SNS全盛のいま、Twitterと並んで利用されているのがInstagram。いわゆる“映え”が重視される写真中心のSNSですが、バズるために必要なのは見栄えの良い写真だけではありません。せっかく撮影した写真を、多くの人に見てもらうために必要なもの…それが、ハッシュタグの使い方です。
ハッシュタグの役割とは?
Instagramのハッシュタグ機能とは、ハッシュタグページへのリンク。投稿のキャプションに設定できるもので、タグをタップすると同じハッシュタグが使われている投稿がまとめられたページに移動できます。
海外のミームやかわいいダンスなど、流行を知るための一助にもなる同機能。1つの投稿には最大30個までのタグを付けることができ、ハッシュタグそのものをフォローする機能も。
何気なく使いがちな同機能ですが、バズを生み出すインフルエンサーたちは戦略的に使用しているようです。たとえば、ハッシュタグを使う時に気を付けたい「ハッシュタグの大・中・小」をご存じでしょうか?
「ハッシュタグの大・中・小」って一体、何?
ハッシュタグは頭に「#」さえ付けたキャプションを書き込むだけで、誰でも新しい種類を作れます。しかし、独自のタグばかり使っていても、もちろんフォロワー以外から投稿を見てもらうのは困難と言えるでしょう。
ただ人気のハッシュタグさえ使えば、多くの人の目に留まるかというと、そのようなこともないのが辛いところ。もちろん目にする人は増えるかもしれませんが、「使っている人が多すぎるハッシュタグ」だけでは、そのまま多くの投稿に埋もれてしまうのみ…。
大事なのは、タグの投稿ボリュームと組み合わせです。たとえば、10万件以上もの投稿に利用されているタグは、埋もれてしまう可能性の高い「大」のタグ。ビッグワードといえます。ただ、このタグと一緒に、さらに投稿数が少ない中・小のタグを組み合わせると一気に目的や用途が明確化しますよね。
誰かが検索したりハッシュタグ巡りをしている時、趣味や興味の方向性があう人に見つけてもらいやすくなるのです。
キーとなるミドルワード・スモールワードの選び方
人気のビッグワードを使いつつ、ミドルワードやスモールワードを組み合わせるのが基本のハッシュタグテクニック。それぞれ、具体的に5万~1万件程度の投稿しかないワードをミドル、数千件しか使われていないワードをスモールと考えてください。
投稿数のボリュームが違うワードを組み合わせるのは、なんとなく見えてきたと思いますが、次に大事なのは「どのようなワード同士を組み合わせるか」。
なんとなく思いつくワードの投稿数を調べていくのは、よほど根気がなければ無理でしょう。そこで活用したいのが、人気のタグを教えてくれる専用アプリです。
オススメのタグを教えてくれる、アプリで組み合わせチェック!
今回は実際に、タグ検索ツール「ハシュレコ」を使いながら雰囲気を掴んでいきます。ワードを入力することで、組み合わせて使われやすい人気のハッシュタグを教えてくれる同サイト。
たとえば、ここに「犬」というワードを入力すると、「#dogstagram」「#ふわもこ部」などのワードがずらっと表示されました。ざっくりとした人気の「犬」というワードから、同じく犬をテーマにした人気のワードが選ばれたようです。
中には「#柴犬」といった、より具体的なワードも。犬を投稿する人の中でも、さらに柴犬が好きな人に表示してもらいやすくなりそうですね。
投稿ボリュームもチェック
各タグの横には、Instagramのアイコンが。こちらはクリックすることで直接Instagram内で同タグを検索し、投稿ボリュームを知ることができる機能です。検索してみると、「#ふわもこ部」は1652万件の投稿があるビッグワードと判明。
ここで、まずビッグワードを「#ふわもこ部」に決めたら、次に「#ふわもこ部」をキーワードにして再検索します。すると、さまざまな候補が出てくる中で、「#モフモフ生命体」というパワーワードが。こちらの投稿数は4229件と、スモールワードであることがわかりました。
同じ要領で、自分が投稿する写真マッチしたワードを大・中・小と集め、組み合わせていきます。ビッグワードで呼び込み、ミドル・スモールで絞り込むのがハッシュタグの有効な使い方と言うことですね。
タグだらけの投稿に納得…
ビッグワードを複数設定して、さらにそれぞれに関連するミドル・スモールワードを付けるとなると、タグだらけになってしまうのも、うなずけます。タグ付けの基本を知ってからインフルエンサーの投稿を見返すと、なるほどと納得できるかも。
今後は、あてずっぽうでハッシュタグの量を増やすだけでなく、質も大事にしてみてはいかが?
※サムネイル画像(Image:Brilliantist Studio / Shutterstock.com)