いまさら誰かに聞けない、SNSで使われている基本用語とネットスラング。本コラムでは、定番のあの言葉から2022年に誕生した新語まで、徹底解説。これさえ読めば、SNS関連の知識は最新にアップデートされるはずだ。
SNS用語集32選
私たちの生活になくてはならないSNS。なんとなくしか意味が理解できていない用語や、全く見慣れない用語など、しっかりと意味を確認しましょう。
ポスト
SNSに投稿することを意味する用語。ポストに手紙を投函するように、SNSに自分の言葉や写真、動画などを投稿もしくは掲示する様子から由来している。ポストは投稿そのものを意味しており、「投稿する」動作は「ポストする」と表現される。
(例)インスタのポスト(意味:インスタグラムの投稿)
(例)TikTokにポストする(意味:TikTokに動画を上げる)
アカウント
特定のSNSを利用するための個人情報のこと。英語のaccountが口座番号を意味していたことに由来している。アカウントを取得していない場合でも各種SNSを閲覧することはできるが、コミュニケーションを撮る場合にはアカウントが必要になる。
(例)Twitterのアカウントを取得する(意味:Twitterでつぶやくための名前や情報を登録する)
(例)LINEのアカウント教えて(意味:LINEでお友達になるために、登録情報を教えて)
アイコン
SNSのプロフィール画面で使用する、プロフィール画像のこと。元来はファイルやアプリの内容を分かりやすくイラストや図で表した物を意味する言葉だった。そのSNSでどのような内容の投稿をしていきたいのか、なんのためのアカウントなのかが分かりやすい写真や絵を設定するのがオススメ。
(例)自撮りがめっちゃ盛れたから、Twitterのアイコン変えよ。(意味:詐欺レベルの写真が撮れたから、Twitterのアイコンに設定してフォロワー増を狙おう)
ID
そのSNSを使用する際の、ユーザーネームのこと。利用しているユーザーを識別するために設定する必要があり、「アカウント名」と表現されることもある。基本的には英数字を使って任意のIDを設定することになるので、個性が発揮できるポイントでもある。
(例)オトナライフ編集部の場合は、otona_henshu。オトナライフ公式アカウントは、otonalife。誕生日や記念日の数字を組み込む人も。
パスワード
SNSにログインする際の「鍵」となるもの。IDとパスワードが揃うことで、SNSにログインし、コミュニケーションを楽しむことができる。パスワードを「1234」などの想像がつきやすい数列や、誕生日などにしていると、不正乗っ取りの被害にあうこともあるので、注意が必要。
メンション
SNSにおいては「特定の誰かに向かって話しかける」との意味で使われる。元々mentionは「言及する」「話題にする」という意味を持ち、そこから由来している。
@(アットマーク)の後ろに話しかけたい相手のIDを記入することで、メンションを飛ばすことができ、相手側にも自分宛てのメンションが飛んできたことが伝わりやすいというメリットがある。また相手をフォローしている人に対しても、投稿内容を共有することができる。
(例)あなたのブログ面白かったから、あとでメンションつけてツイートするね(意味:面白いブログだったから、あなたが話題になるようにツイートで宣伝するね)
DM
ダイレクト メッセージ(Direct Message)の略。基本的にSNSでの投稿は不特定多数の人に見られることが前提となるが、DMは特定の相手とだけメッセージをかわすことができる。プライバシーに関わる内容や、公開したくない写真を共有する際に便利。
シェア
インターネット上で見つけたニュースや動画などを引用し、他人に共有すること。英語で「分ける」を意味するshareが語源。特にFacebookやTwitterでは、自分の意見やコメントを一言添えて、情報共有をすることを表している。
リンク
インターネット上で、今開いているウェブページから別のページへと遷移するための情報のこと。別のページの所在を表す情報を「ハイパーリンク」という言葉で表現するが、これを略した言葉が「リンク」である。別のページに移動するためのURLを貼ることを「リンクを貼る」、別のページに移動することを「リンクからとぶ」と表現する。
ツイート
Twitterに投稿する文章や画像、動画などの投稿内容、もしくは投稿する行為そのものを意味する。日本語版ツイッターのサービス開始時には「つぶやき」もしくは「つぶやく」と表現されていた。Twitterでは1回の投稿で140字までツイートすることができる。
タイムライン
SNSにおいて、自分自身やサービスを利用している他者の、投稿や情報を時系列に沿って並べたページのこと。Facebookでは「ウォール」と呼ばれている。上下にスクロールをすることで、時系列をたどることが可能。
リプライ、リプ
SNS上で、他の利用者の投稿に返信することを「リプライ」といい、省略して「リプ」とも表現される。@(アットマーク)のうしろに、返信を送りたい人のIDを記入することでリプライができる。
(例)昨日、Twitterのリプありがとう~!(意味:昨日、Twitterの投稿に返信してくれてありがとう~)
(例)最近全然リプライしてくれないね(意味:最近私のSNSにリアクションないけど、ちゃんと見てる?)
