X(旧Twitter)の最新アップデートにより、音声およびビデオ通話機能が追加された。同機能は、デフォルトで有効になっているため、無効にしたい場合は、設定画面からオフにする必要があるようだ。通話を許可するユーザーは「アドレス帳に登録されているユーザー」「フォローしているユーザー」「認証済みアカウント」から選択が可能になっている。
通話機能の設定方法や詳細について
X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスク氏が、今年の8月31日にXアプリ内で音声およびビデオ通話機能を導入することを発表していた通り、最新アップデートにより同機能が追加された。同機能はデフォルトで有効設定されており、無効にする場合は、ダイレクトメッセージ画面から「メッセージの設定」に進み、「音声通話とビデオ通話を有効にする」をオフにする必要がある。
また、許可するユーザーは「アドレス帳に登録されているユーザー」「フォローしているユーザー」「認証済みのアカウント」から選択が可能。現時点では、通話を発信するボタンなどが見受けられないため、発信方法や通話機能、すべてのユーザーが使用可能かなど詳しいことはわかっていない。Xからの正式なアナウンスを待ち望んでいる人も少なくないだろう。
Xの新規利用者は有料に…
マスク氏は10月17日から、X新規利用者が年間1ドル(約150円)支払う有料会員制度をニュージーランドとフィリピンで試験的に実施していることを発表。マスク氏は同17日に「本物のユーザーの邪魔をせずにボットと戦う唯一の方法だ」とXに投稿していることから、これらの取り組みは自動プログラムである「ボット」を減らすためだと言われている。Xにおけるボットとは、ツイートやユーザーのフォロー、いいねを自動で行うアカウントのこと。しかしマスク氏が問題視しているのは、「スパム・ボット」と呼ばれるボットの自動機能を悪用し、詐欺や偽情報を拡散するなど迷惑行為を行うアカウントのようだ。スパム・ボットは、近年社会問題になっているため、これを受けての対策だと考えられる。
一方、有料会員以外の新規利用者は、ほかの人の投稿や動画を見たり、アカウントをフォローすることなどは今までと変わらずできるが、自ら投稿や返信をすることができなくなる。ここまで述べた内容はあくまで新規利用者の話であり、既存の利用者に影響はないので安心してほしい。
Twitterの買収から始まり、さまざまなツイートや取り組みで世間を騒がせているマスク氏。今後、彼を含めXはどのような変化を遂げるのか。
引用元:【9to5Mac】