「Twitter終了」が突然のトレンド入り!? 気になるその経緯は?

ツイッターには、今ツイッター上で何が話題になっているかが一目でわかる「トレンド」という機能が搭載されている。ツイッターのトレンドは、リアルタイムでその瞬間に注目されている話題をランキング形式で知ることができる、非常に便利なシステムだ。

地震大国であるわが国では、日々、どこかの都道府県が揺れるたびに「地震」というワードがトレンドに上がったりもする。そのような中、なんと先日「Twitter終了」という謎のワードが突如トレンド入りし、ユーザーたちの間で大きな話題となった。

突然の「Twitter終了」騒ぎが勃発!!

ツイッターのトレンドに「Twitter終了」というワードが上がったのは、日本時間の11月18日。とくにTwitter社から何か発表があった訳ではないのだが、同日の午後3時台には、なんとトレンド内でも勢いランキングが一位になってしまうほど、多くの人の注目を集めたワードとなった。

では、なぜ、なんの前触れもなく「Twitter終了」などというユーザーをざわつかせるワードが、突然トレンドにランクインしてしまったのだろうか。

突如あらわれた「Twitter終了」のなぞに迫る

実はこの謎の現象、日本だけではなかったのだ。日本のトレンドでは「Twitter終了」というワードだったが、アメリカでも「#RIPTwitter」というハッシュタグがほぼ同じような時刻にツイッターのトレンド一位に上がっている。

ここ最近、Twitter社がイーロン・マスク氏に買収されたのは、読者の皆さんもご存じの通りだと思うが、実はこのことが今回の「Twitter終了」騒ぎの発端となっているらしい。

「Twitter終了」がトレンド入りした理由とは?

(Image:Artsaba Family / Shutterstock.com)

イーロン・マスク氏はTwitter社の黒字化を目指し、買収直後から人件費の削減などに重きを置き、すでに3500人以上の社員を解雇するという大規模な改革に乗り出している。

Twitter社は現在、こうした社内体制の立て直しなどの理由から、すべての事業所が一時的に閉鎖されているそうだ。さらに、イーロン・マスク氏は「会社に残ってハードコアに働くか、辞めるか」と言った選択も残った社員たちに迫ったという。

マスク氏の言うハードコアとは、どうやら週40時間勤務だとの話もあり、日本のツイッター上では「イーロンマスクの週40時間出社って別に普通じゃない?8時間×週5日ならホワイト企業だし嫌なら辞めればいいと思う」と言った意見や、「イーロンマスクの件 “週40時間の残業か……そいつは流石に激務だな”と普通に受け取っていた社畜が俺です」など、さまざまなコメントが寄せられている。

このことから、日本のランキングでは「週40時間」というワードまで、見事トレンド入りをはたす始末だった。

週40時間勤務が一般的にハードかどうかは置いておいて、突然、多くの社員たちが解雇されたことは事実であり、このままではTwitter社の業務が今まで通りできなくなるのではないかと懸念した海外のツイッターユーザーたちは、「#RIPTwitter」というハッシュタグを用い、「#安らかに眠れTwitter」と皮肉を込めてツイート。

これが結果的に日本のトレンドにも飛び火し、「Twitter終了」がランクインしてしまったらしい。

「Twitterくん」もトレンド入り!

一連の「Twitter終了」騒ぎは、デマだということが発覚したのだが、イーロン・マスク氏率いるTwitter社が今後、どういった展開になるのかは、正直まだ誰にもわからない。

日本ではツイッターのことを「Twitterくん」と、親しみを込めて呼ぶユーザーも多くおり、トレンドには「Twitter終了」とほぼ同時刻に、「Twitterくん」というワードまでもがランクインしている。その大半はツイッターの今後を心配する声であふれており、「Twitterくん何? 終わるの?」「Twitterくん何も起こらないといいな…」など、Twitterくんのこれからを案じるツイートが多くあがっていた。

大規模な改革の渦中にあるTwitter社だが、一体、この先どのような方向性を打ち出すのだろうか。世界各国で多くのユーザーに利用されているSNSなので、イーロン・マスク氏率いるこれからのツイッターがよいものになることを願ってやまない。

※サムネイル画像(Image:Artsaba Family / Shutterstock.com)

花澤瑠衣
編集/ライター・動画ディレクター。SNS全般が得意。推しスマホはGooglepixel。猫が好き。趣味は読書と酒。ルポタージュばかり読んでいる。

Instagram:@lui0710

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