リムーブ
「Remove(取り除く)」の意味の通り、SNS上で相手のフォローを外すこと。自分のタイムライン上やフォロワーから特定の相手をリムーブすることで、自分のタイムラインには相手の動向が表示されなくなる。一方で相手のタイムラインには引き続き、こちら側の投稿が表示されている。
(例)部長のインスタ、飯テロ過ぎてリムーブした(意味:部長のインスタグラムに美味しそうなものばっからり出てきてお腹すくから、部長の投稿を見えないようにした)
RT(リツイート)
「ReTweet(リツイート)」を省略した表現のこと。Twitter上で、他のユーザーや自分の投稿を拡散する際に使われる表現。
(例)気になった人はRT(意味:この投稿が気になった人は、リツイートすることで、自分のフォロワーにもこの投稿を拡散してね)
(例)1000RT達成で、続編公開予定!(意味:この投稿が1000回拡散したら続きを公開するから、みんなリツイートしてね)
引用RT
Twitter上で他の投稿をそのまま拡散することをRT(リツイート)するのに対し、自分の意見やコメントを添えて拡散すること。元の投稿を引用して、拡散するという意味で「引用RT」と表現される。引用RTの場合も通常のツイートと同様に、140文字までコメントを書き込むことができる。
スレッド
Twitter上で、1投稿に付き140字までという制限があるため、複数のツイートを繋げて表示する機能のこと。複数投稿に渡って文章を綴ることで、字数制限を気にせず同じ文脈の中で投稿が可能になる。
フォロワーにとっても、同じ文脈のツイートを「スレッドを表示」で一挙に見ることが可能で便利な機能。最初の投稿を軸にして枝葉がわかれていく様な形状から「ツリー」とも呼ばれる。
ツリー
「スレッド」と同義。
フォロー
特定のアカウントを選び、そのアカウントのツイートが自分に配信されるようにすること。特定の投稿者をフォローすると、フォローしたアカウントのつぶやきや、更新情報などが自分のアカウントに表示されるようになる。
(例)このブランドが好きだから、Twitterフォローした。(意味:ブランドの最新情報が欲しいので、自分のアカウントに更新通知が届くようにした。)
フォロワー
特定の投稿者をフォローしている人の総称。フォロワーの数が多ければ多いほど、SNS上では人気であるとされる。
(例)菅田将暉ってよく知らなかったけど、フォロワー300万人超えてるから人気なんだね。(意味:菅田将暉というタレントのことはよく知らなかったが、Twitterでは多くのフォロワーを抱えているので人気のようだ。)
Bio(プロフィール)
SNS上での自己紹介欄(プロフィール欄)のこと。英語の「Biography(経歴・人物紹介)」から来ている略語。自己紹介欄には、自分の趣味趣向や、SNSアカウントがどのような趣向のものなのかが書かれることが多い。この自己紹介欄が空欄だと、なかなかフォロワー増につながらない。
(例)フォロー前にBio必読!(意味:フォローする前に、プロフィール欄からこのアカウントの特性を確認してください。)
相互フォロー
自分がフォローしているアカウントが、自分のことをフォローしている状態。つまり2つのアカウント同士が、お互いにフォローしあっている状態のこと。フォローのお返しにフォローを返す行為も、「相互フォロー」と表現される。
トレンド
SNS上で話題になっていることの総称。トレンドをチェックすることで、Twitter上で話題になっている話題を把握することができる。
