Instagram(以下インスタグラム)のブロックとは、特定の相手に対して、自分の投稿を非表示にしたり、DMやコメントのやり取りを制限する機能。フォロー/フォロワー関係の有無を問わず、インスタグラムのユーザーであれば誰でもブロックすることが可能です。
とはいえ、実はインスタグラムは「相手にブロックされたかどうか」を簡単に特定できるので、ブロックがバレやすいSNSと言えます。 今回は「インスタグラムでブロックしたら相手にどう見えるのか」や、ブロック以外にも用意されている機能制限について、画像付きで分かりやすく解説します。
インスタで相手をブロックするとバレる?見え方はどう変わるの?
インスタグラムのブロックは比較的バレやすいと言えます。
インスタでブロックした・されたときの主な見え方
インスタグラムでブロックした・されたときの主な見え方について解説します。
ブロックした場合:相手アカウントのプロフィールや投稿が非表示に
ブロックした場合は、ブロック相手のプロフィールや投稿は見られなくなります。
また、DM欄からの通話も不可能になります。
ブロックされた場合:相手のプロフィールや投稿が見られなくなる
ブロックされると、相手のプロフィールや投稿が非表示になります。また、相手がフォロワーだった場合、自動的にフォローが外れるので、自分のフォロワー数も減ります。
ブロックした側・された側が制限される機能一覧
ブロックした側と、された側の制限される機能について表にまとめました。
機能 | ブロックした側 | ブロックされた側 |
画面 | 相手のプロフィールのみの表示となり、過去の投稿は消える「このアカウントは非公開です」と表示される | 「ユーザーが見つかりませんでした」または「インターネット接続はありません」と表示される |
投稿 | 閲覧不可 | 閲覧不可 |
投稿へのいいね | 不可 | 不可 |
ストーリー | 閲覧不可 | 閲覧不可 |
DM | 不可 | 送信可能だが、既読は付かない |
過去のいいねやコメント | 削除 | 削除 |
過去のDM | 閲覧可能 | 閲覧可能 |
上記は2023年10月19日現在、筆者が独自検証した「まとめ」です。仕様変更などによって今後ブロックでの制限内容は変わる可能性がありますのでご注意ください。
投稿やプロフィールが見られなくなる
先述したように、ブロックしたアカウントの投稿や24時間で消えるストーリーは一切閲覧できなくなります。また、ブロックされた側もブロックした人のストーリーや投稿は見られなくなります。
DM(ダイレクトメッセージ)が制限される
先述した通り、ブロックすると、DMでのやりとりもできなくなります。
ビデオチャット・音声通話が制限される
ブロックされると、相手とのビデオチャットや音声通話ができなくなります。
いいねやコメントが非表示になる
ブロックした相手が、過去の自分の投稿に付けたいいねやコメントが非表示になります。
タグ付けができなくなる
ブロックされると、「された」側は「した」側をタグ付けすることができなくなります。
ストーリーの足跡が表示されない・閲覧できなくなる
ブロックすると、ストーリーの閲覧ができなくなり、足跡も消えてしまいます。これを利用し、連続再生で間違ってストーリーを再生してしまった場合は、ブロックすることで足跡を消すことが可能です。 ブロックでストーリーズの足跡を消す方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。
ブロックされたか確認する手順 | 相手のプロフィールを開く
ブロックされたか確認したい場合、相手のプロフィールへアクセスすればすぐに確認できます。
なお、ブロックされた相手のプロフィール画面は、iPhoneとAndroidスマホで見え方が異なることがあります。たとえばAndroid版では「インターネット接続がありません」といったポップアップは表示されません。
なお余談ですが、「どう考えてもブロックされていない」のに「インターネット接続がありません」というエラーメッセージが表示される場合はアプリを再インストールしてみてください。筆者の場合は、再インストールすると警告が消えたことがあります。
ブロックされたかもしれない相手のアカウントが見つからない際の対処法
ブロックされると、お互いフォロー/フォロワー関係が解除され、フォロー一覧やフォロワー一覧から削除されます。つまり、フォローが外れた状態になるので、それらの一覧に表示されなくなります。
ブロックされたかもしれいない相手を探す方法として、
・過去にやり取りしたDM経由で相手のプロフィールを開けるか試す
・相手のユーザー名で各種検索エンジンで検索する
といった方法があります。
DMのやり取りをしたことがある相手の場合、過去のDMを探してプロフィールへアクセスするのが一番手早いです。DMからプロフィール画面へアクセスする手順は以下の通りです。
ブロック元の相手の投稿を見る方法 | ブロックされた相手のユーザー名を把握しよう
ブロックされた相手のユーザー名が分かれば、「Gramhir(グラムヒル)」を経由して閲覧することで、ブロックされた相手の投稿を見ることができました。しかし、2023年10月19日現在、サービスが終了しています。
そこで「Gramhir」と同じようにブロックされた相手の投稿を見ることが可能な「Picuki(ピクキ)」を使って、ブロック元の投稿を見る手順を紹介します。なお、Picukiはインスタグラムへログインする必要もないため、足跡も残りません。
まずは、WebからPicukiにアクセスします。
●Picuki→こちら
インスタでブロックするときの注意点
ここまで解説してきた通り、インスタグラムのブロックはバレやすいため要注意。相手にブロックしたことがバレないようにするためには、以下のポイントを抑えておきましょう。
閲覧を防ぐために「非公開設定」にするとより安全
ブロックは特定のユーザーからの閲覧を制限する機能のため、別アカウントからのアクセスや、ブラウザからログインせずにアクセスした場合は閲覧ができてしまいます。 閲覧を防ぐためには、以下の手順で事前にアカウントを非公開設定にしておきましょう。
DMのグループチャットではブロック相手とトークができてしまう
相手をブロックしたとしても、インスタグラムのグループチャットでは引き続きやりとりができてしまいます。 また、ブロックした相手と自分を第三者がグループチャットに追加することも可能です。この場合、アカウントを非公開にしても、第三者が自分とDMのやり取りをしていればグループが作れてしまいます。
ブロックしたことがバレてしまう可能性はある?バレたときの対処法は?
