株式会社Tierが20代〜40代の男女1,000人を対象に、SNS利用に関するアンケート調査を実施した。同調査結果によると、SNS利用者の半数以上が人間関係による「SNS疲れ」を実感している、という。SNSとの付き合い方は人それぞれだとは思うが…案外、皆似た部分で悩んでいるものなのかもしれないと思ってしまう、興味深い調査結果となっている。
約7割がSNSを日頃から利用、1日に2時間以上利用しているのはそのうち約3割
近年、SNSはかなり普及しており、今や生活の一部となっている方もいることだろう。同調査にて、「あなたは普段からSNSを利用しますか」という質問には、69.1%の人が「はい」と回答している。約7割の人がSNSを日頃から利用しているということになる。
日頃からSNSを利用している上記69.1%の人に「あなたはSNSを1日にどのくらいの時間利用しますか」とたずねたところ、なんと最も多い回答は「2時間以上」の29.81%。しかし、ついで多い回答は「30分未満」の28.65%であったことに鑑みると、やはり使い方は人それぞれ、という結論から脱することはできなさそうだ。
SNS疲れ、あなたは感じたことがある?
身近になりすぎたSNSだからこその弊害もある。「あなたは、SNSを日頃利用する中で、ストレスや疲れを感じたことはありますか」という質問には、14.07%の人が「頻繁に感じる」、40%の人が「時々感じる」と回答した。合わせて54.07%の人、半数以上の人がSNS疲れを感じているようである…。
さらに54.07%のSNS疲れを感じたことがある人に、SNS疲れの原因を質問したところ、最も多かったのは「知りたくない情報まで知ってしまう」で55.48%、ついで多かったのは「他人の楽しそう/キラキラした投稿を見て自分と比較してしまう」の39.73%という結果であった。
また、SNS疲れを感じたことのある人のうち、SNS疲れが原因でSNSの利用中止やSNSデトックスを検討したことがある人は58.22%と、約6割。しかし、SNSデトックスに成功した人は36.47%と、6割以上の人がSNSデトックスを試みて失敗している。
SNSデトックスの失敗の原因として最も多かった回答は、68.52%の人が回答した「生活の一部になってしまい、無意識に利用してしまう」というもの。次に多かった回答は、53.7%の人が回答した「趣味などに関する最新情報を収集できず困る」であった。
同調査結果からは、SNSによって疲れやストレスを感じている人が一定数いることが明らかになった。個人的には、SNSデトックスを検討したことがある人が思いの外多く、かなり驚いた。しかし、現代社会においてSNSデトックスはなかなかハードルが高い。SNSとの適度な距離感を身につけたいものだ…。
出典元:【調査リリース】SNS利用者の半数以上が人間関係によるSNS疲れを実感【Tier】
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