(例)この番組のハッシュタグは、必ずトレンドに入るね。(意味:この番組は人気が高いので、色々な人につぶやかれているから、Twitter上でも話題になるね。)
非公開アカウント(鍵)
フォロワー以外には投稿を表示させず、一般には非公開にしているSNSアカウントのこと。別名「鍵アカウント」。フォロワー以外の人に、自分の投稿を表示させないことで、よりプライベートな内容の投稿も可能になる。投稿主が承認しない限り、第3者がフォロワーになることはできない。
スペース
Twitter上で音声を通じて、Twitterユーザーと交流する機能。自分がホストとなり、音声をTwitterユーザーに配信したり、音声配信しているスペースでホストと対談したり、ホストとゲストが対談しているのをスペース上で聞くなど、様々な楽しみ方があります。
通常は文字や、写真のみでやり取りが行われるTwitter上で音声を通しての交流が行われるという新機能です。
いいね
SNSに投稿された投稿に対して、好意的な反応をするための行動。各SNS上でいいねボタンなどを押すことで、好意的な反応を投稿主に示すことができる。
Twitter上では、いいね!した投稿を後から見直すことも出来るので、「後で見返したい」投稿をいいね!して、見返す事もできる。
ブックマーク
お気に入りの投稿や後で読み返した投稿に「ブックマーク(しおり)」を付けて、後で読み返せるようにする機能。
ブックマーク機能ができるまでは、投稿にいいねを付けて後で読み返す方法が主流であったが、いいねの場合は「誰がどの投稿にいいねをつけたのか」という情報がフォロワーに通知されていた。
一方でブックマークの場合は、しおりを付けたことがフォロワーに通知されず、こっそりと読み返すことができるようになった。
リール
Instagramにおいて、最大60秒の動画を投稿できる機能のこと。スタンプやテキストを添えることができるほか、BGMをつけたり、ARエフェクトを使って動画編集をすることもできる。
投稿後24時間で消えてしまう「ストーリーズ」とは違い、削除しない限り投稿は残るので、予めコンセプトを立てて、ストーリーズよりも凝った演出で使用されることが多い。
ストーリーズ
Instagramで、スライドショーのように画像や動画を投稿できる機能のこと。投稿自体が24時間で消えてしまうので、日常を切り取った投稿やライブ感のある投稿、もしくはちょっとしたつぶやきなどの投稿に使われることが多い。
通常Instagramに投稿する際は正方形が基本であるのに対し、全画面を使った投稿ができるのも特長。
アクティビティ
ユーザーの行動履歴を示す指標の一つ。Instagramの場合は、相手がいつログイン状態になったのか、今ログイン状態になっているのかや、フォロワーのアカウントがどのような行動を取っているのかなどを確認することができる。
また自分のアカウントが利用した時間や、タップしたリンクなどを確認することが可能。
ストーリーズハイライト
Instagramのストーリーズに投稿した記録の中から、残しておきたい投稿のみをまとめていつでも閲覧可能にする機能。
(例)バズったストーリーズをハイライトで残しておいた。(意味:話題になったストーリーズを、ハイライト機能を使用して、永続的に見られるようにしておいた。)
リポスト
自分が気に入った投稿を自分のタイムラインに再投稿する方法。英語表記は、Repost。TwitterでいうところのRT、Facebookでいうところのシェアに値する。Instagramでは、リポストされた投稿は、写真左下にアイコンとユーザー名のラベルがつく。
ライブ