先述してきた通り、ブロックされたこと自体は通知されないものの、されているかどうか確かめる方法は多くあり、バレてしまう可能性は高いでしょう。
グループDMで指摘されてしまうことも
たとえブロックしたとしても、複数人が入っているグループDMに相手がいた場合、やりとりができてしまいます。そのため、相手がブロックされていることに気が付いてグループDMで指摘してくる可能性も考えられます。
ブロック後は鍵垢にするのもひとつの手
その相手アカウントをブロックしたとしても、相手が別のアカウントで自分のアカウントを閲覧する可能性は十分に考えられます。相手を完全に遮断したい場合は、ブロック直後に鍵垢(非公開アカウント)にし、フォロワー以外が見ることのできないアカウントにすることをおすすめします。
なお、インスタグラムのアカウントを非公開にする方法は以下の記事で解説しているので参考にしてください。
特定のアカウントをゆるく制限するなら「ブロック類似機能」も活用
すぐにバレてしまうブロックではなく、別の機能で特定のアカウントからの閲覧を制限することも可能です。こちらの機能を使った方が、ブロックよりも穏便で便利なことも多いです。
特定の人に対しストーリーズを非公開にする設定方法
特定の人にストーリーズを見せたくない場合、設定からユーザーを選択するだけで簡単に閲覧不可にすることが可能です。
まず、公式インスタグラムアプリを開きます。
ストーリーズを非表示にする方法は、比較的簡単な操作で設定できます。相手にバレにくいため、まずはこの設定をすることをおすすめします。
特定の人からのDM受信を拒否する方法
特定の人からのDMを受信したくない場合は、アカウントを制限し、リクエスト制にすることをおすすめします。
制限したアカウントからのコメントや、ストーリーズへのリアクションを、他の人に表示するかどうか管理できます。DMについても、受信せずにいったんメッセージリクエストに移動され、DMを許可しない限り既読が付かないようになります。
「相手からのフォローを外す」という手もアリ
インスタグラムでは、相手からのフォローを外すことができます。
相手をシャットアウトするだけなら「ブロック」で十分ですが、波風を立てたくない場合は相手のフォローを外すだけであればバレにくいのでおすすめです。
インスタの「ブロック」についてよくある質問
インスタグラムのブロックに関するよくある質問をまとめました。
インスタでブロック「された」側に起こる変化とは?
インスタグラムでブロックされると、以下のような変化が起きます。
・相手のプロフィールが表示されない
・相手の投稿が非表示になり、「投稿がありません」と表示される
・DM 送信しても既読にならない(送信されるが相手に表示されないため)
・自分への投稿や相手の投稿への「いいね」やコメントが消える
・通話ができない
・自分の投稿に相手をタグ付けできない
・フォローしていた場合、フォローが強制的に解除されるので「フォロー」の数が1つ減る ・再度フォローしてもすぐに解除される
一度ブロックしてしまうと、二度と解除できない?
一度ブロックしたとしても、ブロックはいつでも解除できます。誤ってブロックしてしまい解除したい場合は、相手のプロフィール画面かDM画面で「ブロックを解除」をタップしましょう。
ブロックされている状態でも、再びフォローリクエストを送れる?
自分がブロックされている場合、「フォローする」ボタンは表示されますが、タップしても「フォロー」に変わりません。そのため、再度フォローリクエストを送ることはできません。
インスタでブロックされるとThreads(スレッズ)の閲覧もできなくなるの?
結論から言うと、閲覧できなくなります。Threads(スレッズ)とインスタグラムはアカウントが共通しているため、インスタグラムでブロックされるとThreads(スレッズ)でもブロックされた状態になるためです。
なお、ブロックした側は、ブロックした相手の投稿をThreadsのタイムラインから閲覧できますが、アカウントのプロフィールページからは閲覧できなくなります。
まとめ
ブロックすると、相手が自分の投稿を閲覧できなくなりますが、自分も相手の投稿やストーリーが閲覧不可になったりDMが使えなくなるなどの制限がかかります。ブロックしたことが相手にバレやすいため、バレたくない場合は「アカウント制限」や「閲覧制限」を使うことをおすすめします。
※サムネイル画像(Image:Ascannio / Shutterstock.com)