告されていないか確認しよう。
iPhoneでトーク履歴を元に戻すには?
操作ミスでトーク履歴が消えてしまった場合、トーク履歴のバックアップがあれば、バックアップした時点の状態に戻すことが可能だ。
iPhoneでバックアップからトーク履歴を復元するには、LINEアプリを再インストールする。その後、LINEアカウントにログインすると、トーク履歴の復元を確認する画面が表示される。この画面で「トーク履歴を復元」を選択すれば復元される。なお、この画面でしか復元できないので、誤って「トーク履歴を復元せずに続行」をタップしてしまわないように注意しよう。
Androidでトーク履歴を元に戻すには?
Androidでバックアップからトーク履歴を復元するには、「トーク履歴をバックアップ&復元」アプリで実施する。この画面を開いたら、復元対象のGoogleアカウントを選択。あとは復元処理を実施すればよい。複数のGoogleアカウントを利用している人は、正しいアカウントが選択されていることを必ず確認しよう。
LINEのトーク履歴を相手に送信してもらう
このようにバックアップがあればトーク履歴の復元が可能だ。つまり、バックアップがなければ、自分だけではどうすることもできない。しかし、どんな会話を交わしたかを確認したいときは、相手にお願いするという手もある。トーク履歴は相手側の端末にも残っており、相手からトーク履歴を送ってもらうことが可能だ。ただし、送ることができるのは、会話のテキストデータだけ。写真やスタンプなどの情報は入手できない。
トーク履歴のバックアップを取るには?
このように、LINEのトーク履歴はバックアップがあれば、とりあえずなんとかなる。つまり常日頃からバックアップをしておけば、被害を最小限に抑えることができるということだ。
バックアップの取り方は、iPhoneとAndroidでは異なる。自分の端末に合わせてバックアップをしておこう。
さまざまなシーンで使われるLINEのトーク。消失してしまった場合のダメージは計り知れない。このような事態を防ぐためにも、こまめなバックアップが重要。普段から気をつけて、頻繁にバックアップするようにしよう。