7月24日、Twitterのブランド名とアイコンが突然、青い鳥から「X」に変わり、世間は騒然とした。Twitter社を買収したイーロン・マスク氏の企業「X社」に合わせた形で、マスク氏がロゴ変更を示唆する投稿した後、ほどなく変更された。そこから約1日―。さっそく、アイコンをXから鳥に戻すchrome拡張機能がリリースされ、突然の別れだった青い鳥との再会を喜ぶ声も。実際に筆者もインストールしたので、紹介しよう。
実際に試してみたら、簡単に青い鳥に戻った
ロゴマークを青い鳥に戻す拡張機能は、7月26日現在「Google Chrome版」と「FireFox版」がリリースされている。ここでは、Google Chrome版を紹介しよう。「chrome ウェブストア」から拡張機能「twitter_icon_x_to_bird」を検索し、「Chrome」に追加をクリックするだけで有効になる。もし、うまくいかない人はウインドウ右上のメニューアイコン(縦三点リーダー)から「拡張機能」から「拡張機能を管理」をクリックし「twitter_icon_x_to_bird」の右下のバーをオンにすれば使えるようになるだろう。
その後、ブラウザでTwitterを起動すれば、アイコンが青い鳥に戻っているはずだ。
2023年4月にTwitterのアイコンがドージコインの柴犬になったときも、同様に青い鳥に戻す拡張機能がリリースされ、一部の「青い鳥ファン」が使用していた。このときは数日で元に戻ったが、マスク氏の経営する企業がX社であり、Twitterの運営も同社が行っていることから、今回は一時的なものではなく恒常的な変更の可能性が高い。
Twitterあらため「X」のタイムライン上では、青い鳥の退場を惜しむ声が続々と
We liked using a circles to construct our drawings, it felt like the bird should have an underlying neutrality and simplicity about it pic.twitter.com/ir1apIsVf5
— martin grasser (@martingrasser) July 24, 2023
マーティン・グラッサー氏によりデザインの過程を解説した一連のツイートは、青い鳥がいかにデザイン美と機能性にすぐれた、考え抜かれたものだったかがうかがい知れるツイートだ
青い鳥のアイコンが突然「X」に変更されたことで、青い鳥を惜しむ投稿が多く寄せられた。なかでも、このロゴをデザインしたマーティン・グラッサー氏は、ロゴ変更の一報を受け、デザインの過程を解説した投稿をした。
そのなかで「AppleやNikeのロゴと同じくらい優れたものでなければなかった」「円を使って絵を描くのを好み、鳥には中立性と単純さが根底にあるべきだと感じた」と明かしている。Appleのロゴは人間が無意識に美しいと感じる円の黄金比から成り立っているのを参考に、青い鳥も製作された。絶妙なバランスと縮小しても鳥だと認識しやすいアイコンには、このような制作秘話があったのだ。
次々と突然の仕様変更が行われ、ユーザーの混乱を招いているTwitterあらため「X」だが、今のところユーザー離れが極端に進んでいるという印象はない。乗り換え先として、有力視されているMeta社の「Threads」も運用開始からの登録者数増加はすごい勢いだったが、Xにとってかわるほどにはなるには、ほど遠い印象だ。SNSも重要な社会インフラになりつつある今、飛ぶ鳥を落とす勢いよりも、プラットフォームの安定感も重要になってきたように感じる。
引用元:【chrome ウェブストア丨twitter_icon_x_to_bird】
参照元:【きつねこの週刊デイリー寿司ニュース】
※サムネイル画像は(Image:「chrome ウェブストア」より引用)