Instagram LIVE。動画共有サービスのように、リアルタイムで配信ができる機能。最大4人で同時にライブ配信が可能。フォローしている人がLIVEを始めると、画面上部にライブアイコンが出現する。タップで視聴が開始され、足跡が残る。ストーリーと同様の場所である。
ネットスラング34選
SNSの基本用語が理解出来たところで、上級者向けのスラングをご紹介しよう。スラングとは、ネット上で使われる俗語のこと。スラングが理解できれば、SNSがもっと楽しくなること間違いなしだ。
アカウントBAN
「アカウント」は言うまでもなくSNSやオンラインゲーム、YouTubeなどを利用するための「ID(メルアドなど)」のことです。パスワードでログイン(サインイン)することで、そのサービスが利用できるようになります。次に、「BAN(バン)」は英語で“禁止”を表します。つまり“アカウントがBANされた”は「アカウントの使用が禁止された」という意味です。
垢バン
「アカウントBAN」と同義。ちなみに“垢”は、ネットのスラングで「アカウント」の略称のことです。
シャドウバン
「シャドウバン」とは、一時的に他ユーザーから見えなくなるペナルティを指す。Twitterの場合は、ツイートやリプライが検索結果に表示されない、フォロワーにしか表示されないことがある。Instagramの場合は、ハッシュタグ検索から除外される、いいねが増えない、新規フォロワーが増えないなどの現象が起きる場合がある。
リムる
「リムーブする」の略語。remove(取り去る)という言葉の通り、今までフォローしていた人に対してフォローを解除することを意味する。
自分のタイムラインにはフォローしているアカウントの投稿が表示されるが、それを「取り去る」ためにフォローを外すことから由来している。
フォロバ
follow back(フォローバック)の略語。SNSでフォローしてくれた人に対して、こちらからもフォローをすることを意味する。
フォローした相手の投稿は自動的に自分のタイムラインに表示されるので、フォロバすることで相手の投稿が見られるようになり、また有益な情報をゲットできるチャンスが増える。お互いにフォローしあっている状態を「相互フォロー」とも呼ぶ。
バズる
SNS上で大きく話題になること。buzz(ガヤガヤと話す、ざわつく)という単語に由来しており、SNS上で話題にのぼり、そのことに関して人が話をしていることが多い状態を意味している。多くのいいねやRTが急についた状態をさして「バズっている」と表現している。
あたおか
「頭がおかしい」の略語。「頭がおかしい」という言葉はストレートで言いづらいが、略して「あたおか」と表現することで、言葉の強さをマイルドにしている。
2018年のM-1グランプリ決勝に出場したお笑い芸人 見取り図がツッコミの中で使用したことをきっかけに使われるようになり、2019年上半期インスタ流行語大賞で1位を獲得した。
ワンチャン
ワンチャンス(one chance)の略語。もともとは麻雀用語として使われており、「可能性がまだある」ことを示す言葉。
(例)あの子をデートに誘いたいんだけど、ワンチャンあると思う?(意味:気になるあの子とデートしたいんだけど、可能性はあると思う?)
エゴサ
エゴサーチの略。「ego(自分) 」と「search(探す、検索する)」を組み合わせた造語。SNSやウェブ上で自分の名前やアカウント名を検索して、その評判を探ることを指す。
(例)昨日自分の名前でエゴサしたら、評判悪くて凹んだ。(意味:昨日、SNS上で自分の名前で評判を検索してみたら、悪い評判ばかりで気分がふさぎ込んでしまった)
マ?
