Twitterの鍵垢(鍵アカウント)とは、ツイートを非公開設定にした状態のアカウントのことを指します。ツイートを非公開設定にするとアカウント名の横に南京錠のマークがつくのが特徴。非公開アカウントは、自分のフォロワー以外のアカウントからツイートが閲覧できないようになります。
左側が公開設定になっている通常のアカウント、右側が非公開設定になっている鍵垢です。Twitterの鍵垢はあくまで「ツイートを非公開にできる」という機能であり、アカウント自体を完全に隠すことはできません
非公開設定にしても、プロフィール写真、カバー写真、アカウント名、プロフィール文章、フォロワー/フォロー数、全体公開にしている場合は場所、いつからTwitterを利用しているかについては、自分のフォロワー以外のアカウントから閲覧することができるので注意が必要です
Twitterアカウントを非公開設定にすると、不特定多数から閲覧できなくなるのは「ツイートの内容」と「フォローしている/されているアカウント」。気になるアカウントが鍵垢だと、ツイートの内容や誰をフォローしているか知りたくなりますよね。今回は鍵垢のツイートを見る裏技をご紹介します。
Twitterの鍵垢（非公開）を見る裏ワザ
Twitterの鍵垢のツイートを見るための最も早くて確実な方法は、当該鍵垢をフォローし、フォローリクエストが承認されること。
しかし、知らないアカウントがフォローリクエストを出しても拒否される場合も多々あります。その場合、鍵垢の人物が興味を持ってくれそうなアカウントを育て、そのアカウントからフォローリクエストを送ってみましょう。
なお、ツールなどを利用し、強制的に非公開ツイートを見ることはできません。
当該の鍵垢（非公開アカウント）のフォローを行う
まずは通常通りフォローリクエストを送ってみましょう。当該鍵垢の「フォローする」をタップすると、フォローリクエストが送られ「フォロー許可待ち」と表示されます。
【左】非公開アカウントにフォローリクエストが送られてくると、「フォローリクエスト」の右側にリクエストを送ってきた人数が表示されます。【右】「フォローリクエスト」をタップすると、リクエストを送ってきたアカウントを確認できます。「✓」マークで承認、「×」マークで拒否することができます
フォローリクエストが承認されると、その鍵垢のフォロワーとなり、ツイートや誰をフォローしているかを見ることができるようになります。
フォローリクエストが拒否されても通知はされませんが、当該鍵垢へアクセスすると「フォロー許可待ち」から「フォローする」へ替わっているので、拒否されたことがわかります。また、拒否されなくても承認されない場合、表示は「フォロー許可待ち」のままになります。
リクエストが承認されない場合は、以下の手順を踏みましょう。
Googleのキャッシュ経由でツイート内容を確認する
「非公開に設定してから間もない状況」であれば、それ以前のツイートをキャッシュから確認できる場合があります。
方法はGoogle検索で鍵垢のTwitteアカウントIDを検索するだけです。「https://twitter.com/アカウントID」と検索すればよりピンポイントで見つけることができます。キャッシュが残っていれば、一時的に保存されたツイートが最大20件まで表示されます。
ただし、この方法は登録当初から鍵垢に設定しているアカウントでは表示されません。また非公開にしてから長期間経過していると、結果が表示されないので必ずしも有効な方法とは言えません。
相手が「鍵を開けてくれそうなアカウント」を育てる
自分が現在利用しているアカウントからのフォローリクエストが承認されず、Googleのキャッシュからもツイートを見ることができない場合、地道な作業ですが新しくアカウントを作成し、ターゲットの鍵垢がフォローリクエストを承認してくれそうなアカウントを育ててみましょう。
鍵アカウントは情報発信のためではなく、情報収集や趣味が同じ人とつながるためにTwitterを利用していることが多いです。プロフィール写真や文章から好きなものや趣味を特定し、相手が興味を持ちそうなbotや「○○大好き」アカウントを作成します。
料理好きの男性の鍵を開けさせたい場合、たとえば「男の料理bot」といったアカウントを作成し、男性が好みそうな料理のレシピをつぶやく方法が考えられます。また、日本酒好きな人の鍵を開けさせたい場合、「日本酒大好き」といったアカウントを作成し日本酒についてつぶやいたり「＃日本酒好きな人全員フォロバ」といったハッシュタグを活用してフォロワーを獲得してアカウントを育てる方法もあります
この「○○大好き」アカウントはアイドルやゲームなどさまざまなクラスタに応用可能です。
同じクラスタのアカウントをフォローして「アカウントの信頼性を高める」
鍵垢はフォローしている/されているアカウントをプロフィール画面から見ることができません。
しかし、ツイッター検索で＠アカウントIDで検索すると、鍵垢ユーザーと会話している相手を見つけることができます。会話相手はターゲットの鍵垢と相互フォロー関係にある可能性が高いです。
よって「友達の友達」をターゲットに、会話相手をフォローしフォローバックを狙うのも有効です。
ターゲットの鍵垢がフォローしている人にフォローされていると、プロフィール画面に「○○さん、▢▢さんにフォローされています」と表示され、フォローリクエストが承認されやすくなるためです。
「友達の友達」にフォローされた状態を実現できたら、満を持してターゲットのアカウントをフォローしましょう。
なお「こんなに面倒くさいことをしないで、相手の知人になりすました方が早いのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、なりすましアカウントはTwitterルールで禁止されています。アカウントが凍結されるおそれもあるので、なりすましは止めましょう。
Twitterの鍵垢の閲覧についてよくある質問
Twitterの鍵垢に関するよくある質問をまとめました。
Twitterの鍵垢のツイートはリツイート可能？
鍵垢のツイートはフォロワーとして閲覧できても、リツイートはできません。つまり、リツイートから鍵垢のツイート内容を探ることはできません。
Twitterの鍵垢をGoogle検索経由で特定することは可能？
Twitterの鍵垢や非公開の裏垢を、Google検索経由で特定することは現実的に難しいです。Googleなどの検索エンジンは非公開ツイートの情報をインデックスしていないためです。同様に「鍵垢を特定するツール」や「裏技」なども存在しません。
鍵垢を特定したい場合は、ターゲットである鍵垢にリプライを送っているユーザーなどをTwitter上で地道にリサーチ/検索するのが早いです。
まとめ
今回はTwitterの鍵垢が鍵を開けてくれそうなアカウントの育て方をご紹介しました。前述しましたように、非公開ツイートを強制的に見ることができるツールは存在しないので、フォローリクエストを承認してもらうしか鍵垢のツイート内容を見る方法はありません。
ただ、鍵垢は趣味アカウントが多いので、ターゲットの鍵垢のニーズをつかめば高確率で鍵を開けてくれるアカウントを作成することができるでしょう。アナログな方法ですが試してみる価値はあると思います。