インターネットを使用して通話できるサービスはいくつかあり、通話料金がかからないことから利用者は多いといえるだろう。中でも有名な通話アプリといえばLINEだ。連絡や通話がすぐできる手軽さがユーザーから評価を受け、いまやスマートフォンを購入したら、とりあえず入れるアプリともいえるのではないだろうか。
そのようなLINEだが、ある衝撃的なニュースを発表した。なんと通話サービス「LINE Out」がサービスを終了するという。サービス終了の具体的な内容を紹介していこう。
データ通信量が安く抑えられるのが特長の「LINE Out」
普段あまり使わないからこそ、通話料は安く済む方がうれしい（画像は「LINE」公式サイトより引用）
まずは、LINE Outとはどのようなサービスなのか、振り返ってみようと思う。LINEアプリからともだち登録した人に電話をする場合、通話料は無料だが、データ通信量がかかってしまう。また、友達追加をしていない人や、LINEアプリを持っていない人への連絡はできないという制限があるのである。
これに対し、LINE Outは「コールクレジット」と呼ばれる通話用のポイントを購入すれば、LINEを持っていない人にも連絡することが可能なサービスとなっている。コールクレジットは普通に電話した際の通話料よりも安いためかなりうれしいといえる。また、LINEアプリが開かない…、というトラブルが発生した際も、LINEとは別のアプリになるため、いざという時に通話する手段となるといえるだろう。
コールクレジットを購入したくない人も大丈夫。なんと、広告動画を見ればLINE Outが無料で利用できる「LINE Out Free」というサービスも展開していたのである。ただし、1日5回までと回数があるのと、固定電話へは3分間、携帯電話には1分間のみ連絡ができるといった制限はあるものの、無料で安く利用できるうれしいサービスといえるだろう。LINE Outのメリットはまだまだ終わらない。なんと国外通話も対応しており、アメリカ、イギリス、イタリアなど、27カ国への電話が可能であったという。普通に国際電話をかけるよりも通話料金はかなり安くなると考えられるだろう。
広告が15秒程度表示されるので、「報酬を獲得しました」と表示されたら「×」を押して広告を消す（左写真）。これで無料電話をかけることができる（右写真）
LINE Outが終了したら、コールクレジットはどうなる？
熊本震災の際は通話料を1回10分まで無料にしたこともあったという（画像は「LINE」公式サイトより引用）
そのような便利なサービスであるLINE Outだが、この度5月31日17時をもってサービスを終了すると発表した。まずは、3月31日17時にコールクレジットと30日プランの販売が停止されるとのことだ。サービス終了の理由は、日本で「LINE Plus」の通信事業が廃止したことであるといわれており、かなり残念だ。
サービス終了を受けて一番気になるのは、購入したコールクレジットの行方だろう。LINE公式は、すでに購入したコールクレジットは払い戻し対応する予定と通達。サービス終了時点のコールクレジットが対象であるとしている。払い戻しは申請フォームから手続きをする必要があり、6月1日までにコールクレジットの残高を持っているユーザーへ、ＬINEメッセージを通して伝えられる予定だ。
払い戻しの受付期間は6月1日11時～8月31日17時までとされているため、しっかりとチェックしておこう。また、払い戻し申請フォームが利用できない人についても別の方法で対応できるよう検討しているという。もし、申請フォームにアクセスできない人がいても安心だといえるだろう。払い戻し申請のサポート対応は10月31日17時までを予定しているため、必ずチェックしておこう。
引用元:【LINE】
※サムネイル画像は（Image:「LINE」公式サイトより引用）
