世界的に人気の高いSNS「Twitter」。最近は、イーロン・マスク氏が経営権を握ったことで度々、仕様が変更されるケースも少なくなく、「使いにくくなった」と感じている人も多いのではないでしょうか。そのためネット上では、Twitterユーザーが今後“移住”する可能性のある代替サービスが注目を集めているようです。一体どのようなツールが代わりになり得るのか、2023年7月10日に公開された調査結果を見ていきましょう。
新たなサービスとして「Threads」が最注目!
株式会社トドオナダは、Twitterの代替サービスとして候補に挙がる「SNSに関するウェブニュースの調査」を発表。3,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」を活用し、どのプラットフォームがメディア上で注目されているのかを分析しました。
具体的には、「Threads(スレッズ)」「Mastodon(マストドン)」「Bluesky(ブルースカイ)」「Misskey(ミスキー)」といった4つのサービスを対象に、2023年6月以降の国内ウェブニュースを収集。その中で調査対象となるサービスの「記事数・仮想PV・記事がツイートされた数」を集計して、注目度の高いサービスをリサーチしています。(※仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字)
さっそく調査結果を見てみると、4つのサービスの中では「Threads」に関するウェブニュース数がダントツに。2位の「Mastodon」では「記事数:476、仮想PV:9,536,110、記事ツイート数:1,297」という数値だったのに対し、1位の「Threads」は「記事数:3,170、仮想PV:84,444,204、記事ツイート数:4,758」と圧倒的な差を見せつけています。
同調査によって「Threads」の注目度が群を抜いていることがわかりましたが、一体どのようなサービスなのでしょうか。
すでに登録者1億人超えの「Threads」
「Threads」はMeta社が2023年7月6日にサービスを開始したばかりのSNSアプリ。Instagramのテキストベースで会話を楽しめて、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人とつながったり、世界に向けて自分のアイデアや意見を発信できます。
サービス開始後たった2時間で約200万人が利用をはじめ、すでに登録者1億人超えの「Threads」。Instagramを利用している人は、そのアカウントを使ってログインすることが可能で、プロフィールや説明文などの設定も引き継げます。
また、1回の投稿における文字数も最大500文字と多く、画像(10枚まで)や動画(5分まで)を一緒に投稿できるのも特徴の1つ。いわば、TwitterやInstagram、Facebookなどの“良いとこどり”をした最新SNSと言えるのではないでしょうか。
すでに多くのセレブや企業も続々とアカウントを開設しており、「Apple」もThreadsをはじめた模様。投稿自体はまだほとんどないものの、Appleで非常に強い影響力を持つ重役「フィル・シラー氏」のアカウントも確認できた。
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Appleは、InstagramやTwitterのような自社のSNSサービスを持っていないため、ゆくゆくは「Threads」を活用して、さまざまな動きを見せる可能性もあるかもしれません。
近い将来、「Threads」がTwitterの代替サービスとして台頭してくるのか、今後の動向にも注目していきたいところです。
出典元:【株式会社トドオナダ/PR TIMES】
引用元;【9to5mac】
※サムネイル画像(Image:DVKi / Shutterstock.com)