株式会社on the bakeryが開催するセミナーに参加した企業を対象に「企業の各SNSの利用状況」のアンケートを行ったところ、最も利用されているSNSは「インスタグラム」であることがわかった。60%以上の企業が利用しており、SNSを運用している企業に限るとその利用は80%を占め、企業にとっての利用価値の高さがわかる調査となった。
SNSを自社運用している企業は外部委託企業の7.6倍 運用していない企業は約24%
企業にとってSNSはどれくらい利用されているのだろうか。2023年9月から10月の間、オンラインガチャ・診断作成ツール「クロワッサン」を提供する株式会社on the bakeryが開催するセミナーに参加した企業を対象に「企業の各SNSの利用状況」に関する調査を行った。回答数は299件。それによると、「SNSは自社で運用しているか・代理店へ依頼しているか」との問いには、自社で運用している企業が約66%、外部に委託している企業が約8.7%、運用していない企業が約24%との結果だった。
自社で運用している企業が多く、外部委託に比べると7.6倍以上もの差があった。一方、SNSを運用していない企業が4社に1社ほどの割合であることもわかった。
SNSで圧倒的に利用されているのは「インスタグラム」 60%以上もの企業が運用
次に、どのSNSの運用をしているかを聞いたところ「インスタグラム」は約61%の企業が運用しており、最も利用されていた。次が「X(Twitter)」で約56%。「YouTube」が約42%、「TikTok」が約29%、「Threads」が約16%と続いた。多く使われているのは、インスタグラムとX(Twitter)という予想通りの結果となった。それ以外のYouTubeなどは半数以下の利用にとどまっており、中でも今年話題となった、Threadsの利用数は低いのが現状のようだ。やはり利用登録者数が伸び悩んでいるので、企業としても積極的に使っていこうとはならないのだろう。
最初の問いで、SNSを運用していないと回答した企業が299社中73社あったので、運用している会社は226件となる。運用している会社の割合で見れば、インスタグラムの利用率は約81%にのぼり、企業の広告媒体としての強さを感じる。筆者もお店や商品などを探す際はインスタグラムを使うことが多い。やはり、写真一覧で見られる情報量の多さは魅力かと思う。さらに、文字で書かれるよりも写真から見る方がわかりやすいのは言わずもがなで、飲食店の店内の雰囲気やメニューなど一目瞭然だ。
最後の問いでは、フォロワーが1000人、または1万人を超えているかを聞いたところ、どちらの回答も約24%と同率だった。気になる商品や飲食店などについて調べたいときは、まずインスタグラムを開いてみるのが有効な情報への近道になることが多そうだ。
出典元:【株式会社on the bakery/@Press】
※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)