「マジ?」の略語。「マジ?」と発言するよりも短く表現することで、より信じられない状況であることや、驚いている状況をより強く表現できる。2017年のギャル流行語対象で1位を獲得したことで、若者を中心に広く使われる様になった。
w
笑い(warai)を意味するスラングで、(笑)と同じように使われている。「昨日のEXITのコント、マジで面白かったwww」というように、文章の後ろにつけることで、笑ってしまうぐらいの感情を表現している。
基本的にwは小文字で使用し、大文字は使わない。wの数に応じて、笑っている度合いが大きいという風に認識される。
サレ
「浮気された・不倫された」の略語。「サレ」という言葉のみで「浮気・不倫された側の人」を指すこともできるが、名詞をつけることで、「サレ夫(妻に不倫された夫)」や「サレ妻(夫に浮気された妻)」と表現することもある。
(例)実家に入り浸りまくっていると、サレになっちゃうかもよ。意味:実家ばかりを優先していると、不倫されちゃうから気をつけたほうがいいよ。)
シタ
「浮気した・不倫した」の略で、「サレ」の対義語。サレと同様に、「シタ」の表現のみで「浮気した・不倫した側の人」を意味することもある。「シタ彼(浮気した彼氏)」や「シタカノ(浮気した彼女)」のように「シタ」を修飾語として活用することもできる。
エケチェン
「赤ちゃん」を意味するスラング。「akachan」のaをeに置き換え、「ekechen」と読んでいる。人間の赤ちゃんのみならず、可愛らしいものや、動物の赤ちゃんに関して使うことも可能。ポルカドットスティングレイが2018年のライブで発言して以来、広く使われる様になった。
(例)この神ファンデ、エケチェン肌になれてすこ。(意味:このすごすぎるファンデーション、赤ちゃんみたいな綺麗な肌になれるから好き。)
モニョる
「もにょもにょする」の略語。自分の中でむずむずする感覚や、違和感がある歯がゆい感覚など、上手く言葉に表現することができないが、とにかくむずがゆい様子を表現したスラング。
(例)この漫画、主人公と彼女の関係性にモニョる。(意味:両想いなんだから早くくっつけばいいのに、すれ違いまくっていて歯がゆい。)
鬼女
2ちゃんねるの「既婚女性板」が語源のスラング。「既婚女性」を意味する表現で、「既」を「鬼」と言い換え、鬼女と表現している。
特に既婚女性板に書き込んでいた人たちは、アイドルの写真から愛用品を特定したり、企業による差別発言に対して素早いリアクションを起こすなど、調査力や情報収集能力に長けた恐るべし存在との意味から、鬼女と表現されている。
推し
「推薦する」「一推し」に由来する表現。主にAKB48が大ヒットしていた際に、「一推しのメンバー」を意味する「推しメン」の表現が一般にも広まった。
アイドルグループ全体が好きな場合には「箱推し」という表現が用いられる。現在ではアイドルに限らず、「カープ推し」や「マリトッツォ推し」など、特に好きな気持ちを表現する言葉として使われている。
〇〇み
「バイトが繁忙期でつらみ」「金欠すぎてやばみ」など、動詞や形容詞に「み」をつける表現。文面にかわいらしさを付け加えながらも、動詞や形容詞の意味を強調することができる。
「その髪型、白石麻衣みがあってかわいいね」など、「今日の洋服、乃木坂みがあって似合ってる」など、名詞に「み」つける派生型も確認されている。
エモい
「懐かしい」や「ノスタルジック」など、「感情的(emotional)」になってしまう気持ちを表現したスラング。「なんとも言い表すことのできない」を意味する古語である「えもいわれぬ」が語源であるという説もある。2016年に三省堂が発表した「今年の新語」で2位にランクインしたことで、流行語として広く使われるようになった。
レベチ
「レベルが違う」の略。「レベルが違うほどすごい」「格が違う」などを意味する表現である。また類義語としては「ダンチ(段違いですごい)」「ジゲチ(次元が違うほど桁外れ)」などの表現がある。
(例)アイドルの中でも、あの子はレベチでかわいい!(意味:かわいいアイドルの中にいてもずば抜けてかわいい)
(例)あいつの営業力、レベチすぎる。(意味:営業が上手過ぎて、全く歯が立たない)
語彙力(ごいりょく)
自分の持つ語彙力だけでは言い表せないほどの感情を表現する言葉。使う際は()を付けて文末に置かれることが多い。
(例)今日の推しのライブ、最高すぎた(語彙力)(意味:とにかくなんと言っていいかわからないほど、ライブが最高だった)
(例)眠すぎてマジ語彙力。(意味:寝不足で頭が回らず、何も言葉が出てこない。)
草
