もはや「誰もがやっている」と言っても過言ではないSNS。Twitter、Instagram、FacebookにTikTok…見はじめたら、ついつい時間を忘れて夢中になってしまう人も多いだろう。そのようななか、SNSの利用状況に関する調査が行われ、ユーザーが感じるSNS利用時間と睡眠時間の影響への意識が明らかに。はたして、どのような回答が多かったのだろうか。詳しく見ていきたい。
1日のSNS利用時間、実は半数が1時間以内
2022年12月13日、株式会社Q.E.D.パートナーズは、SNS世代である20代〜40代の男女200人へ「SNSの利用状況」に関する意識調査を実施した。まず「SNSを1日にどのくらい利用しているか」という質問には1時間以内と回答した人が最も多く、53.3%に上った。
ついで、2時間程度という回答が24.5%。3時間程度〜5時間以上という”ヘビーユーザー”は2割以上だった。起きている時間のうち、自由に使える時間は意外と少ない。そのなかの3時間以上をSNSに費やしているのは、かなり大きなウェイトだといえるだろう。
利用時間をセーブしたいと思っているかという質問に対し、全体的な回答は「YES」が54.5%、「NO」が45.5%で意見がわかれた。あらためて、1日3時間程度〜5時間以上利用している人に限定して聞いたところ、70.5%が「YES」との回答が得られ、利用時間が長い人ほど利用時間を減らしたいと考えていることが判明した。
1日あたりの理想的なSNS利用時間についての質問には最も多かったのが「30分程度」が49.0%と約半数に。1時間程度も含めると87%となり、大半が1時間以内に抑えたいと考えていることが明らかになった。
SNS依存に注意! 睡眠時間が減っている人の1日の利用時間
また「SNSの利用が睡眠時間に影響を与えていると思うか」という質問に対しては「減っていると思う」と回答した人が38%だった。
長時間のSNS利用が睡眠不足の原因だと自覚している人が一定数いることは明らかだ。その傾向は2時間程度利用している人から割合が増加し、睡眠時間が減っているという回答した人のうち、2時間程度と答えた人は35.5%、3時間以上の人は40%にも上る。
利用時間が1日1時間以内の人は、利用時間を減らしたいと考えることも、睡眠時間への影響も少なく、SNSと上手に付き合っているという印象がうかがえる。逆に、2時間を超えると「黄色信号」、3時間以上の人はSNS依存の危険性のある「赤信号」だと思ってもよいかもしれない。
情報収集や、仲間とのコミュニケーションのつもりではじめたSNS、怪しい副業やネズミ講、はては、詐欺の勧誘に引っ掛かってしまったという声も決して少なくはない。
また、SNS上の動向が気になって、睡眠への影響を及ぼす可能性もある。これを機に、自身の利用時間や、どれくらいのめりこんでいるかを冷静に考えてみるのはいかがだろうか。
出典元:SNSの利用で「睡眠時間減ってると思う=38%」でした。1日3時間程度〜5時間の利用者はセーブしたいが7割【チャットガイド】
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