イーロン・マスク氏に買収されたあと、2023年3月に有料化されたTwitter（現X）のAPI。それに伴い、Twitter時代に便利だった多くのサービスが終了しました。
そんななかでも、Twitter（現X）ユーザーから今後の動向について注目を集めていたサービスのひとつが、動画保存に便利だったツール「TwiDropper」。通常の動画もDMで送られてきた動画も保存できるのが最大の特徴でした。
しかし、TwiDropperは2023年8月頃からＸ（旧Twitter）上で「作動しなくなった」という声が聞かれ、10月現在も動画保存はできなくなっています。
そこでこの記事では2023年10月現在、X（旧Twitter）で動画保存ができるツールがほかにあるのか検証を行いました。
いまでもTwidropperはX（Twitter）の動画を保存可能？
冒頭でも述べた通り、Twidropperは2023年10月現在上手く作動していません。
Xの動画をTwiDropperで保存しようとするとエラーが出るため、使うことができません。このエラーは通常の動画でもDMで送られてきた動画の保存でも同様です
では、ほかのTwitter（旧X）動画保存ツールのなかで現在も使えるものはあるのでしょうか？「DMで送られてきた動画」と「通常動画」に分け、実際に動画を保存して検証を行いました。
【DMで送られてきた動画】Twidorpperの代わりのサービスはあるのか検証
TwidropperはDMで送られてきた動画の保存に、非常に重用されているツールでした。従来のTwidropperの使い方の手順などは、こちらの記事で詳しく紹介しています。振り返りたい方は参考にしてください。
そこで、まずは「DMで送られてきた動画」をいまでも保存できるサービスはあるのか検証してみました。結論から言えば、残念ながらXのDMの動画を保存できるサービスは「無い」という結論になりました。
【保存不可】Video DownloadHelper
まずTwitter時代、DMで送られてきた動画保存は「Twidropper」を除くと「Video DownloadHelper」というツールが便利でした。しかしVideo DownloadHelperもまた筆者が試したところ、2023年10月現在はダウンロードができなくなっていました。
【保存不可】Twip 動画 保存 ダウンロード for Twitter（アプリ）
「Twip」という動画保存アプリも、従来はDMの動画保存に対応しているとして一部で話題でした。しかし筆者が2023年10月現在、試した限りではXのDMの動画には非対応。そのため、Twidropperと同様にダウンロード不可でした。
【代わりは無い】DMで送られてきた動画の保存は画面録画がおすすめ
そのため、DMに届いた動画を保存する確実な方法は「端末の動画録画」。たとえばiPhoneの場合、以下の手順で動画保存を行います。
【1】「設定」アプリを開き、①「コントロールセンター」をタップします。【2】②「画面収録」のところに「緑の＋」が付いていればタップします
【3】③「赤の－」マークに変更できたらOKです
【1】画面の右上から下に向かってスワイプし「コントロールセンター」を開きます。①録画開始ボタンをタップして録画を開始し、DMで送られてきた動画を再生します。【2】再生し終わったら、②「×」ボタンで動画を閉じます。【3】左上の③「赤く表示された時間」をタップ、④「停止」をタップして録画を終了します
【通常の動画】Twidorpperの代わりのサービスはあるのか検証
TwidropperはDMで送られてきた動画だけでなく、通常の動画保存でも重用されていました。
今回検証を行った結果、2023年10月時点では確実に使えるX（旧Twitter）動画保存サービスを5つご紹介します。なおサービス名の後ろに（※）が付いているものは通常動画の保存はできるものの、DMの動画の保存はできません。つまり全サービス、「通常の動画保存はできるが、DMの動画保存はできない」状態です。
【無料・利用可能】Offliberty（※）
OfflibertyはX（旧Twitter）のほか、YouTube、ニコニコ動画などの動画を保存できるサービスです。
X（旧Twitter）の動画保存方法は以下の通り。
サイトにアクセスし、①保存したい動画のリンクを検索バーに貼り付け、②のボタンをクリックします
動画の読み込みをしばらく待ちます。検索ボックスが黄色に変わったら。③「Right‐click here and ‘Save link as…’」と書かれた検索バーをクリックします
すると動画が開きます。動画の右下に表示された④三点ボタンをクリックし、表示されたメニューの⑤「ダウンロード」をクリックします。以上で動画のダウンロードと保存が完了です
【無料・利用可能】Twitter VideoDownloader.com（※）
Twitter Video DownloaderはX（旧Twitter）の動画およびGIFのダウンロードが可能なオンラインWebサイトです。
X（旧Twitter）の動画保存方法は以下の通り。
サイトにアクセスし、①検索ボックスにダウンロードしたい動画のリンクを貼り付け、②「Download」をクリックします
動画のサイズ別にダウンロードリンクが表示されるため、好きなサイズを選択し、③「Download Video」をクリック
すると動画が開きます。動画の右下に表示された④三点ボタンをクリックし、表示されたメニューより、⑤「ダウンロード」をクリックします。以上で動画のダウンロードと保存が完了です
【無料・利用可能】TWDOWN（※）
TWDOWNはX（旧Twitter）の動画ダウンロードが可能なオンラインWebサイトで、動画をMP3に変換できます。
X（旧Twitter）の動画保存方法は以下の通り。
サイトにアクセスし、①検索ボックスにダウンロードしたい動画のリンクを貼り付け、②「Download」をクリックします
動画のサイズ別、形式別にダウンロードリンクが表示されるため、好きなファイルを選択し、③「Download」をクリック
すると動画が開きます。動画の右下に表示された④三点ボタンをクリックし、表示されたメニューより、⑤「ダウンロード」をクリックします。以上で動画のダウンロードと保存が完了です
【無料・利用可能】SAVEVIDEO.ME（※）
SAVEVIDEO.MEはX（旧Twitter）だけでなく、 Dailymotion、Facebook、Instagramなど様々なSNSの動画をダウンロードすることが可能です。
X（旧Twitter）の動画保存方法は以下の通り。
サイトにアクセスし、①検索ボックスにダウンロードしたい動画のリンクを貼り付け、②「Download」をクリックします
しばらくすると動画のサイズ別にダウンロードリンクが表示されるため、好きなファイルを選択し、③「Download video file」をクリック
すると動画が開きます。動画の右下に表示された④三点ボタンをクリックし、表示されたメニューより、⑤「ダウンロード」をクリックします。以上で動画のダウンロードと保存が完了です
【無料・利用可能】awakest.net（※）
awakest.netはX（旧Twitter）だけでなく、 Instagram、YouTube、TikTokなど様々なSNSの動画をダウンロードすることが可能です。
X（旧Twitter）の動画保存方法は以下の通り。
サイトにアクセスし、①検索ボックスにダウンロードしたい動画のリンクを貼り付け、②「抜き出す」をクリックします
③表示されたリンクをクリックします
すると動画が開きます。動画の右下に表示された④三点ボタンをクリックし、表示されたメニューより、⑤「ダウンロード」をクリックします。以上で動画のダウンロードと保存が完了です
まとめ
Twitter（現X）APIの有料化に伴い多くのサービスが終了となり、Twidropperもサービスは現存していますが動画保存はできません。
そしてXのDMの動画が保存できるサービスは、筆者が検証した限り「無い」のが現状です。通常動画であれば、現在でも無料で動画保存ができるツールは多数ありますが「DMの動画も通常の動画も保存できる」という意味でのTwidropperの代わりは存在しないといえるでしょう。
今後、たとえばX Premiumのユーザー向けにXのDMで送られてきた動画の保存サービスが公式に提供されないかは気になるポイントといえるかもしれませんね。