「笑える」「笑ってしまうぐらい面白い」という意味の表現。「(笑)」の頭文字である「w」を重ねた際の「wwww(意:爆笑)」が草が生えている芝生の様子に見える事から「草」あるいは「芝」という表現が生まれた。
派生型としては「草生える(意味:面白すぎる)」や「マジ草(意味:本当に面白い)」などの表現がある。
()
「(笑)」から派生した表現。笑いを意味する(笑)と基本的には同義であるが、笑がないことで嘲笑や冷笑など、冷たい感情を表現している。
ググる
「Googleで検索する」の略語。Googleのサーチエンジンを使って、言葉や画像を調べることを起源とした言葉ではあるが、Googleに限らず「検索する」の意味として使われている。
有名な表現としては「ggrks(ググれ、カスの頭語をローマ字に置き換えた表現)」があり、「そんなことぐらい自分で検索しろ」との意味で使われる。
マジレス
「真面目にレスポンス(返信、反応)」の略語。類義語として「ガチレス(意味:本気の返信)」という表現もある。楽しくふざけあう雰囲気が特長のインターネットやSNS上で、真面目な話をしたり、相手を心配している際の前置きとして、「マジレスすると、……」といった形で使われる。
クソリプ
「クソなリプライ」の略。SNSでの発言に対しての、見当違いの返信や、気分を害する返信などの総称。
特にセクハラ系、上から目線系、自分語り系、誤解系などのクソリプは、相手を不快にさせるので注意が必要である。「クソDM(意味:相手をいやな気持にさせる内容のダイレクトメッセージ)」という派生型もある。
リプ
「リプライ(Ryply)」の略語。他者に対して返信を送ること。前述の「クソリプ」以外にも「直リプ(意味:ダイレクトメッセージ上で返信をすること)」や「画像リプ(意味:画像を使って返信すること)」、「リプ返し(意味:リプライに対してさらに返信をすること)」などの派生型がある。
おじさん構文
中年男性特有の言い回し。主にLINEやSNS等で使われる。絵文字、顔文字、カタカナなどが使用され、ハイテンションな文章となっている。自身の近況が語られることも特徴のひとつ。
おばさん構文
おじさん構文と共通の特徴があるものの、おじさん構文には見られない特徴もある。その典型例が赤いハート、キラキラ、手文字、上げ下げなどの絵文字を多用すること。しかも、絵文字はいくつも連ねて使うのが非常に特徴的。
メンブレ
「メンタル(精神)ブレイク(壊れる)」の略語。悲しいことやショックなことが起きて、精神的にツラい・悲しいなどの際に使われる。
(例)推しが卒業発表してマジでメンブレ。(意味:好きなアイドルが卒業を発表したので、本当に悲しい。ショック。)
(例)明日テストとか、メンブレすぎる。(意味:明日がテスト本番だなんて、辛すぎる。)
大丈夫そ?
「大丈夫そう?」から最後の1文字だけを略した言葉。YouTubeユニットのパパラピーズの動画内で「大丈夫そ?」とテロップが入れられていたことからヒットしたスラングである。「大丈夫そう?」と聞くよりもライトな感じで相手の意思を確認することができる。
〇〇しか勝たん
「〇〇が最高」「〇〇が一番」などという意味の言葉。2019年ティーンが選ぶトレンドランキング第4位にランクインしており、現在も10代を中心に広く使われている。
2021年には日向坂46により「君しか勝たん」というタイトルのシングルが発売されたことでも有名である。
すこ
「好き」を意味する、インターネット上のスラング。元々は「すき」と入力しようとした際に「すこ」とタイプミスをしてしまったことが始まりで、2012年ごろにニコニコ動画のコメント欄から生まれたと言われている。
「すこる(意味:好きになる)」や「すこすこのすこ(意味:大好き)」、「すこすこスコティッシュフォールド(意味:とても好き)」、「逆すこ(意味:逆に好き)」などの派生型がある。
スパダリ
「スーパーダーリン」を略した言葉。高身長、高学歴、高収入のいわゆる3高に加えて、顔もかっこよく、包容力と大人の余裕を兼ね備えているなど、「理想の彼氏」「理想の夫」という意味で使われる言葉である。
(例)あのキャラ、まじでスパダリすぎる(意味:あのキャラクター、イケメンなうえに御曹司で女の子に優しいなんて、完璧すぎる。彼氏にしたい。)
まとめ
改めて意味を確認してみると、間違って覚えていた言葉や「そういう意味だったのか!」と膝を打つ言葉がたくさんあったのではないだろうか。正しく意味を理解した上で、ルールを守って快適なSNSオトナライフを!
※サムネイル画像(Image:Antlii / Shutterstock.com)