2003年には44億5,000万枚以上の発行を誇った年賀葉書も、2022年度にはその半分以下にまで減少し続けているという。一方で、年々増加しているのが「LINE」。しかし、LINEが新年の挨拶であることに異論を唱える人は少ないだろう。今回はZ世代を切り口に、新年の挨拶事情をひも解いていく。
“あけおめLINE”でうれしい組み合わせ1位は「メッセージ+スタンプ」!
LINEは12月13日に「最新!Z世代、新年の挨拶・“あけおめLINE”事情調査」の結果を発表した。2022年11月15日から11月17日、日本全国在住の15歳から24歳の男女500名を対象にした調査によると、“あけおめLINE”といわれる新年の挨拶LINEにおける嬉しい組み合わせの第1位は、「メッセージ+スタンプ」が60.3%と、圧倒的な支持を集めた。
3位には「メッセージ+スタンプ+写真や動画」の7.9%と、「メッセージ+スタンプ」の組み合わせが7割弱を占める結果になった。2位は「メッセージ+写真や動画」の18.4%、4位には「メッセージ(文章)だけ」の6.7%が続いた。
同社によると、スタンプの送信数が1年で最も多いのが元旦だという。“あけおめLINE”はスタンプ併用でメッセージするのが、ユーザー達に浸透しているようだ。
かしこまらずサクサクと。LINEで新年の挨拶を送る「イマドキ心理」
同調査によると、Z世代では新年の挨拶にLINEを使ったことのある層は90%を記録。“令和の年賀状”として定着したと言える数字だ。LINEがここまで浸透した理由について、来年“あけおめLINE”をする予定があると答えた人を対象にしたアンケートでは、1位が「気軽に送ることができるから」が73%、続いて「すぐに送ることができるから」が64.2%と、『気軽さ・即時性』が大きな要因になっている。
ごちそう、年末特番、初詣…、立て続けにイベントがある年末年始だからこそ、タイムパフォーマンスを重視するZ世代にとっては、効率的かつ使いなれたLINEを使うのは当然なのかもしれない。
“あけおめLINE”にスタンプを使う理由としては、「気軽に送ることができるから」の51.1%は妥当として、興味深いのは第2位の「気楽な雰囲気で送ることができるから」だ。
友だちや恋人など気心知れた相手に対して、かしこまって挨拶をするのは気恥ずかしいものである。その点、気持ちを気軽に伝えやすいスタンプは重宝されており、ここまでLINEが新年の挨拶シーンで台頭するキーポイントになっている。
LINEでは12月1日から、2023年の干支である「うさぎ」をモチーフにしたデザインや人気キャラクターなど、スタンプ周囲の金枠が目印の「あけおめスタンプ2023」を販売中だ。「サザエさん」「呪術廻戦」「東京リベンジャーズ」「ジョイマン」などの人気キャラクターなど、1,700種類以上のLINE公式スタンプが目白押し。新年の挨拶をポップに彩ることだろう。
出典元:【LINE株式会社/PR TIMES】