MMD研究所が2022年8月23日〜28日の期間に実施した、「日米中3ヶ国都市部スマートフォンユーザー比較調査第3弾 〜アプリ編〜」の結果が公開された。週に1回以上利用するアプリのジャンルや、週に1回以上利用しているメッセージアプリ・SNSは何か?などの質問項目について、各国ごとの結果が見られる興味深い調査結果となっている。
週に1回以上利用しているアプリは?
週に1回以上利用しているアプリのジャンルを複数回答可でたずねたところ、日本で最も多かった回答は「メッセージアプリ」の78.1%、次いで「Eメール」の63.2%、「天気」の54.9%という結果となった。中国の回答で最も多かったものも、「メッセージアプリ」の86.8%、次いで「電話」の72.6%、「ネットショッピング(ネットスーパー以外)」の65.4%と続いた。対してアメリカは、「電話」が最も多く79.9%、次いで「Eメール」の79.0%、「SNS」の69.6%であった。
また、週に1回以上利用しているメッセージアプリ・SNSは何かたずねたところ、日本の1位は「LINE」、アメリカの1位は「Instagram」、中国の1位は「WeChat」、と、国ごとの特徴がはっきり表れる結果となっている。
現在利用している音楽再生アプリをたずねる質問では、日本とアメリカの1位は「Spotify」、中国の1位は「QQ Music」であった。
現在有料で利用している動画再生アプリをたずねる質問でも、各国それぞれの結果が出た。日本の1位は「Amazon Prime Video」、アメリカの1位は「Netflix」、中国の1位は「Tencent Video」という結果だ。
1年間で遊んだモバイルゲームのジャンルをたずねる質問では、日本とアメリカの1位は「パズル」、中国の1位は「シューティング」となっている。
同じ1位の回答であっても、集めた回答数に差があったりするのはおもしろい。さらに、日本は「有料で動画再生アプリは利用していない」や「この1年間でモバイルゲームはプレイしていない」といった回答が他2国と比べてかなり多い印象だ。日本は、週1回以上利用するアプリのジャンルの3位に「天気」が入っているなど、どことなく自分たちの性質が垣間見えるような気がしてくる。個人的に筆者が興味を持ったのは、週に1回以上利用しているメッセージアプリ・SNSで日本の2位が56.6%で「Twitter」、3位が45.8%で「Instagram」であった点。Instagramが台頭しきっているとばかり思ってしまっていたので、少々意外な結果だった。
出典元:日米中都市部在住者のスマートフォン利用に関する調査「第3弾~アプリ編~」【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)