Xでのイーロン・マスク氏の発言で、Xユーザーがざわついている。とあるXユーザーが、「ハッシュタグはなくすべきだと思う」とポストしたのに対し、マスク氏が「イエス」と答えたからだ。これを受け、Xで11月9日18時半ごと「ハッシュタグ廃止」がトレンド1位になった。正式な通知はないものの、マスク氏の突然の行動はみなが知るところで、今後廃止される可能性はゼロではないかもしれない。
マスク氏はハッシュタグはなくてもいいとする一方、ユーザーの8割は反対
圧倒的にハッシュタグ廃止に反対するユーザーが多いので、さすがにマスク氏も実行にうつすことはないのではないか
また、イーロン・マスク氏の発言が物議を醸している。とある海外のXユーザーが現地時間の11月8日に、「ハッシュタグはなくなった方がいいと思う」とポストしたのに対し、その数時間後にイーロン・マスク氏が「イエス」と投稿したことに端を発している。
さらに、11月9日にXが「Xにハッシュタグは必要か」とのアンケートを行ったところ、「イエス」が11.1%、「ノー」が87.3%と圧倒的に反対の声が多かった。にもかかわらず、マスク氏は「ハッシュタグは過去の遺物だ。キーワードやフレーズで十分だ」と返信している。
これらの投稿から、一部のウェブメディアが「Xがハッシュタグ機能の削除を検討している」という内容の記事を掲載したことで、大きな話題となっているようだ。
これからの時代はハッシュタグではなく、ハッシュフラッグか
こうしたことから、Xで11月9日18時半ごろ「ハッシュタグ廃止」とのフレーズがトレンド1位になるような事態に発展している。このように、大きな話題となったのは、圧倒的に反対のユーザーが多いことと、マスク氏は今までにも急な独断で決定を下すことが多々あったので、今回もそうなってしまうのでは…といった、ユーザーたちの懸念もの表れでもあるだろう。
ハッシュタグは、共通の話題を簡単に探せるメリットがある一方、スパムやボットに活用されたり、本文以上の大量のタグ付けによって関係のないものに行きついてしまうことも多く、批判の対象になることも事実だ。Xのライバルとして登場したThreadsも、キーワード検索はできるもののハッシュタグは導入されていない。よって、ハッシュタグは今後、SNSからなくなっていくのではという意見もある。
その代わりになるかもしれないのが、「ハッシュフラッグ」だ。ハッシュフラッグはアップルのイベントなどで使われており、企業が宣伝目的で使用している。Xもハッシュフラッグで収益を得ているようで、これを廃止することは考えにくい。
マスク氏は行動が読めないので、みなが注目してしまうというのは彼の術中にはまっている気もする。Xには「フィードバックや信頼性を測る目安(%)を代わりにつけてほしい」という声に対して、「そういうのもよさそうだ」と反応しており、ハッシュタグの廃止だけではなく、なんらかの動きが今後あるかもしれない。結局、注目してしまうことになりそうだ。
引用元:【「Elon Musk(@elonmusk)」X】
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